概要
主にライトノベルを発行していた出版社。また、「ソード・ワールド」をはじめとするテーブルトークRPG関連書籍の出版元としても有名。
本来は角川書店では扱いにくい学習参考書や教育副読本(俳句などの)ニッチ層向け文芸書を出すための会社だった。
のち教育系が角川本体に取り上げられたため、この窮地を凌ぐため角川が見向きもしなかった時代小説や官能小説の受け皿となっていき、この流れから『くりいむレモン』の小説版に端を発した「富士見美少女文庫」を出したことで、年少者向けの流れが生まれ、1988年に富士見ファンタジア文庫を立ち上げて以降はライトノベルに事実上特化していくことになる。
1991年に角川書店に吸収合併され一度は消滅、社内カンパニー(事業部)に転換したが、2005年10月に再び独立・設立された。しかし、2013年9月30日をもって再び角川書店(KADOKAWA)に吸収合併され、再び社内カンパニーに戻ってしまった。