CV:坂本千夏
概要
花咲薫子が妖精コッペの力を借りて変身する伝説のプリキュア。本編から約50年ほど前に活躍しており、名前だけは序盤から挙がっていたが、その姿などはハッキリと描かれてこなかった。
砂漠の王デューンと戦った際に使ったハートキャッチミラージュの力の反動で、プリキュア化する力を失ってしまったとされていた。
第44話にて登場し、全盛期の若かりし頃の姿でのお披露目となった。
名乗りは「聖なる光に輝く一輪の花 キュアフラワー!」。
限定的な変身らしく、フォルテウェーブは使えなかったが、フラワーカーニバルとフラワーキャンドル、その他にも防御系の技を使用して見せた。
その際、現役プリキュア4人を戦闘不能にまで追い詰めた幹部二人が憑依したデザトリアンを単独で一蹴しており、生身の状態でも空手大会に優勝する実力を持っていた現役時代の強さの片鱗を見せている。次の回のデューン戦でも4人のプリキュアが敗れたため、再び変身し戦うも力及ばず敗北、この回が最後の変身となった。
容姿
髪は淡いピンク色のソバージュで、黄色い花の髪飾りを付けている。
服装はキュアブロッサムに似ているが、胸に赤いバラを付けている事、スカートの形状(ロングスカートが前方で裂けている)、ブーツがニーハイブーツである点などが異なる。
余談
おばあちゃんがプリキュア!?
史上初、ガチなキュアババア(疑惑のある人はいたが)。高齢でもプリキュアに変身し、しかも変身すると若返る事が判明した。
※ただし彼女のような逆のパターンもある為、「最も実力を発揮できる状態」になる、というのが適切なのかも知れない。
登場時期が終盤にまで持ち越されていたため、pixiv内ではその想像画が投稿されていたのだが
…おい、最後はちょっと待て。
更には…案の定だよ!! おまいらちょっと裏に来い。
また、一部で、「『乙女』でないとプリキュアに変身できない」という、どこかで聞いたことがあるような話も持ち上がっていたが、どうやら全然そんな事はなかったらしく、少なくとも「女性」であれば年齢上限は無くプリキュアに変身できるようだ。
…後に「性別」はおろか、「生物」であるかの制限すら無くなってしまったが。
※下限については不明だが、1歳の赤ちゃんであっても変身できる例は後に登場した。ファンの間では孫2号の待望論も根強かったりする。
誕生の経緯
そんなキュアフラワーだが、実は企画上元々存在自体が無かった。
序盤から名前が出ているので設定だけはあったんじゃないのかと思われるかも知れないが、『プリキュアオールスターズDX Blu-ray BOX』特典映像の声優座談会で花咲つぼみ役の水樹奈々女史が語ったところによると、薫子役の坂本千夏氏が「私もプリキュアになりたい!」とスタッフに直訴した結果、「薫子はかつてキュアフラワーだった」という設定が生まれた、との事。(つまり初期の設定では「花咲つぼみは先代プリキュアの孫」という設定ではなく、プリキュアに選ばれる過程も違うものだったようだ。ちなみにパートナーのコッペも企画当初は存在が無かったという証言がある)
…かつて美女怪盗三姉妹の末っ子を演じていた血が騒いだのであろうか。
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