概要
もしかして
またの名を水無月かれん。
キュアババアとは、アニメ『Yes!プリキュア5』および続編『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場する彼女への、ファンからの愛称。
あらすじ
2007年からの新番組、『Yes!プリキュア5』が発表される。
ところが、メインキャラクター5人を見てみると……
一人だけ明らかに年齢の違う人がいるっ!
……というところから始まった。
初出にはいろいろ説はあるが、二次創作の漫画が火付け役となったようだ。
実際、主人公である夢原のぞみ達よりも一歳年上の”中学3年生”だったが、かれんと同級生である秋元こまちがキュアババアと呼ばれることはあまりなかったりする。
なんというか、本編ではかれんの容貌に加え、言動や演出全てが実年齢以上に年増オーラに溢れていたのである。
すべての原因なので「かれんさんじゅうごさい」というタグもある。読み方は各々の心の中にある…。
外伝『キボウノチカラ〜オトナプリキュア‘23〜』では20代後半に成長した夢原のぞみ達が当時の姿に戻った上で再変身を果たしている。精神はもちろん20代のままであり、戦いぶりにも変化がみられる。
その後
2009年から放送の『フレッシュプリキュア!』には大人びた雰囲気のキュアベリー・蒼乃美希がいたが、実際作品を見るとまったくババアっぽくなかったので、すぐにババアとは言われなくなった。
彼女には、後にmktnという呼び名が与えられる。
2010年から放送の『ハートキャッチプリキュア!』にはガチでババア……というか67歳の元キュアフラワー・花咲薫子(メイン画)が登場する。
断っておくが、現役だったのは少女と呼ばれていたころの話である。
物語終盤でも一度だけ変身したが、その際はしっかり若返っていた。
また、同番組にはシリーズ初高校生プリキュアのキュアムーンライト・月影ゆりもいるが、彼女はかれんさんをはるかに超える高校2年生という年齢設定である。
しかし彼女の場合、キュアババアというよりはキュア辛気くさい。薫子のお陰でババア扱いを免れたとも言うべきか。
2011年放送の『スイートプリキュア♪』、2012年放送の『スマイルプリキュア!』では特に該当者はいなかった。(しいて言うなら、スマイルプリキュアではババアが若返って視聴者を驚かせたり、星空タエ媼(みゆきの祖母)によるばあさん最強伝説があったりした)
後の小説版では、ある事情によって5人が24歳になった姿のままプリキュアに変身している。
2013年放送の『ドキドキ!プリキュア』では、追加キュアとして登場したキュアエースが、明らかに他4人のメンバーより年長者である容姿であるうえ、ルージュを引いた化粧のせいでケバさがあるせいでババア呼ばわりされることとなったが、その正体である円亜久里はババアどころか小学生であり、むしろロリキュアだったという事実が判明する。
変身すると成長するタイプのプリキュアの登場に多くの人が騙されたのであった。
まして似非キュアババアまで登場するとは、誰が思っただろうか。
さらに妖精にもババアがいたのだから、もう何が起こっても驚くなかれ。
2014年放送のハピネスチャージプリキュア!に登場したキュアフォーチュンの姉、キュアテンダーこと氷川まりあは年齢が明かされていないが、ファントムとの戦いに敗れ長年封印されていた間に友人が結婚している。女性は16歳(放送当時。2022年4月以降は18歳)から結婚できる事や年の離れた友人かもしれないのも否定は出来ないが、戸籍上の年齢は成人している可能性がある。しかしながら封印されていた間は年を取らないのか肉体年齢は比較的若々しく見える。
2015年放送のGo!プリンセスプリキュアのキュアマーメイド・海藤みなみは
かれんと猛烈にシンクロする外見で、しかも主人公より一つ年上、キュア生徒会長という役職まで被っていた。
…のだが、努力家でシリーズ屈指の鋼メンタルの持ち主の春野はるか、職人気質で天才肌のモデルの天ノ川きらら、トワイライトとしての業を背負いつつ祖国の復興を悲願に戦う紅城トワと、他のメンバーが揃いも揃ってみなみよりも一歳年下なのに意外に大人びており、みなみ本人も家族の期待と外の世界への憧れとのジレンマで思春期なりに思い悩む描写があり、最終的には年増扱いされることはなくなった。
2016年放送の『魔法つかいプリキュア!』では最終決戦後数年が経過し、朝日奈みらい、十六夜リコの2人は大学生相当の年齢(正確な年齢は不明)にまで成長していた。
再会を果たした2人は花海ことはの遊び心で共に過ごしていた中学生の頃の姿に戻され、その姿のまま久しぶりにプリキュアに変身している。外観は中学時代の変身と全く変わらなかったが、精神まで若返ったわけではないので、一応20歳前後の年齢でプリキュアに変身したことになる。
2017年放送の『キラキラ☆プリキュアアラモード』では久々に高校生プリキュアの琴爪ゆかり、剣城あきらが登場。ゆりと異なり初期メンバーであることも手伝って、思春期らしい未熟さを抱えてる描写が序盤から多く、年上ながら比較的中学生メンバーと対等に扱われている。ただゆかりは時折謎のカリスマ性を発揮することがあり、さすゆかという別称が与えられることに。
そして2018年の『HUGっと!プリキュア』では、第48話にて主人公野乃はなの祖母・庵野たんぽぽとその友人ヨネが一時的にプリキュア化。
彼女らは見た目もガチのばあさまで、元プリキュアといった背景もなし。
加えて老若男女問わず人類が全員プリキュア化するという状況であったため、彼女ら以外の地球上のばあさま全員もプリキュアになっていたと思われる。
まさに公式が最大手。
また、第36・37話ではまほプリ勢に加え、プリアラ勢も最終話ラストの大人の姿で再登場(プリアラ勢も正確な年齢は不明)。いずれもドクター・トラウムの時間操作ビームで強制的に現役当時の姿に若返り、その状態からプリキュアに再変身している。
2023年の『ひろがるスカイ!プリキュア』では高校生を通り越して新成人(18歳→19歳)のプリキュアとして聖あげはが登場し、レギュラーでは初の成人かつ最年長になるが、上記の前例がある上、他のメンバーとは比較的対等な関係である事もあり、あくまで「姉貴分」的な位置づけであり、過度に年増な扱いをされることはまず無い。
2024年の『わんだふるぷりきゅあ!』では、シリーズ初となる普通の犬が変身するプリキュアとして犬飼こむぎが登場。人間態の外見は飼い主の犬飼いろはと同年齢程度に見えるが、実年齢は少なくとも成犬とされる1歳(人間換算年齢だと18歳程度)を超えているのは確実であり、見た感じでは5〜9歳程度(人間換算年齢で30~60歳程度)の体格に当たるので該当する可能性がある。
同作品ではシリーズ初の普通の猫が変身するプリキュアとして猫屋敷ユキも登場。人間態の外見は飼い主の猫屋敷まゆやいろはと同年齢程度に見えるが、本編から3年以上前にまゆと出会ったため少なくとも成猫なのは確実であり、まゆと出会った当時は子猫だったため本編では3〜4歳程度(人間換算年齢で30歳程度)と思われ、彼女もキュアババアに当たる可能性がある。
もっとも人間とは違う動物であるため、単純にキュアババア扱いできるのかは議論の余地がある。
関連タグ
キュアババァ(表記ゆれ)
ふたりはタマキュアSilverSoul:もうひとつのキュアババア