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「次は止められない…… いえ、止めさせない! アタシのノワール様への愛は誰にも!!」

CV:千葉千恵巳


概要編集

キラキラ☆プリキュアアラモード』にて登場するキラキラルをうばう存在の一人。

本作の悪の黒幕であるノワールの下僕で、ノワールに絶対的な忠誠を誓い、プリキュア達と敵対する。

初登場は第17話終盤。同話でジュリオが敗北したため、第18話から彼に代わってプリキュアと戦うことになる。


文字通り真っ白な肌に金色の瞳(ハイライト付)、ツインテールにしたミントグリーンの髪に黒いヘッドドレスをつけ、ゴスロリ風の黒いドレスを身に纏っている。

また、赤いシルクハットをかぶった緑色の不気味な人形(ヒプノティ・パペット)のイルを肌身離さず持ち歩いている。イルのシルクハットには、ジュリオのロッドと同じ黒い星のマークが入っている。


キャラデザの井野曰くデザイン上の想定年齢は20代前半くらいと意外に高く、身長は靴底込みでジュリオより若干高め。

ビビブリーちゃん


人物編集

性格はプリキュアシリーズの悪役少女幹部のご多聞に漏れず我儘かつ意地悪エゴイスト

その上、サディスティックな面もあり、独断専行に走った上に失敗したジュリオを容赦なく罵倒し、ボロボロになった彼のロッドを笑いながら蹴り飛ばしたり、気に入らないものは露骨な侮蔑の表情とともに「ダッサ!」と小馬鹿にしたりするなど、性根はかなり捻じ曲がっている。


ノワールへの愛編集

ノワールへの忠誠心は高く、というワードを使うほどノワールに心酔している。

そのため、同じノワールの下僕でありながら、ノワールの意に添わない独断専行に走ったジュリオとの仲は決して良くない(もっとも、敵キャラクター同士の仲が悪いのはプリキュアシリーズのお約束でもある)。仲間意識はほんのわずかにはあるらしい。

そんなジュリオよりも、ノワールからの授かり物ということもあって、イルの方がずっと大切な存在であり、戦いで傷つけられると抗議したり、遠くから投げ出されると慌てて受け止めに行くといった具合に、自分の体の一部ともいうべき愛着を示している。


しかしビブリーの語る「愛」は、愛情よりも「依存」の要素が強い。

ビブリーはノワールに盲目的かつ一方的な信仰心のようなものを抱いており、プリキュアが語る「愛」と同列に語れる存在ではない。

ゆえにノワールが自分以外の者に目をつけると、ビブリーは嫉妬し、あからさまに不快な感情を示す。だがしもべたちの「心の闇」を好むノワールはそんなビブリーの心理を良しとして扱っている。

ひとりにしないでビブリーちゃん!(とコミケ告知1)


ビブリーとスイーツ編集

基本的にキラキラルを『ノワール様に捧げるためのもの』という認識で通しており、スイーツ自体には無関心。

この辺りは悪い妖精に似ており、憎悪ではあったがスイーツに対して強い関心を持っていたジュリオとは決定的に異なる。

ジュリオは人間の心からキラキラルを奪う一方で、スイーツそのものに対しては最後まで手を出すことはなかった。これは彼のスイーツへの複雑な愛憎ゆえだが、ビブリーはスイーツに対してトラウマも思い入れもない。スイーツのキラキラルもそこに籠められている量が大きいならば躊躇なく奪うし、逆に食べた人間の心のキラキラルの増幅量が大したことなければそちらは無視する。


ただ、人間たちが「みんなで仲良く楽しんでいる」場面に遭遇すると嫌悪感や不快感を露わにし、「つまんない」「ムカつく」と吐き捨て、リア充ぶった連中の楽しみを台無しにしてやろうと嫌がらせをする。

ビブリーはスイーツ自体はどうでもいいのだが、そのスイーツが「みんなで仲良く楽しんでいる」シチュエーションを作り出しているならば、決して看過せずにキラキラルを奪ってイルをけしかける。

またプリキュアが「どんなに嫌がらせされようと皆に喜んでもらうためスイーツを作り続けたい」という旨を宣言した際は「はぁ?」と素で返しており、その手の感情や理念を理解していない模様。


また、ジュリオは宇佐美いちかが作るアニマルスイーツのキラキラルの量が格別なことに強い興味を示してキラパティのスイーツを食べた人間ばかりを狙っていたが、ビブリーはそこまでキラパティのスイーツに固執していない。初めての出撃でやったこともキラパティを風評被害で潰すことであり、キラパティを利用するよりも「あそこの店員も客もみんな楽しそうでムカつくから排除したい」という思いの方が強い。

ビブリーちゃんビブリー


シエルとの関係編集

ビブリーがいちご坂に派遣されたのと同時期に天才パティシエ・キラ星シエルもいちご坂にやってきたため、ビブリーは当初からキラパティよりもシエルの方に注目していた。

シエルはスイーツ作りの技術が純粋に高いため上質のキラキラルがこもったスイーツを作り出すし、彼女の店はキラパティとは比較にならないほどの人気店であるため、それを食べて心のキラキラルを増やす客の数も多いのである。

作中でもビブリーが奪うキラキラルの多くが、シエル絡みのスイーツである。

しかし、ビブリーがシエルに何度もちょっかいを出したことは、同時にシエルを守ろうとプリキュアが動き出して、シエルといちかを近づけることになってしまった。その結果、シエルはキュアパルフェへと覚醒することになる。

それはビブリーにとっては大きな屈辱となり、シエルおよび彼女が作るスイーツに対しては無関心ではいられなくなる。

ビブリーにとってのシエルは、ちょうどジュリオにとってのいちかのような特別な因縁が生まれている相手のようだ。

シエビブも参照)

ライバル26話最高でした


能力編集

自分が抱いた感情を人形のイルへと伝え、その思いをイルの口から発する言霊に乗せて放つことで伝播させ、人々の心を操ることが出来る。この力により、他人の悪い噂を町中に流して評判を落とすといった情報操作を行えるようだ。

その他にも、空間に穴をあけて自分達のアジトがある異世界までの道を作ることが出来る。


戦闘スタイル編集

「キラキラルよ闇に染まりなさい!ノワール・フィリング!」


プリキュアと戦う際は自分が戦うのではなく、巨大化させたイルに戦わせるのが基本パターン。

人間やスイーツから奪ったキラキラルをビブリーが闇に染め、それを吸収することでイルが巨大化する。ビブリーは、この状態のイルを「アタシの愛の化身」と称している。

フィリングとはパンやお菓子に入れる具材のこと。


ただ、ビブリーの目的は「キラキラルをノワールのもとへ送る」ことなので、巨大化したイルは基本的にプリキュアと戦うことよりもビブリーが戦場に出現させる「次元の穴」をくぐって脱出することを優先する。プリキュア側がキラキラルを取り戻すためにはイルが逃げ去る前に倒さないといけない。

(実を言うと、ジェリオにも同様の命令が下されていたのだが、彼は大量のキラキラルを効率よく集める「実験」のために、自分からプリキュアに喧嘩を売っていた)


勝手な「実験」のためにプリキュアを挑発した挙句、敗北したジュリオのことを馬鹿にしているが、「人間の心がキラキラルを増幅させる」ということを発見した点については評価しており、ノワールにより大量のキラキラルを献上するため、人間の心のキラキラルを奪うことに躊躇はない。そればかりか、武器を持たない一般人にイルをけしかけるほど強い攻撃性と敵意を示しているためゆかりとあきらはジュリオ以上に危険な存在と認識している。

ビブリー自身が直接戦うことは殆どないが、キュアマカロンの攻撃を軽々と躱すくらいの身体能力はあるようで、また掌に収束させた闇のエネルギーを弾丸のように放つことが出来る。

イルとビブリービブリー


ビブリーが作成した巨大イル編集

話数外見能力キラキラルを奪われた存在モチーフのスイーツ※1
18話積み重ねた布地のお腹とキリンの模様巨大なクレープの皮を発射し相手を簀巻きにする右記スイーツと、それを食べた少年キリンミルクレープ(いちか制作アニマルスイーツ
19話白いふわふわの毛皮が全身を纏う綿あめ状の粘着力あるクリームエネルギーでプリキュアを拘束する右記スイーツ(食べた人の心からは奪われていない)ロンドゥ・デ・ラパン(シエル制作スイーツ)※2
20話ミツバチのような羽根が生え、ミツバチのシマシマ模様が全身に描かれる高速飛行し、針で敵を突き刺す右記スイーツ(食べた人の心からは奪われていない)蜂蜜たっぷりのパンケーキ(シエル制作スイーツ)※3
21話真ん中にいちごムースケーキがあるプリン体モンスター巨大な足で踏み潰す。黒い雲を発生し雷を落とす。右記スイーツと、ビブリー※4ペコリンムースケーキ(いちか制作アニマルスイーツ)
23話ビブリーと巨大イルとの融合体①巨大な足で踏み潰す。口から闇の力を発射して破壊。ビブリー※5なし
26話氷の塊と巨大イルとの融合体氷の塊を発射する右記スイーツペンギンかきごおり(いちか制作アニマルスイーツ)
32話ビブリーと巨大イルとの融合体②多数の触手で攻撃するビブリー※6なし

※1:巨大イルにはキラキラルを奪ったスイーツの外見が反映されている。

※2:シエルがいちかに刺激を受けて作った「うさぎをモチーフにしたケーキ」。アニマルスイーツではない。うさぎらしさを表現するために綿あめが材料に使われており、巨大イルの外見にはそれが反映されている。

※3:シエルと同時にいちかがアニマルスイーツ「くまパンケーキ」を作っていたが、お客は皆シエルのケーキを口にし、皿に並べられていたのもシエルのケーキばかりだったのでビブリーもそれを狙った。しかし実際のところ、くまパンケーキの方が口にした親子のキラキラルが多く増幅したことが同話エピローグで判明している。

※4:戦闘の途中、ビブリーが自分の心のキラキラルを直接巨大イルに投入し強化させている。

※5:ノワールがビブリー自身を直接イルに投入してパワーアップさせた。ビブリーが巨大イルの体に乗り移ったかのような状態であり、この状態の巨大イルはビブリーの声で喋る。

※6:闇に染まったイルが勝手に動き出し、ビブリーを飲み込みパワーアップした。ビブリーはイルを動かすための「生体バッテリー」のような扱いにされてしまい、イルの体内で苦しみ続ける。


過去編集

第26話の回想で、断片的な描写であったが幼少期のビブリーの姿が描かれている。

ジュリオと違って人間として生を受けたようで、石畳の道路に欧風の建築物とガス灯が並ぶどこかの町にいた。

どうやら何らかの事情である日突然「ひとりぼっち」になってしまったらしい。具体的に何が起こったのかはこの時点では不明だったが、「誰も私を愛してくれない」という台詞からすると彼女に寄り添ってくれる者は誰一人いなくなり、周囲の者たちからは冷たい目で見られていたことが窺える。

寂しさに耐えきれなくなり路傍で天に慟哭した時にノワールが現れ、「美しい… 闇の中の孤独なる叫び。私が君に愛を授けよう。孤独を満たす闇の力を授けよう。愛しているよ。君だけを」との言葉とともに、自分の心から闇色のキラキラルを抜き取られ、それがイルとして具現化した。

ノワールの言うように闇は彼女の孤独を癒してくれた。他人の幸福をブチ壊すことで得られる暗い悦びは、自分を押しつぶそうとする孤独の苦しみに抗う活力となった。心からキラキラルがなくなりかけていたビブリーは、心に闇のキラキラルを満たすことでなんとか生き抜くことができたのである。

他人からどう思われようがビブリーにとってノワールは救済者であり、ビブリーはジュリオと同じく洗脳などはされておらず、本心からノワールを愛している。


なお、描写的には10歳にもなっていなかったくらいの頃にノワールに出会っているようなので、時代背景も考慮すると、ノワールのしもべとしては最近加わったジュリオはもとより、グレイブよりもずっと古株ということになる。

ロリビブリーとノワールしゃまビブリー


真実編集

第23話でノワールから直々に力をもらってキュアパルフェの覚醒阻止に挑むものの、見事に敗北。それ以降、ノワールはビブリーに対して一切の接触を行わなくなった。

怒られたり粛清されることよりも無視されることの方がビブリーには辛いこと。ビブリーの心が限界まで追い詰められたときに、ノワールから「これが最後だよ」とプリキュアを必ず倒してくるようにと指令が届く。それはビブリーの心の闇が極まるのを待っていたかのようなタイミングだった。

そしてビブリーはノワールから再び闇の力を直々に与えられ、第32話でビブリーは背水の陣の心持ちで出撃。いちご山の祭壇の前でプリキュア達と決戦を行うことになった。

圧倒的な力でプリキュアを追い詰めるが、そのときにいにしえのプリキュアルミエルの干渉により、プリキュアとビブリーがともに過去のいちご坂にタイムスリップして、戦いは中断された。


プリキュアたちとはぐれたうえにイルを現代に置き忘れたため、どうにか元の時代に帰ろうと手がかりを探して街をさまようビブリー。だが、この時代のいちご坂は夢も希望も失われた陰気な街となっていた。

空は常に曇天が覆い、不気味な霧が街全体を包み込み、昼間でもまるで黄昏時のような明るさしか持たない。そんな薄闇の中を謎の魔獣が徘徊するという極めて危険な事態となっていたのだ。

そしてそれに怯える住民達の心も闇に当てられておかしくなっていった。誰の心からも他人を思いやる余裕がなくなり、他人を傷つけてでも自分だけが助かればいいと喧嘩や騒乱が常に耐えない殺伐とした無法地帯と化していた。

他人を押しのけるほどの力や知恵がない者は生きる意欲を失い、心を閉ざして引きこもってうずくまるのみであった。


ビブリーはこの街の様子を見たとき強烈なデジャブを感じた。

街の様子がおかしくなり、牙をむく魔獣が人々を襲う。それは自分がかつて体験していた風景。


「ここは、わたしがひとりぼっちになった、あの時、あの場所…」


そう、ビブリーはこの時代のいちご坂の住人だったのである。

確かにいちご坂は石畳の道路に欧風のクラシカルな建築物が並ぶ街なので推理を働かせればこのことは推測可能であったが、ほとんどの視聴者はビブリーの故郷を外国と考えていたのでこのことはかなりの驚きを与えることになった。


あの日ノワールと出会った幼少期の頃は、この街がおかしくなった原因について考える余裕はなかった。ただ自分に手を差し伸べてくれたノワールを救いをもたらすものとして信じ続けていた。

しかし、ノワールのしもべとして成長した今のビブリーは気づいてしまう。この街がノワールの闇の力に覆われていることを。この街を襲う魔獣達はノワールのしもべである「闇のアニマル・ディアブル」であったのだ。

この魔獣は、周囲の空間そのものを闇に包むことで近くに存在するありとあらゆるキラキラルを闇色に塗り替える。そしてディアブルの闇に包み込まれた街の中にいた人たちは、その悪影響を受ける。形のない不安に囚われ、猜疑心を募らせ、今まで自分にとって大切だった身近な人たちさえも信じられなくなり互いに争い傷つけ合うようになる。

自分が「ひとりぼっち」になったのはこの街がおかしくなってから。ということは、自分を不幸に突き落としたそもそもの原因はノワールであったこととなる


具体的にビブリーの身に何があって「ひとりぼっち」になったのかは曖昧にしか描かれなかったが、彼女の家族はおそらくは他の街の住人と同じく心が壊れてしまったのだろう。

生きる意欲が失われたことでビブリーはネグレクトされたのか、他人を思いやる心が失われたことによって虐待されたのか…… どちらにせよプリキュアシリーズでは具体的に描写しにくいところだが、ビブリーが「誰からも愛されない」境遇に陥ったことは間違いない。

(アニメージュ増刊号での暮田・貝澤両SDのインタビューによると、設定上ではネグレクトされたことになっており、脚本段階では無気力になった母親に幼いビブリーが置き去りにされる回想シーンがあったと言うこと。ただ、ルミエルが街の住人のキラキラルを取り戻すために工房を開いていることが作中でしっかり描かれている以上、ビブリーの母親の存在を作中で明示してしまうと「ビブリーのお母さんを昔のプリキュアは助けられなかったの?」と言うモヤモヤがTVの前の子供達に強く残ってしまう。また、せっかくいちか達が100年前にやってきたのにビブリーを助けるためになにもできないのかと言う感じも出てしまいかねない。しかしこの時代の幼いビブリーが不幸な目にあって100年後にプリキュアの敵になる事実はなかったことにはできない。要するにルミエルも現代のプリキュアも、何をやってもこの時代の幼いビブリーを救えない。このことに細かい理由をつけて描いたとしても「プリキュアの力が及ばなかった敗北のドラマ」にしかならないので、ビブリーがひとりぼっちになった経緯については曖昧にして、代わりにビブリーの心情にクローズアップする演出にしたと言うこと)


終盤の第48話では光と闇の関係性を表現する一環として「私、”いらない”って……」と泣きながらノワールに独白する幼いビブリーの姿が描かれている。この前後のセリフは語られなかったが、親から捨てられたという示唆であるのは確かだろう。

なお上記の通り親のことを中盤で敢えて描写しなかったことにしっかりとした理由があるにもかかわらず、かなり後になってから掘り返すような形になってしまっているが、これは第46話でルミエルとノワールの間に起こった全ての始まりとなる出来事が開示された事、ビブリーが改心済みであること、戦いの場が現代のため過去のビブリーをどうにかできる状況ではない事などから、プリキュア側の弱みを隠す必要が無くなったからと推察される。


このタイミングになるまでビブリーが自分をひとりぼっちにした原因について考えようとしなかったことはノワールが暗示のようなものをかけていたと考えるのが自然だが、ノワールの愛に依存するビブリーが無意識に自ら記憶を封印したのかもしれない。

だが何にせよ、ノワールが自分に真実をあえて黙っていたことは変わりはなく、ビブリーは、ノワールは自分を都合の良い操り人形として利用しているだけで愛なんてなかったのではないかと迷いが生じることに。そう思ってしまった時点でノワールに対して強い恐怖を感じるようになってしまった。

この後ルミエルによってプリキュアとビブリーは現代に戻されるが、もはや何を信ずるべきかわからなくなったビブリーはプリキュアと戦うこともできなくなってしまっていた。しかし、ノワールに依存したがる「自分のもうひとつの心」でもあるイルは、自らの意思でビブリーと同化してしまい、プリキュアとの本当の最終決戦となる。


なお、ビブリーが幼少期を過ごした時代のいちご坂は100年ほど前なのだそうだ。放映年度からみて100年前となると大正時代ということになる。つまりビブリーの実年齢は…  おや、誰かき(ry


プリキュアとの和解後編集

第32話でビブリーを取り込んだイルは、キラキラルクリーマーのキメ技「プリキュア・アニマルゴーランド」で浄化消滅。これによりビブリーはイルから解放されたが、代償としてノワールから与えられた闇の力の大半を失ってしまった。

同話のラストシーンでは以前に比べて髪の色が僅かに濃くなっており、肌も真っ白な色から、赤みがかった普通の肌色になっているなど、人間性を取り戻したかのような描写がなされている。

服装もノワールのしもべ達専用の制服から、ピンクと白を差し色にしたゴスロリドレスに変わっており、スカートのフリルがグレーからピンクになった他、フリルカチューシャも白になっている(第32話予告では黒のまま)。

ビブリーとキラリン


ただ、ノワールのしもべは別に性格が改変されるような洗脳がされたわけではなく、自分の意思でノワールの元についた者たちである。闇の力を失ったら自動的に善人になる訳ではなく、この後闇と決別するか、力を取り戻そうと再び闇に戻るかは本人次第である。

ビブリーも浄化されてもツンツンした態度や我儘な性格はまったく変わっていないのだが、ぼやきながらもシエルのいう事を素直に聞いたり、ペコリンにねだられてカップケーキを普通におすそ分けするなど、敵対していた頃の冷たさは無くなり、比較的優しい笑みも見せるようになった。

ちなみに、第33話ではビブリーがシエルと一緒にクッキー作りをさせられるのだが、そこからはキラキラルが生み出されており、ビブリーが心の闇(=孤独への恐怖とノワールへの依存心)を現時点では乗り越えられていることが暗示されている。

もっとも、ビブリー自身が人の心は簡単に闇に染まると言っているように、今の時点で闇を拒否できていたとしても、重要なのは「これから」の生き方である。

そしてその「これから」は、シエルが彼女の後見人として自分の店で面倒を見る形に落ち着いた(公式サイトによると「シエルのアシスタント」という役割)。少なくとも「ひとりぼっち」ではもうなくなったことになる。

シエルの店で世話になってからは文句を言いながらも仕事はそれなりに真面目にやっているようで、接客なども無愛想ながらもこなしている。

高齢者活用次回予告のビブリーちゃん


上述のようにプリキュアと和解した後のビブリーはノワールから与えられた闇の力の大半を失っているが、それでも多少の超常能力は残っている。

第39話ではネンドモンスターに変えられた街の人たちの襲撃から妖精達を守るためバリアを張り、第40話では飛びながらエネルギー弾を放つなどでプリキュア達のサポートをしていた。

もっとも、プリキュアに比べればその力は微弱であり、プリキュアに加勢するためにバトルに介入するのは自分の身が危険に迫られたときに限られる(これはビブリーの性格的な面も大きいが)。

過去シリーズにならっていえば、『S☆S』の満と薫のようなバトルの助っ人ではなく、『Goプリ』の七瀬ゆいのような「プリキュアを見守る留守番役」に近いと言えるだろう。

今回はプリキュアだけでも6人いることから毎回出番が用意されるわけではないが、プリキュア達とのベタベタした馴れ合いを避けながらも絆を求めたがっているようなツンデレぶりから登場のたびに視聴者に大きなインパクトを残していくキャラクターとなった。

キラ星ファミリービブリー&リオ


各話の動き編集

■第17話

  • いちご坂の時計塔の上でジュリオとプリキュアの戦いを静観。プリキュアに敗れて逃げ去るジュリオを見て、「みっともないわね、ジュリオのヤツ……まぁ、そのおかげでわたしの出番が来たからいいんだけど……」と嘲笑う。

■第18話

  • すべてが灰色に染まったどこかの異世界にて、前話で敗北したばかりのジュリオと対面。口を開くや否や「アンタ最低ね」とジュリオに罵声を浴びせ、数多くの命令違反と失態を盾に彼をイルと一緒に容赦なく煽り、最後にはロッドを蹴りつけて侮辱するなど、開始2分足らずで非常にサディスティックな一面を見せつけた。
  • 今度は自分の番とばかりに出動。まずはプリキュアとキラパティへの挨拶代わりに、いちご坂にてキラパティの悪い噂を流すことにした。この時、イルを使って人の心を言霊で操る能力をブティックの店員や店の外に居た人々相手に披露している。

【レッツ・ラ・まぜまぜ18】ビブリー通報

  • 悪い噂が広まったおかげでしばらくキラパティには閑古鳥が鳴いていたが、いちか達の奮闘により活気を取り戻す。予想外の光景を見て不機嫌になったビブリーだが、再びイルの言霊を発動させようとしたところでゆかりに見つかってしまう。実は、ゆかりは親衛隊を使ってキラパティの悪い噂を流した犯人を独自に調査し、外見的特徴まで掴んでいたのだ。ファーストコンタクト以前にプリキュア側にシッポをつかまれるというのもシリーズ全体を通して大変珍しい。流石に相手が悪かった。

ビブリー

  • しかし、ビブリーは反省するそぶりなど微塵も見せず、自分がジュリオの同僚でノワールのしもべであることを明かすと、スイーツを食べていた子とキリンミルクレープのキラキラルを奪ってイルを巨大化させて初の戦闘になる。戦闘には敗れたものの「今日はほんのあいさつ」であると不敵な笑みを浮かべて姿を消し、プリキュアに対し「ノワール」という脅威が登場したことを知らしめたのだった。

噂の主は


■第19話

  • キラ星シエルの店にできた大行列を見てうんざり顔。しかしシエルが天才パティシエと知り、彼女に接触することを思いつく。
  • 後日、店のドアを開けた先にいたいちかと対面。「はぁ~い!ここかしら?天才パティシエがいるってお店は!」といちかに迫る。その時シエルは席をたまたま外していたが、カウンターに残されたスイーツからキラキラルを奪い尽くすと、巨大化したイルの頭に乗って「さあ、愛しのノワール様にキラキラルを届けるわよ!」と奪ったキラキラルを持ち去ろうとする。
  • 戦闘では相手がキュアホイップ一人だったことに加えてシエルのスイーツから奪ったキラキラルが上質だったこともあり、あっという間にホイップを拘束するが、それでもなおホイップがシエルのスイーツ作りにかける思いの強さを叫んだため、「ふん!じゃあ、そのつまんない思いにやられなよ!」とトドメを刺そうとしたところで他の4人が駆け付けて形勢を逆転され、キラキラルを取り返されてしまった。

■第20話

  • シエルが通行人から取り上げた雑誌で特集されているのを見て忌々しそうにするが、前回シエルの作ったスイーツのキラキラルを一時的に吸収したイルから「でも、こいつのキラキラルは最高だぜ?」と指摘され、むしろ良い獲物が都合よく現れたと考え直すことに。
  • 場所は変わって、いちご山の向こう側の養蜂所近辺。シエルが作ったパンケーキからキラキラルを奪う。
  • 無謀にも立ち塞がったシエルを巨大イルで攻撃するが、プリキュアに助けられてしまう。更にしばらく放置状態でプリキュア達の会話が盛り上がってしまい流石に抗議した。普通に考えたら無視されている隙に逃げればいいのに、律儀である。
  • スイーツとその素材にかけるシエルの思いを侮辱したとして怒ったキュアホイップからホイップ・デコレーションを、更にスイー・ツー・ワンダフル・アラモードを喰らい撤退。

■第21話

  • これ以上負けるわけにはいかず、今度こそはと意気込む。自分にやらせろと言うジュリオをいつも通りイルと一緒に罵倒してから出撃するが、それと入れ違いに現れたノワールがジュリオに新たな力を与えた事など知る由もない。
  • いちご山でいちかや妖精が作ったムースケーキのキラキラルを狙う。妖精達の思いが詰まったケーキを守るため、諦めず巨大イルに食らいつくプリキュアに遂にブチギレ。「もう容赦しない!ぶっ潰してやるよ、プリキュア!」と口汚く罵って、自分のキラキラルを巨大イルに注ぎ込むという奥の手で、プリキュアを窮地に追い込んだ。
  • しかし「プリキュアは妖精みんなの憧れ、だから負けないで」というキラリンや、妖精たちの応援に応えるべくプリキュアは猛反撃。5人の個人技全てと合体必殺技を連続で喰らい、今までにないレベルのダメージを受けてイルは敗北する。
  • 慌ててイルを回収するビブリーだが、いつもと違って布地はボロボロになりイルの帽子から黒い星が消えていた。それはあまりに大きなダメージを受けたことでイルに込められていた闇の力の大半が失われたことを意味する。つまりはロッドを折ってしまって戦う力を失ったジュリオと同じ状況になったのだ。ボロボロのイルを痛ましげに見つめるビブリーの表情は、今まで以上の憎悪を滾らせていた。

「わたしのイルが……!プリキュアのくせにゆるせない!」


■第22話

  • 前回からそのままこっそり戦場に残っていたらしく、莫大な闇の力を纏ったジュリオに驚く。ノワールが助力したことに気づくが既に時遅く、攻撃に巻き込まれ「ジュリオのくせに」と言いながら逃亡。
  • 次回予告ではビブリーがイルと自ら融合して戦うシーンが映され、視聴者が騒然となった。怪物を普段召喚して戦うタイプの敵幹部が自ら巨大化して戦うのは、プリキュアシリーズでは伝統的な退場フラグ。しかもこの回はキュアパルフェの初登場回。追加戦士誕生を盛り上げる演出として、既存の敵幹部がやられて退場というのはいかにもありそうなネタではあるが…?

■第23話

  • これまでの敗北で、ビブリーはプリキュア・ジュリオからコケにされ鬱憤がかなりたまっていた。

プリキュアぁぁぁッ!!(絶叫)

↑このようにかなり鬱憤がたまっていたのかどうかは定かではありません。(ほんの一例です)

  • ノワールの策略により、シエル・いちか・ジュリオを閉じ込めた闇空間をプリキュア4人(カスタード・ジェラート・マカロン・ショコラ)が攻撃するのを見る。その後プリキュアを憎んでいた矢先に攻撃をした。
  • しかし力が足りず攻撃が弱くなったビブリーは、「ジュリオみたいなダメ妖精にじゃなくて、ノワール様の愛はわたしにだけ注がれなきゃダメなの~!」と力を貸すようノワールに懇願。
  • ノワールはビブリーの嫉妬を確信し、「おまえはまだ戦える」と、イルとビブリーを融合させる。ビブリーの闇のキラキラルがそのままイルに流れ込む形になり、イルの帽子の黒い星が復活し、ビブリーの姿をした人形として巨大化する。そして、イルと融合したビブリーは幸せに打ち震えながらプリキュアを必ず倒すと誓う。

わたしの愛…見ていてください

  • 攻撃する巨大ビブリーは、プリキュア4人を襲った。嫉妬心の塊ともいえる凄まじい攻撃だった。このときプリキュア側はホイップを欠いてフルメンバーが揃っていなかったため、浄化技スイー・ツー・ワンダフル・アラモードを発動させることができず少しずつ押されていく。その後「プリキュアいたぶるのもあきちゃった」と町の人々にも襲いかかり「町ごと壊して、終わりにし~ちゃおう」と勢力を増していった。
  • 闇から開放された、いちか・シエル・ジュリオをみたビブリーは、驚いた。シエルがキラキラルでスイーツを作るのを「めざわりな妖精が!いなくなれ!」と叫び闇の攻撃で邪魔した。しかし、ホイップも復活したプリキュア5人の攻撃により阻止されてしまった。
  • その後、シエルがキュアパルフェに覚醒し、妖精キラリンへの嫉妬心が高まったビブリーは、キュアパルフェを集中攻撃する。が、キュアパルフェの攻撃に太刀打ちできず足を取られ体ごと動けなくなりその上、投げ飛ばされてしまう。
  • ちょこまかと!ゆるせな~い!」と叫びキュアパルフェを追うが、早すぎて追いつかない。キュアパルフェの星の集中攻撃のあとやトランポリンで高く飛ばされてしまう。
  • そしてキュアパルフェの浄化技・キラクルレインボーで巨大パフェに閉じ込め浄化される。融合状態は解除され、ビブリーはイルとともに空の彼方へと吹き飛ばされた。
  • 飛んでいった場面は、あの有名な子供アニメを思い出すであろう。コミカルな描写だったのでこれで殉職というわけではないようだ。懸念されていた退場フラグが今回は成立しなかったことには一安心。しかし、ビブリーはイルと融合してもプリキュア6人相手には勝てなかったため、これから彼女に逆転の余地があるのかどうか……?

■第24話

  • 新幹部のエリシオグレイブが登場。ジュリオとビブリーに代わりこの二人がいちご坂に派遣されたことが語られた。
  • ジュリオは前話でノワールを裏切ったことで粛清され、現在は仮死状態のままプリキュアたちに保護されているので闇の勢力側に戻ってこれないのは明確だが、ビブリーもすぐに復帰できる状態ではないようだ。ただしジュリオと違い現在の状況は語られなかった。視聴者からは今後の復帰が案じられていたが…

ふぉーえばーびぶりー!

(※あくまでイメージです)


■第26話

  • アバンにて登場。なぜか無人島におり「帰りたい……ノワール様ーっ!」と絶叫していた。だがその声に応える者は誰もいない。

誰もあたしを愛さない

  • 一人落ち込んでいたところ、彼女を発見したのは敵である妖精キラリンだった(実は今回の話の冒頭でプリキュアたちもひょんなことから同じ無人島に遭難してしまった)。ビブリーは「ここで会ったことを後悔するのね」と言い放ち、イルで攻撃しようとしたがかつての連戦でボロボロのイルは全くの無反応。半ベソのビブリーは「こうなったのもみんなアンタたちのせいじゃない!」と叫んで責任転嫁しつつ、愚痴をこぼし始める。
  • 無人島にいた理由は、ノワールに会わせる顔がなく、ちょっと旅に出て帰ろうとしたところボートが流されイルの力も消えていて、帰れる手段がなくなったためだった。第23話の戦闘で遠くへ吹っ飛ばされたビブリーだったが、その勢いでこの島に落下した訳ではなかった様子。
  • 「どうしてくれんの~!」と一方的にキラリンに八つ当たりし、「それって自業自得じゃ…」というキラリンのツッコミも耳に入らず、「1人は嫌!ノワール様、わたしを1人にしないで」と泣いたのかと思えば、「何見てんのよ、フン!」と目まぐるしく泣いたり怒ったりした挙句、走り去ってしまう。唖然として見送るキラリンだったが、ビブリーの淋しげな目が気になっていた。
  • 再び一人ぼっちになったビブリーは瞳に涙を浮かべ、ノワールの名を呟きながら初めて出会った時の事を回想する。幼い頃に何らかの事情で「ひとりぼっち」になった彼女は、だれも自分を愛してくれない孤独に泣いていた。この「闇の孤独なる叫び」に応えるかの如く姿を現わしたノワールは、「キミにわたしの愛を与えよう、孤独を満たす闇の力を」とイルを授けた。そして「愛しているよ、キミだけを」と言い残して姿を消し、その代わりに言葉を話すイルが手元に残された。こうしてノワールの愛を受け取ったビブリーは、イルのおかげで孤独から脱し、ノワールをひたすら信じて愛を捧げてきたのだった。傍から見ればそれが偽りの言葉、偽りの愛だったとしても。

幼いころのビブリー

  • そんな彼女の前に再びキラリン、いや、キラ星シエルが現れ、ペンギンかき氷を差し出す。「あなたに食べてもらいたくて、みんなで一生懸命作ったのよ」というシエルの言葉は本心からビブリーのことを気遣ったものだったが、それは逆にビブリーの孤独感に突き刺さる。ビブリーの脳裏に浮かんだのは「みんなで」「楽しく」スイーツを作っているプリキュア達の姿。一人ぼっちの自分を馬鹿にしているとしか解釈できなかったビブリーは憎しみを爆発させた。「アンタ、わたしをバカにしているのね! ふざけるんじゃないわよ!わたしがこんなに苦しんでいるのに、みんなで楽しくチャラチャラキャッキャしちゃって……!」
  • その血を吐くような叫びが通じたか、ただの人形に戻っていたイルはペンギンかき氷のキラキラルを吸収し始める。そして「許さない……楽しそうなヤツ、幸せなヤツ、愛されているヤツ、みんな……みんな!」と呪詛の言葉を吐きつつ、「動け!動け!動けーっ!!」とイルを揺さぶると、シルクハットに黒い星のマークが甦り、遂にイルは力を取り戻し、巨大イルに変貌する。
  • 積もりに積もった鬱憤を晴らさんとビブリーはイルにシエルを攻撃するよう命ずるが、不完全な状態で無理矢理キラキラルを吸い上げた悪影響でイルは制御できなくなり、ビブリーにも襲い掛かった。
  • 間一髪のところをシエルに助けられて一命をとりとめたビブリー。さらにプリキュアが全員揃い、暴走した巨大イルと戦う姿に「何よ?これ。プリキュアがわたしを守っている…」と驚くビブリーだったが、それよりも唯一の友達だったイルをも失った彼女の心は完全に絶望に押し潰されようとしていた。「もういい!ノワール様は来ない、イルはもう……誰もわたしの側にいてくれない!どうせ……どうせわたしは1人なのよ!」と泣き崩れる。
  • だが巨大イルの無差別攻撃の中、キュアパルフェはビブリーをひたすらかばう。自暴自棄なビブリーが「放しなさいよ!」と拒んでも、パルフェは「ノン!絶対に放さない!」とビブリーの盾になり続ける。
  • さらに崖から転落するビブリーにもパルフェは必死で手を伸ばし、お姫様だっこでキャッチ。「どうして……わたしはアンタの敵なのよ!」と動揺するビブリーに、パルフェは優しく「みんなで作ったかき氷、一緒に食べたいもん。ひとりぼっちじゃないよ、あきらめないで」と語りかける。ビブリーは、その言葉に驚き、衝撃を受けた。

  • キラクルレインボーで巨大イルが浄化され、元のサイズに戻ったイルを拾い上げるビブリーに、再びシエルはペンギンかき氷を差し出した。

かきごおりセンシティブな作品26話キラプリ。。。

  • 複雑な表情でかき氷を受け取り、しばし逡巡するビブリーだったが、再びかき氷からキラキラルを吸い取り、「ありがとう、とでも言うと思った?バッカみたい!」と悪態をつく。そのキラキラルの力でイルは蘇り、ビブリーは巨大イルに翼を生やして逃げ去って行った。
  • だがシエルに背を向けて空へ飛び立った時、その顔には先程までの憎しみだけではなく、後ろめたさと迷いがありありと浮かんでいた。恩を仇で返されたシエルも、もはやビブリーを怒る気にはなれず、いつかは一緒にビブリーとスイーツを食べる時がくるといいなと思うのであった。

夏の風物詩・かき氷

食べたら食べたで、こういう展開が待っていた可能性も…。


■第31話

  • 久しぶりに登場。ノワールの一味のアジトには無事戻れたようだが、イルを抱いたまま虚ろな目をしながらうずくまるばかり。ノワールから見捨てられたのではないかという疑念は彼女を相当に追い詰めていたようだ。エリシオはそんな彼女を見て何か思うところがあったようだが…?
  • そんなビブリーの心についに待ちわびたノワールの声が聞こえる。ただしそれは慰めの言葉などではなく、「次が最後だよ・・・・」という最終通告であった。同時にノワールからもう一度力を与えられたようで、ビブリーは光を完全に失った目で怪しく微笑む。そしてそのまま次回へと続く・・・。

来週が楽しみですね

  • そしてその直後にもうすぐ発売される新しいプリキュア玩具のCMが流れる。まあこの手のCMによるネタバレはプリキュアでは定番ではあるが、重要なのはタイミング的にどうも次回に新アイテムが登場するらしいということ。こうなると次回は「新アイテムのかませ犬としてビブリーがやられて、ついに退場に追い込まれる」という流れに……?
    • と、思うだろうが、次回予告ではなぜかプリキュアメンバーたちと一緒に行動している姿があった。はてさて、ビブリーの運命やいかに?

■第32話

  • いちご山の地下空間を襲撃。瞳は邪悪に赤く輝き、イルの体色もどす黒くなっていた。前回ノワールから授けられた闇の力はすさまじく、スイー・ツー・ワンダフルアラモードも通用しない。その時、祭壇から謎の光がほとばしり、プリキュアもビブリーも消えてしまった。
  • 飛ばされたのは過去のいちご坂の街。闇に包まれた街と、沈み込む人々という光景に既視感を覚えるビブリー。そして彼女が見たものは、ひとりぼっちで泣きじゃくる女の子の姿と、襲い来る闇のアニマル・ディアブルだった。「わたし、知っている……ここはわたしがひとりぼっちになったあの日……」
  • さらに彼女は、その闇のアニマルを操り、街を闇で覆ったのがノワールだと知ってしまう。ノワールは自分を愛で救ってくれた救世主どころか、逆に孤独と絶望に突き落とした張本人だったのだ。
  • 闇に取り込まれそうになって必死で逃げ、転がり込んだ先は偶然にもいにしえなプリキュア・ルミエルの厨房で、そこにはビブリーと同じくこの時代に飛ばされたプリキュア達の姿もあった。驚く一同に「わたし、騙されていたのよ!」とビブリーは涙ながらに訴える。
  • 厨房には、街を闇で覆う邪魔をされて、怒るノワールが迫っていた。ルミエルは単身ノワールに立ち向かい、一同は現代に戻ることができた。イルを抱き上げ「ノワール様のわたしへの愛は嘘だったのね」と淋しく問い掛けるビブリーを、プリキュア達は口々に励ます。「何がわかるのよ!アンタ達と一緒にしないでよ!わたしとなんか全然違うくせに!」と、頑なだったビブリーも、彼女らの心からの温かい言葉の前に「なんでわたしなんかにそんなに優しくするのよ!」と揺らぎ始める。
  • すると「ノワール様はお怒りだぜ」とイルが勝手にしゃべり始めた。ノワールの闇はビブリーを許さなかったのだ。イルはビブリーを取り込んで、触手を生やした巨大怪物と化して暴れ始め、プリキュアの必殺技も跳ね返されてしまう。
    • ここは極めて緊迫した場面だったのだが、顔面にイルが貼りついたビブリーをプリキュア達が取り囲んで、口々に「ビブリー」「ビブリー」と声をかけるシーンが妙にシュールで、シリアスな笑いを呼ぶ結果に。

包囲網

  • そして助けを求めるビブリーが闇の中へ飲みこまれようとしていた時、ビブリーを救いたいと心から願うプリキュア達の思いに応え、キラキラルクリーマーが誕生。プリキュア・アニマルゴーランドで巨大イルを浄化した。イルは完全に消滅し、ビブリーは気を失ったが、その顔には闇の呪縛から解放されて安堵したかのような、幸せそうな笑みが浮かんでいた。

かつて闇に染まった彼女は、目からキラキラルを流し少し微笑んでいた


■第33話

  • 前話の決戦後、ビブリーは保護されてキラパティで介抱されていたようなのだが、この話では完全に復活。キラパティの客席の一つを占領して大量のカップケーキを食べ続け、あおいに「どんだけ食べたら気が済むんだよ!」と呆れられても、「あと40個追加ね!」と要求するなど、凄まじい健啖ぶりを発揮。
    • そのあおいの声に対し、「ずいぶん生意気な口きいてくれちゃって、わたしの方が年上よ!」と返事。当然一同は「そういえばビブリーって何歳?」「確か昔のいちご坂を知っているって」「ということは100年以上前ですから…」とこそこそ話し合うが、ビブリーから「秘密よ、秘密!」とストップがかかり、この話題はここまで。
  • シエルに「働かざる者、クッキー食べるな、ケーキもね」と微妙に間違った諺で諭されたため、「仕方ないわね」と渋りつつも、きっちり手を洗ってから「レッツ・ラ・クッキング!」とポージング。悪そうな顔といい、勢いといい、かつての彼女の「ノワール・フィリング!」そのものだったが、周りから見ると満更でもなかった様子。
  • シエルの指導のもと、スイーツ作り開始。慣れない作業ながら真剣に取り組むと、ホイップクリームからはキラキラルが湧きあがっていた。今まで経験した事のなかった楽しさに、ビブリーも喜びを感じる。
    • かつてキラキラルを奪う存在の一員であったジュリオは闇の力を浄化されても最初はキラキラルのこもったスイーツを作ることができなかったが、ビブリーは初めてのスイーツ作りで最初からキラキラルを生み出してペコリンを驚かせた。
      • ジュリオが退場した23話では、「大切な人の為に思いを込めて作ったスイーツにキラキラルが宿る」と語られており、同話ではジュリオも姉であるシエルを思うことで再びキラキラルのこもったスイーツを作ることができるようになった。と言うことはもちろん、ビブリーも誰かを思いスイーツ作りに励んでいたことになる。やはりツンデレである。
  • そんな中、闇の魔獣ディアブルが出現。ノワールのしもべであり、近くのキラキラルを闇に変え、人心を荒廃させることを教える。「スイーツなんて作っても無駄、闇に利用されるだけ」というビブリーの言葉を聞いた一同の心には迷いが生じ、スイーツを作り続けるべきか、それぞれ苦悩する。しかしクリスタルアニマルの導きもあって、いちか達は自信と希望を取り戻し、ディアブルを退ける。ビブリーはその姿を頼もしげに見守っていた。
  • 戦いが終わり、「さあ、明日の開店準備をしなきゃ。手伝って、ビブリー」と言うシエルに「はぁ!?何でわたしが!」とキレかけるも、「仕方ないわね」と素直に出かけていった。なんやかんやですっかり仲間入りできた様子である。
  • また、今回からエンディングのキャスト紹介においてビブリーのクレジット位置が変更されている。今までは敵キャラとしてノワールジュリオ、ビブリーという順番で表記されていたが、今回からはペコリン長老ピカリオ、ビブリーと味方妖精キャラと一般人の位置に表記されるようになった(彼女の下は一般人ゲスト)。ちなみにピカリオの下ということはノワール配下の時の並び順を踏襲した形となる。
  • なお、放映終了後のABC公式サイトの更新で、キャラクター紹介ページのビブリーの説明文にシエルのアシスタントになったことが追加された。

復活、闇のアニマル!


■第36話

  • 久しぶりの登場。シエルが町内会の一員なので(意外だ…)、町内会対抗運動会のスタッフとして駆り出される。老若男女が集まる校庭の様子に「フン!みんな張り切っちゃって、ダッサ!」といつものような悪態をつきつつ、ものすごくウキウキした笑顔で張り切りながらお手伝いしていた。言っていることとやっていることが違いすぎてある意味ドン引きである。が、微笑ましくもある。なお、競技には参加していない様子で、キラパティの出店で子連れの客の接待をしている。

びぶかわはりきり☆びぶりー!


■第37話

  • 今回はハロウィンということで、シエルの店とキラパティが合同でスイーツ販売を行っていた。ビブリーは屋内での接客を担当。
  • そんな中、シエルを連れ戻しに来たソレーヌを順番を割り込んできた迷惑な客と思い、「お客さまぁ〜 順番は守ってくれないと困るんですけどぉ〜?」と気だるげなギャル風の口調で彼女を嫌味たっぷりに注意。しかしソレーヌはそんなビブリーを無視し、責任者であるシエルに対して「スタッフ(ビブリー)は教育がまだ足りないみたいね」と皮肉を突きつける。その不遜な態度に「はあ~っ?なんですって~!」とブチギレ、あおいとあきらに取り押されられ、退場させられた。
  • 次の出番はソレーヌが世界パティシエコンテストについてシエルに話し込んでいる場面。ビブリーは二人の会話を、こっそり聴いていた。
  • その夜にシエルが世界パティシエコンテストに出場するか否か悩む場面にも登場。一人で溜息をつくシエルに対し、「フン、らしくないわねぇ。」と彼女らしく切り込み、「やりたいようにやりなさいよ。アンタの夢なんだから。」とアドバイス。ビブリーのこの言葉により、シエルは自分の「本当にしたいこと」の意義を明確にすることができた。この際、距離を置きシエルの方を見ず、「いい子ちゃんぶっちゃって」という等、ツンデレっぷりを発揮。
  • 自分らしく勇気づけようとしてくれたビブリーにシエルは感謝の言葉を告げる。するとビブリーはそれまでの気難しい顔が一転、一気に赤面しつつ顔芸しシエルの方を見て、「別に励ましたわけじゃないわよぉ!?バッカじゃないの!?」と叫び、恥ずかしさもあってかその場を後にした。ツンデレのテンプレ的なやりとりをもって、今回の出番は終了。

デレビブ


■第39話

  • 世界各地の妖精の里の代表団がいちご山に集結し、プリキュア達を招いてノワール対策のための妖精大会議が行われる。が、ビブリーは立場が微妙なこともあってお留守番。店の材料の買い出しで重い荷物を持ちながら「なんでわたしがこんな重労働を……」とぼやきながら街を歩いていると、闇が街を覆うのを察知。そこで街の人々がネンドモンスターに変えられるのを目撃し、報告のため駆け出す。
  • プリキュア達がグレイブ達と戦う最中、飛ばされてきたペコリンをナイスキャッチ。「ここにいたら命がいくつあっても足りない」と逃げるように言うがペコリンは「みんなを置いていけない」と言い合っていたら街の人々に取り囲まれ、思わずペコリンを放り投げて脱兎のごとく逃げ出す(流石にペコリンも飛んで追いつくが)。
  • ようやく妖精達の元にたどり着き街の異変を告げたのはいいが、直ちに襲いかかる人々の大群。とりあえずはいちご山の地下祭壇で籠城することに。
  • 大会議に集まっていた各地の妖精たちはノワールの一味が操る闇の力を初めて目の当たりにしたものも多く、その恐ろしさに怯え、誰しもが「自分たちはプリキュアのように戦う力がないから逃げ惑うしかない」と自らの無力さを嘆いていた。ビブリーにはそれが戦わないことへの言い訳に聞こえたようだ。妖精たちに対して侮蔑の表情を浮かべながら、一度闇に囚われた者だからこその辛辣な正論を言い放つ。

フン、どんだけ束になってもアンタ達は勝てっこないわ。闇は手段を選ばないもの。かたやアンタたちのキラキラルには愛だの優しさだの、戦いの邪魔になるもんがてんこ盛り

  • もっとも、ビブリーも戦っても勝てるわけないと逃げてきたのだから、この言葉は自分自身の不甲斐なさに対する自虐な意味もあったのであろう。
    • 余談だが、ここの辺りのビブリーの描写をみると、胸の辺りに影があったり、横向きでは明らかに膨らみが。どうやらビブリーはあるほうだと見ていいのかも。

センシティブな作品

  • その直後、ネンドモンスターと化した人々の大群が押し寄せてくる。ビブリーは戦う気のない妖精たちを後ろに追いやって、最前線に自ら立って光のバリアを張って彼らの侵入を防ぐ(この描写からノワールに与えられた能力は少なからず残っていた模様)。だが、横からの攻撃を食らいバリアが消滅して転倒し、絶体絶命なピンチに。

バ~~リア!

  • この様子が妖精たちにとっては「ビブリーが身を呈して自分たちを守ってくれた」と感じたようだ。無力さに甘えていた妖精たちは勇気を振り絞り、襲いくる人々の前にみんなで立ちふさがりビブリーを守ろうとする。
  • 実際にはビブリーに妖精たちを守る気があったのかどうかは微妙なところ。ただ自分の身を守るのに必死だっただけだろう。バリアが破れた時に「スイーツで餌付けされなきゃこんな街さっさと見捨てたのに」と悪態をついてしまったくらいなのだから。だが、戦うのをあれだけ嫌がっていた妖精たちが自分のために勇気を振り絞ってくれたことにはビブリーの心にも熱いものがこみ上げたようで「アンタたち……」と驚きの声をあげる。餌付けされたという自覚があると共になんだかんだで見捨てきれない心情もあるようである。
  • その時、後ろの祭壇が突然光り出す。驚くビブリーが見ると、そこには光に包まれて復活したの姿が……。

■第40話

  • リオの活躍で逃げることに成功し、いちご山の一角に集合したプリキュアと妖精達。ただし、根本的な解決は全くできておらず、いくばくかの時間が経てばまた町の住人を操ったグレイブが自分たちを見つけて襲ってくるだろう。やや諦め気味に「100年前以上の最悪な事態になるでしょうね」とつぶやくビブリーだったが、リオは対照的に諦めずに打開策を提案する。
  • リオが提案したのは「プリキュアたちがスイーツを作ってキラキラルを生み出し、町の住人を元に戻す」と言うことであった。そのためにはグレイブが操る軍勢を引きつけておく囮役が必要。それをビブリーとリオが担うことになる。ビブリーもその計画に可能性を感じたらしく、いつもの「なんでわたしが!」等との愚痴は言わなかった。
  • 「ハーイ!ベロベロベー!」とネンドモンスター達を挑発しながら心の中では「しっかりやんなさいよね」とプリキュアに想いを向ける。
  • しかしあまりの大群にリオもビブリーも対応しきれず、ビブリーは飛びながら光の球を放つも切りが無い。そしてプリキュア達もグレイブに作戦を見抜かれて失敗に終わる。
  • グレイブが街もいちご山も闇に染め、「弱い奴は強い奴に従えばいい」と言い放つのを見て、たまらずビブリーは啖呵を切る。

「誰が強い奴よ!アンタなんてね、アンタなんてね!『オレが!オレが!』ばっかり言っているタダな負け犬よ!アンタ、世界が自分一人の物だって思っていんの?」

  • ビブリーの言葉とその目つきに過去を思い出し激怒するグレイブ。闇の力で縛り上げようとするが、その時大量にあふれるキラキラルが辺りを包み浄化する。直後縛られた状態から落ちて尻餅を打ったか、お尻をさすりながらビブリーは「キラキラルを作れるのはプリキュアだけじゃ無いのよ」とグレイブに言い放つ。そう、妖精達と動物たちによって生み出された、そしてスイーツを愛する人々が元々持ち合わせているからこそ生み出せるキラキラルだった。

■第41話

  • リオはシエルの店で暮らすことになり、翌朝、同じテーブルでリオと互いに向かい合って朝食をとっている現状に「まさかアンタと一緒に朝ごはんを食べるなんてね」とジト目で皮肉たっぷりに吐き捨てるビブリー。だがリオから「それはこっちのセリフだ居候」と無表情に返され、「居候はアンタも同じでしょ!」とブチギレ。やっぱり18話でジュリオを散々けなしたことは根に持たれているようだ。
    • そんな二人に家主のシエルが「ピカリオは双子、ビブリーはお友達。喧嘩はノンよ」と二人とも居候ではないわよと話をまとめた。ビブリーもシエルの言葉には素直に従ってしまうあたり餌付けが効いている…いや、絆が深まっているようだ。
  • 翌日。いちご坂中のスイーツを襲撃する事件の犯人がリオだと詰め寄る大人たちからこっそり逃げてキラパティ一同に報告する。本人は飛び火で自分の過去までバレたら大変だからやったまでだが、ゆかりたちが現場を確認したことにより解決までの時間を短縮できたので結果オーライ。

■第44話

  • みくが行方不明になりシエルとリオも捜索に加わる。ビブリーは留守番でもしてたのか一切出番なしだったが、何故か視聴者から画面外の行動に様々な憶測がされた。

「あのっ、この似顔絵の女の子見ませんでしたか!?」


■第45話

  • クリスマスパーティーで相変わらずしろくまブッシュドノエルを何皿も食べまくる。曰く食べられなくはないレベルのようだが、明らかに照れ隠しだろう。
  • その後打ち上げにもちゃっかり参加してる。どう考えても客の立場だったがビブリーらしいと言うべきか。

■第46話

  • 今日はいちかの誕生日。お祝いのために準備する中、主賓のはずのいちかがケーキ作りに参加していることに驚く。
  • 更に貸し切りと知らずキラパティを訪れた子供たちをあっさり入れる懐の深さに再度驚く。
  • そんな楽しい時間は長く続かなかった。エリシオを取り込み本来の姿を取り戻したノワールがキラパティを襲撃したのである。恐怖のあまりシエルにすがるビブリーだが「裏切り者」という立場ゆえ、リオと同様一般客の次に攻撃を加えられてしまう。

あわわわ☆びびりびぶりー!

  • ここでビブリーの出番は終了したが、今回の回想で26、32話で触れられた過去の事件がキラキラルをうばう存在の誕生からそう遠くない出来事であることが示唆されている。ノワールの抜け殻であるエリシオを除くと、ビブリーはしもべ全体でも最古参者であったようだ。

■第48話

  • 空っぽの世界の中、プリキュア・ファンタスティックアニマーレのキラキラルで意識を取り戻す。その後地球を丸ごと取り込まれてしまうが、たとえキラキラルだけになっても元先輩のエリシオを「生意気」と一応言ってのけながらキュアパルフェたちを励ました。

■第49話(最終話)

  • キラパティ最後の日がついにやってきた。みんなが夢を追いかける過程でこの大切な場所を失ってしまう現実を1人だけ嫌味ったらしく指摘し、ペコリンを悲しませてしまう。もちろんビブリーだって本心では仲間の夢をまっすぐ応援したいはずだが、結局素直に言わないのが彼女らしい。
  • とはいえ、最後に作り上げたスペシャルアラモードを見た彼女は満面の笑み。また、集合写真を撮ったときには仏頂面ではあるもののちゃっかりピースしていた。
  • 数年後を描いたエピローグでは、シエルの店のシーンでは出てこなかった一方、ペコリンが新たに開いた店のシーンにて店員として登場していた。
    • ビブリーが働く店を移籍した理由は視聴者の想像に任せるという形だが、シエルと違ってまだまだ未熟なペコリンのことを支えるためビブリーが自ら移籍した可能性はあるだろう。
    • そのシーンでは、ペコリンの店へやってきたグレイブとなにやらいがみ合う姿も描かれている。互いに大人げなく気が強いので対峙すればこうなるのも無理あるまい。
      • あれだけ好き放題悪事をやっていたグレイブがスイーツを平然と買いに来たら文句も言いたくなるのかも知れないが、その点についてはビブリーも似たようなものなのである意味では似た者同士なのかも。
      • ちなみにこの数年後のシーンでは、プリキュアたちと違ってビブリーは外見が全く変化していない。100歳をすでに超えているビブリーがノワールの呪縛を逃れても少女の姿のままということで薄々わかってはいたが、やはりビブリーは人間の当然な営みとして歳を重ねることが許されない(あるいは常人同様の老い方ができない)存在になってしまっている模様。

HUGっと!プリキュア第37話

  • リオ・他作品の敵組織の元幹部・他作品のプリキュアの協力者と共に1カット出演。仏頂面ながらも、『HUGっと!』の5人を含んだ歴代プリキュアに力を送った。

プリキュアオールスターズF


役者について編集

ビブリーを演じる千葉千恵巳氏は、プリキュアシリーズは本作が初出演。

千葉氏はかつてプリキュアの同時間帯に放送されていた『おジャ魔女どれみ』シリーズの主人公春風どれみを演じていたことで有名で、「日曜朝8時30分に千葉千恵巳の声」という事実は年季の入ったニチアサファンには大きなインパクトがあった模様。

千葉本人もやはり「この時間」に出演することには感慨があるようで、キャスト発表時は興奮を隠さないコメントをしている(参考)。


なお一時期はニチアサ枠という言い方にもなっていた6:30枠での『はたらキッズマイハム組』(2007年放送)でのレギュラー参加(シルビー役)があるのでニチアサ枠として考えれば、その時以来の参加という事にもなる。


役者についての小話編集

千葉が出演していたおジャ魔女どれみシリーズの3期は本作と同じくスイーツを題材にしており、主人公たちの拠点であるMAHO堂もパティスリーになる等、本作との共通点が多い。

プリキュア次回作のタイトルを聞いておジャ魔女ビブリー(パティシエ服)おジャ魔女ビブリー

ビブリーが予想以上に腹黒いキャラだったので、本格的に初登場した18話ではどれみが魔女の暗黒面に堕ちたとかライバル店のキラパティを潰すためにMAHO堂から送られた刺客などネタまみれの感想がネット上で飛び交っていた。


また外見的には、同じく千葉が主演を務めた『マリー&ガリー』のマリカと共通点が多いところも。

マリー&ビブリー

実は『マリガリ』の演出スタッフは本作とほとんど共通しており、特に本作のシリーズディレクターである貝澤幸男暮田公平が両者とも関わっていた。むしろこちら繋がりの人脈で千葉が起用されたのかもしれない。

千葉本人も最初にキャラデザを見せられたときはマリカの印象を持ち、この2人が主導する作品で自分が起用されたのはそっち系の芝居を期待されてのことかなと思っていたとのこと。しかし蓋を開けてみると「もっともっと低い声で」とダメ出しを食らい、今までにやったことがない芝居を要求されて最初は大変だったらしい。


そんな千葉もビブリーには愛着を持っているようで、ここ数年『どれみ』での同僚宮原永海と一緒にコミックマーケットにサークル参加しているのだが、2017年末のコミックマーケット93ではなんと千葉本人がビブリーのコスプレをしてスペースで売り子をしていた。


関連イラスト編集

センシティブな作品ビブリーちゃん。ビブリーちゃん


関連タグ編集

キラキラ☆プリキュアアラモード ダークヒロイン

ノワール(プリキュア) ジュリオ(プリキュア)

おジャ魔女ビブリー(中の人ネタ)


レジーナ(プリキュア)…ゴスロリファッションが特徴、我儘&ジコチューキャラ繋がり。

アイワーン…レジーナと同様の我儘な性格で、巨大モンスターに変身したこともあったり虹キュアとの親密な関係を持ったりする敵女繋がり。

ジェントルーセクレトルー…食べ物がモチーフのプリキュア繋がりにおける敵女。前者は敵組織に操られてるだけの存在で後に追加キュアとなった。

クック映画に登場するキラキラ☆プリキュアアラモードの敵女繋がりで、最終的にプリキュア・アニマルゴーランドを受けて完敗する点が共通する。


ビブリス…よく似た名前の別人。

ガマオ…単身で孤島に流れ着いた。



人称・口調・口癖・呼称だったわね!編集

一人称
  • 「アタシ」メイン
  • 稀に「わたし」
二人称
  • アンタ
口調
  • ノワールのみ⇒敬語
  • ノワール以外の人物⇒女性語常用で常にタメ口
  • プリキュアと和解後⇒ノワールにもタメ口
口癖
  • キャハ!(相手を嘲笑する際にはかなりな確率で、口元に手を当ててあざとい笑い方を披露)
  • ダッサ!(上記と同様)
呼称
  • ノワールのみ⇒ノワールさま
  • ノワール以外の人物⇒「名前+呼び捨て
  • プリキュアと和解後⇒ノワールにも呼び捨て
  • プリキュア陣営⇒「プリキュア」、和解後は人物名/キュア名で呼称

関連人物の呼称と変遷だったわね!編集

※通常時/変身中

※()は世を忍ぶ姿


関連人物呼び方呼ばれ方
キラプリ陣営
宇佐美いちかプリキュア⇒「和解後」いちか/ホイップビブリー
有栖川ひまりプリキュア⇒「和解後」ひまり/カスタードビブリー⇒「和解後」ビブリーちゃん
立神あおいプリキュア⇒「和解後」あおい/ジェラートビブリー
琴爪ゆかりプリキュア⇒「和解後」ゆかり/マカロンビブリー
剣城あきらプリキュア⇒「和解後」あきら/ショコラビブリー⇒「和解後」ビブリーちゃん
キラ星シエル(キラリン)プリキュア⇒「和解後」シエル/キラリン/パルフェビブリー
ペコリン不明「呼称なし」⇒「和解後」ペコリンビブリー
長老不明「呼称なし」⇒「和解後」長老ビブリー
ルミエルルミエルビブリーさん
生徒、一般人、家族
剣城みくみくビブリーさん
ノワール陣営
ノワールノワールさま⇒ノワールビブリー
ディアブルディアブルビブリー
エリシオエリシオビブリー
グレイブグレイブビブリー
ジュリオ(黒樹リオ、ピカリオ)ジュリオビブリー

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