現象
マンガ『キン肉マン』黄金のマスク編で、人間だった頃のジェロニモが悪魔将軍に挑んでいる時に起きた怪現象。ジェロニモはリング上で悪魔将軍にスピン・ダブルアームをかけられているのに、なぜかリング脇にもロビンマスク達と一緒に驚いているもう一人のジェロニモが現れたのであった。
・・・まあ、一言で言えば作画ミスである。
※なおこのシーンは通常単行本はもとより、ジャンプコミックスセレクションや文庫本でもなぜか修正されていませんでしたが、新章掲載に伴う際単行本化で無事修正が加えられました。
なおこのネタは2016年10月27日放送のアメトーーク『今もアツイぞ!!キン肉マン芸人』でも紹介された。その際に単行本17巻の登場人物紹介にて、ジェロニモの名前がアパッチとなっていることを取り上げ、『観戦しているキャラはジェロニモではなくアパッチなのでは?』という説も紹介された。
その他の例
- アニポケ無印編第241話で、トゲピーがサトチュウと遊んでいるシーンの次の画面でなぜかトゲピーがカスミに抱かれていた。
- 漫画「ザ・ドラえもんズスペシャル ロボット養成学校編」では、ドラえもんズの7人が深海に眠る沈没船の宝を探しに行くというエピソードにて、ドラ・ザ・キッド、エル・マタドーラ、ドラリーニョの三人が水中に潜り、残りの4人が空気補充と通信を担当する…という割り当てになったのだが、ドラえもんが船上で綱を引き上げるシーンで思いっきりキッドとドラリーニョが綱を引いているという空前絶後の作画ミスが描かれたことがある。しかも、次のコマでもキッドが船の上にいるし。
- トランスフォーマー(G1)では、ジェットロンのスタースクリーム、スカイワープ、サンダークラッカーが頻繁に間違えられ、スタースクリームの反逆に憤激しているメガトロンの背後にもスタースクリームがいるといったような、明らかにおかしいシーンが山のように存在する。
- ちなみに上作品の元になったシーンではスタースクリームが2人並んでいるという明らかな珍妙ぶり(おそらくしゃべっていない片方はスカイワープかサンダークラッカーのどちらか)だが、その後のシーンでも一緒にいた方がスカイワープだったりサンダークラッカーだったりスタースクリームの代わりにその2人だったりと度々入れ替わっている。
- これ以外にも駆け出したコンボイの後ろに引き留めるように手を伸ばすコンボイがいたり、メガトロンが移動したはずの場所に別のメガトロンが残っていたり、捕まったはずのマイスターとインフェルノが基地で仲間達と共に自分が拷問を受ける脅迫映像を見ていたりと、場面やキャラを問わず分身は日常茶飯事となっていた(『2010』ではザ・ムービーで戦死したはずのサイバトロンメンバーがデストロンのモブとして登場していたなんて事態もあった)。
- ONEPIECEアニメ226話にて、ゾロが戦っている横で見ているナミ達の中にも、もう一人ゾロがいる。
- イナズマイレブンオリオンの刻印アニメ11話にて、FFIアジア予選・サウジアラビア戦で野坂悠馬が一星充の方を見るシーンで、直前で負傷してベンチに入った吹雪士郎がフィールド内で立っているだけでなく、ベンチに居るはずの剛陣鉄之助もフィールド内に立っている(DVD&Blu-rayで修正済み)。
- GB『SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ』エンディングで、二人の戦士ガンキャノンがいるシーンがある。かわりに騎士アムロの姿が見えない。
- アニメ版星のカービィ 62話ではフーム達と一緒にいたはずホッヘ(アニカビ)達キャピィ族の子供3人組が避難するシーンにも何故か描かれていた。
真相?
2019年5月23日発刊された『<学研の図鑑>「キン肉マン「超人」』によるとこの現象について「ジェロニモは悪魔将軍のスピン・ダブルアームのあまりの勢いに幽体離脱をして、至近距離から自分の戦いを見ることとなった。」と説明されている。
しかし図鑑とは発刊された時点での通説を掲載するものである。そのため今後新説が公式見解として出される可能性は大いにある。だってゆでだから・・・
ちなみにゆではケンドーコバヤシとのトークショーでこの件を非常にしている素振りを見せていた。