CV:川田妙子
概要
『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』第12話に登場したオリジナルキャラクター。
名字の読みがなは「かずひさ」ではなく「わく」なので注意。
魔女に憧れる女の子でニックネームはのんちゃん。
白血病の為、美空第一病院で院内学級に通っている。
両親との3人家族で作中では母親が登場。
人物
抗癌剤の副作用で頭髪はなく、頭には緑色のバンダナを巻いている。
特技
本人曰く「魔女になるための修行」という名目でトランプを使った神経衰弱。
その実力は無菌室にいながらペアを言い当てる・立て続けにペアを当てまくりどれみを圧倒するなど、もはやエスパーと呼んで差し支えないレベル。
また元々なのか相当勘が鋭く、想像で絵に描いていた魔女の服はどれみたちが『無印』の頃に着ていた見習い服と非常にそっくり。
その秘めたる才能にマジョリカ曰く「その子に見破られたかったわい」。
作中では
どれみが中山しおりの病室と間違えたことが縁でどれみたちと知り合った。
小学2年生の頃MAHO堂に出入りしており、オーナー・巻機山リカの正体が魔女であることに薄々気づいていた。
それに強い焦りを感じたどれみはマジョリカに頼んで、彼女を7番目の魔女見習いにしてもらうべく女王様に働きかけてもらおうとする。
その後、どれみたちの提案によって魔女見習いを経験しこれで自信をつけた後、退院を目指して頑張っていた。
だが、ある大雪の日に病状が急激に悪化。病室も集中治療室に移動となり、どれみが駆け付けた頃には既に危篤状態に陥いるが、どれみの声援でなんとか安定を保ち続けていた。しかし、最終的に病魔には打ち勝てる事が出来ず、その夜に再び病状が悪化し、彼女の願いは遂に叶うことはなくそのまま静かに永眠。
奇しくもマジョリカが女王様から面会の約束を取り付けた翌朝であった…
のぞみの母は彼女の訃報をどれみに伝え、形見のトランプを贈り2人は天国にいるのぞみを元気付けるかのように雪合戦を行った。
そして、のぞみの入院仲間の1人・元気が退院しどれみに会いに来た際、いずこかで「ありがとう どれみちゃん」とのぞみの声が聞こえたのだった…。
魔女見習い体験はあくまで『体験』であるため、のぞみ自身がその時々に適した呪文を唱えるたび、ぽっぷも含めた本物たち6人がこっそり魔法でサポートしていた。
しかし、魔法発動の際に発せられる光が緑色だったり、6人ではとても難しい魔法を成功させたりと、考えてみれば奇跡的な現象が起こっていた。これについては、
① のんちゃんの潜在能力が上乗せされた
② 女王様が実はどこかでサポートしていた
の2つの仮説がファンの間で立てられている。仮に①だった場合、魔女見習いですらない状態で魔力を引きだしたことになる。彼女が真に魔女見習いになれた暁には想像を絶する才能を開花させたであろうことは想像に難くない。
本当に、本当にそうだったなら―――
その時彼女は、どのように思っていたのだろう――――
モデルとなった人物
彼女のモデルは、関プロデューサー(以下、関氏と表記)が小学3年生の時に母のお見舞いに行った際に知り合った女の子である。
関氏もその女の子と神経衰弱を行っていたが、どれみと逆で関氏の方が強かったという。
関氏の母が退院した後会うことは無くなったが、その後その女の子は病状が悪化したため別の病院に転院した後、ずっと後になってから亡くなったことを知ったという。
関氏はそれがすごく心に残っていたらしく、このエピソードを制作したそうである。また、死をストレートに描く作劇であることから、全国ネット&全日帯のTVシリーズではなくCS放送で制作されたと語られている(参考リンク)。
余談
のぞみが入院していた病室内では、元気(声 - 川上とも子)、なつみ(声 - 浅井清己)、よし子(声 - 松本美和)の3人(いずれものぞみより年下)と同室であった。特に元気はのぞみと同じく白血病を患い入院していたが、ラストで白血病を克服して無事に退院し、一時退院したしおりと共にMAHO堂を訪れている。
『おジャ魔女どれみ17』によると、彼女の命日は2002年2月27日。
どれみは毎年この日になるとのんちゃんの墓参りをしている。
そして、どれみが高校2年生の年(2008年)の2月27日、のんちゃんの事をどれみから聞かされたハナちゃんが大騒動を起こすのだが...。
関連イラスト
二次創作では
・印象的な病室の姿そのままののんちゃん
・彼女が魔女の服装を描いていたページの、茶色のおさげ髪ののんちゃん
・おジャ魔女のパーソナルカラーに則った緑色の髪ののんちゃん
の3パターンののんちゃんが描かれている。
関連タグ
花寺のどか・ニチアサにおける病弱キャラの後輩。ただしこちらは病気を克服する。
緑の死亡フラグ・本来なら男児向けのスーパー戦隊シリーズで使うべきだが、その通りになってしまったので記載。