概要
そもそも琴爪ゆかりはキラキラ☆プリキュアアラモード本編開始前から色々な話題性を持っていた。
・7年ぶりの高校生プリキュア(しかもシリーズで初めて高校生で覚醒)
・才色兼備のクールビューティーっぽい立ち姿
・他メンバーの中の人がキャリアの浅い人が多い中ゆかりのCV担当は初音ミクなどかなりの知名度のある役を持つ藤田咲
・しかも藤田女史は『GO!プリンセスプリキュア』で先代キュアフローラ/チエリを演じており古代のプリキュアから現代のプリキュアに転生したというネタを持つ
など様々なセールスポイントを持っていた。
そして本編開始以降も、
・勉学や新体操共に完璧にこなす
・初見のクレーンゲームでもすぐにコツをつかんでぬいぐるみを入手
・料理スペックも中学生トリオより高め
・ファンクラブもち
と前評判通りのクールなハイスペックぶりを視聴者に披露していく。
………だが、ゆかりには”更なる隠された特技”があった。
それを目の当たりにした視聴者は更に戦慄する事になる。
智将琴爪ゆかり
悪い妖精との戦いが一段落し彼らを背後から操っていたジュリオと交戦し始めてからは、ゆかりは他人の感情の機微に鋭く、相手の言動を見極め冷静に対処できるという特性がクローズアップされるようになる。
いちかたちの秘密を探る為ジュリオが変装して黒樹リオとして接触してきた際メンバーで唯一彼のきな臭さを感じ取っていたり、第14話ではあおいが令嬢なのにもかかわらずロックバンドやパティシエ活動に勤しむのを苦々しく思っていた水嶌みつよしの考えを改めさせる為、立神コンツェルンのパーティーで他の召使に根回しする周到さを見せる。
そして16話では目をつけていたジュリオの尻尾を掴むために、「この流れだと次は…」と、自分が狙われるのを予測した上で行動開始。
開いた茶会にいちか達と一緒にリオを招き、彼と二人きりになったところで”自分には年の離れた姉がいて、彼女が家を継ぐと決まっている分自分は自由だがそれが苦しい”というフェイクをかける。
その後ジュリオと一対一の戦闘に突入し追い詰められたふりをして、調子に乗った彼に姉の存在を喋らせ口を滑らさせることに成功し、ジュリオがブラフにまんまと引っかかった事を告げる。
ゆかりを追い詰めたつもりが逆に最初から自分が嵌められていたと気づいたジュリオはすっかり取り乱し、ゆかりに主導権を握られて翻弄され撤退する羽目になった(後の第22話ではジュリオの過去と顛末が判明し、掛けたフェイクが図らずも彼の過去に触れていたことが明らかとなった)。
続く17話ではジュリオの正体を知らせる為にメンバーを臨時招集したり、いちかが変身不能になっている間代わりに指揮を執るなど、戦闘パートにおけるサブリーダーとして活躍した。
18話ではキラパティの悪い噂を流したビブリーの暗躍をファンクラブの協力を得て阻止し、戦闘時にはショコラとのコンビでビブリーを追い詰めた(この時ジュリオとビブリーを操っていた黒幕がノワールなる存在だと聞き出せたものの、ビブリーには逃げられてしまった)。
様々な悪事に手を染める悪役を逆に謀略で嵌めるなんて、琴爪ゆかり…恐ろしい子!
関連タグ
さすおに…この手のタグの元ネタ。当の人の演者は前作でプリキュア役を演じている。
アトランタ星人…ゆかりの正体を知りつつ、挑発するリオの態度や目のアップを多用した演出、ゆかりの容赦ない反撃など16話の元ネタと思われる。