概要
このライトノベルおよびゲームはGURPS・妖魔夜行に引き続き、世界観の一新やルールの大幅な改訂などを行った和製GURPS SURERとなるサプリメントおよび小説等のシェアワールドの一種であり、この項目では前作品に当たる「妖魔夜行」に関しても説明を行う。
ゲームの内容
この作品の内容は退魔系、すなわち「強大な敵を打ち破る」ことを目的としているが、そもそもこの作品の場合特にゲームでは「プレイヤーは妖怪であり、基本的に敵も妖怪」というスタンスとなっており、超人ヒーローの戦いを描くSUPERとはやや趣は異なる。
分類
この作品は一応ホラーに分類されているが、通常ホラーは「相手が正体不明だから怖い」という側面が存在し、自身が妖怪で、同等の能力をもつ妖魔夜行や百鬼夜翔は「ホラー物ではなくアクション物やヒーローものに近くなる」事を念頭に置く必要があるかもしれないが、第三者たる人間視点ではどっちもホラーなのだが……。
設定
この世界の「妖怪」は「人間等の「思い」が生命エネルギーを生み出した存在」として定義され、人々に忘れられたりしない限りは死ぬことはない存在として描かれており、そのため、妖精のようなものや神様、付喪神、あるいは都市伝説上の存在、果ては創作上の存在など、多種多様な存在がこれに分類され、人間の中にも設定上この存在となるものも存在している。
展開等
基本的に小説は角川スニーカー文庫から発売されており、TRPGに関しては角川文庫の角川スニーカー・G文庫で、1997年以降はGURPSの権利の関係で富士見書房の単行本および富士見ドラゴンブックから発売されている。
妖魔夜行
この作品の前作品に当たる妖魔夜行は、1991年から小説作品として展開が開始され、TRPGに関してはおそらく角川書店から発売されていた雑誌コンプRPGにて一部ルールが公開され、1994年に単行本としては発売されたと思われ、TRPGの展開は角川書店がTRPG関連の出版を停止する1997年まで、小説の展開は2000年まで続いたが、のちに2011年に一冊出版されている。
百鬼夜翔
妖魔夜行の小説の展開においてネタバレになるため詳細は記述しないが2000年には大きな変異が発生、それまでの設定やキャラクター、拠点などの多数が破壊され、新たな設定が追加されたことにより、それまでとは異なるものとして発表された。
- 小説の舞台は東京から横浜へ
- 新たな妖怪の発生が増加している
- 人間に妖怪の存在が知られるようになり敵対する人間も存在するようになった
- TRPGに関しては角川書店から富士見書房への移動が行われた
- 小説においてはそれまでの「どれを最初に読んでも変わらない」から「時系列を追う」ものとなった
これらのうち、TRPG関連は2002年にルールが発売、リプレイが2004年まで、小説は2005年まで展開が続いた。
だがしかし
なぜこの項目で前作品であるものまで説明しているかというと、「妖魔夜行」という名称が「東方project」関係の内容( 正式には楽曲 )に使用されており、あまつさえそちらの親記事も「東方」に取られているためであり、しかもこのタグも「東方卓遊戯」の「ガープス・百鬼夜翔を幻想郷住人がプレイ」の作品が本来メインであるはずの「百鬼夜翔」本体の作品より遥かに多くなってしまっているという状況になっている。
関連タグ
妖魔夜行:山本弘