作中の「MAHO堂」
『おジャ魔女どれみ』の作中において登場する、どれみたちが働くお店。
はじめは「マキハタヤマ・リカの魔法堂」という名でマジョリカが作る「魔法グッズ」を売るお店であった。(無印1話から4話まで)本来は「魔女の店」として、おどろおどろしい外観・内装を持つ、言うなれば(もう後が無いほどに追い詰められて正常な判断力を失ったほどの人が藁にも縋るが如き思いで訪れる)「人を選ぶ」店舗として経営していた。
しかし他ならぬマジョリカがどれみに正体を見破られた事でマジョガエルになってしまい、強い効果のある魔法グッズを作れなくなり、結果として魔女見習いでも扱える魔法粘土を用いた弱い効果の魔法グッズ(というか魔法グッズとしてはおまじない程度の効果しか持たない実質上のファンシーグッズ)を売る店となった。これに伴い、店舗の運営も「自分たちが作ったものを売るのだから」という意図の元、どれみたちの趣味(どれみたちの作ったグッズのカラー)に合うようにファンシーなお店に改装されてしまう。その際にどれみたちによって「MAHO堂」と改名された。(無印5話)
なお途中から現れたマジョルカに店を乗っ取られた際は廃バスを仮店舗に据えていた。
以降、シリーズごとにどれみ達の活動目的に応じて大きく改装され、『おジャ魔女どれみ♯』ではフラワーショップに、『も〜っと!おジャ魔女どれみ』ではスゥイートショップに、『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』では「魔法雑貨」のお店と、計3回改装されている。商売の売り上げはおもに、どれみたちが魔法の修行をするために必要なアイテムなどの購入費や、店の商品の仕入れ、マジョリカ達の生活費に充てられており、どれみたちは給料は一切受け取っていない。対外的には「巻機山リカの店をボランティアで手伝っている」扱いになっている。
『ドッカ〜ン!』の最終回手前の話で、ハナちゃんがマジカルステージで魔女に戻った際にそれまでかけていた急成長&MAHO堂を雑貨ショップに変える魔法が切れると、MAHO堂はなぜか「無印」でどれみたちが改装する前の建物に戻っていた(この時どれみたちは魔法を一切使わずに改装したはずなのだが…)。そして、マジョリカがハナちゃんの後見人役となったことを機に、MAHO堂は閉店となった。建物は取り壊された。(ちなみに新月で魔法の効果が切れるとハナちゃんが赤ん坊に戻るシーンが度々あったが、MAHO堂の方はなぜか雑貨ショップの状態を維持していた)
のちの『おジャ魔女どれみ16』では、人間界に戻ってきたマジョリカがMAHO堂の営業を再開し、それがきっかけで、高校生になったどれみたちも「バイト」として再び店の手伝いをすることとなった。当初は無印時代同様の魔法グッズのお店として開業したが、後に日本に帰国しメンバーに合流したももこの希望で、『も〜っと!』と同様のスゥイートショップに改装され、その状態が約2年半継続した。小学校時代とは違い、どれみたちはバイトとして働いているため、給料もちゃんと受け取っている模様。
実はスゥイートショップの頃が一番、売り上げが良かったらしい。(16 Naiveより)
『16』シリーズ終了後は元の魔法グッズの店に戻り営業を継続しているが、ももこの希望でプライベート用にクッキングストーブが残されている。
『20’s』ではカフェ併設のシェアハウスに模様替え。どれみの説得によってマジョリカ自身は魔女界に戻り、どれみが管理人(隣街の私学の非常勤臨時講師を兼務)として運営をする事になった。管理人であるどれみの他にハナちゃんが通学の名目で下宿しているが、他に魔法の事情を知らない一般人が三名ほど同様に下宿している。また併設カフェに出すためのスイーツを作るためももこが土日の早朝や夕刻以降に出入りしている。
世界中に「支店」(というかグループ店舗)が存在し、作中では、かつてももこがいた「ニューヨークMAHO堂」(も〜っと!)、ハナちゃんが起こした騒動に関わって出てきた「パリMAHO堂」(どれみ16シリーズ)が確認できる。
声優ユニットの「MAHO堂」
おジャ魔女どれみのメインキャラクター(どれみ・はづき・あいこ・おんぷ・ももこ・ハナちゃん)を演じている声優で構成されたユニット。アニメの主題歌や挿入歌を歌っている。
ただし地上波番組などで歌を披露する際は、ハナちゃんは省かれて、どれみからももこまでの5人で披露するのが基本となっている。
タグとしての「MAHO堂」
上記メンバーの2人以上の集合絵および店舗(外装ないしは内装)を描いた絵につけられるタグ。範囲が広いため使用対象にバラつきが見られる。
ただしメンバーのうち2人を取り扱った作品に対しては、各々のカップリングタグが存在しているため、集合絵に使用する場合は可能な限りでは3人以上、できれば全員集合絵に対して使用するのが一番望ましい。