魔女界の女王様
まじょかいのじょおうさま
CV:不明
※エンドクレジットでは、声の出演は最終回の直前まで「?」名義で表記されていた。これは彼女の正体の秘密に関係しているためである(クリックすると正体が分かります)。
「魔女界」を取り仕切る女王様。素顔を隠すベールが印象的な女性。
「女王様」だけに横柄な性格かと思いきや、かなり話の分かるお方。これは彼女自身、人間から「魔女」になった魔女に育てられたため。
自分達の昇格が絶たれることも厭わずに他者のために行動しようとするMAHO堂の魔女見習い達の姿に全幅の信頼を置くようになり、事あるごとに力になってくれる。その程は「魔女」の資格を失ったどれみたちを何度も魔女見習いに戻していたことからも窺える。
中でもどれみの人となりを特に気に入っており、それは最終回直前で本人の口から語られる。
その一方で魔女界のルールには従順的なドライな一面もあり、その一面が魔女見習いのどれみたちが魔女になれる機会をことごとく奪う一因にもなった。
新しいアイテムをどれみたちに渡す時の『マジョリン、例のモノを……』はお約束の台詞。
基本的には真面目な人であるが、手品に騙されて真似しようとしたり、魔法堂のオーナーをあみだくじで決めたり、ドラマCDでは歌を歌っていたりと中々お茶目な人だったりする。
ララの話によれば昔どれみ達の魔法堂(MAHO堂)のオーナーをしていた事があるらしい。
先々代女王と違ってお付きの妖精の存在は確認されていない。
当代より2代前に即位した、先々代の女王様。作内におけるトラブルの元凶にして悲劇の源泉。
詳しくは項目参照。
マジョトゥルビヨンの退位によって即位し、900年近くの長い治世の後、当代に譲位した先代女王。マジョトゥルビヨンの実の妹。ポーカーで魔法使い界の王様から土地や権利をカッ剥いだ事がある。この事が魔法使い界と魔女界の間における因縁になっていた事もある。
ここから先は魔女界の女王様に関する重大なネタバレがあります。
未視聴の方は閲覧注意。
後述の理由から、春風どれみを魔女見習いにするきっかけを作った人物である。
無印の時点では一度は1級見習い試験に合格したどれみたちに魔女の証たる水晶玉を与えた。
しかし、その直後に禁断の魔法を使い眠りについたおんぷを目覚めさせようとするどれみたちの意を汲むもその成就に関わらずタップ、見習い服、水晶玉と魔女としての全ての資格を剥奪した。
その後、魔女の赤ちゃんはその誕生を目の当たりにした魔女が親権を持つ魔女界の習わしを利用し、どれみたちをウィッチークイーンローズの前にたどり着かせるように仕向け、その花から誕生した次期女王候補の赤ちゃんをどれみたちに預け、定期的に行う試験を1年間クリアすれば今度こそ魔女にすると明言。
しかしここでまたもアクシデントが起こった。それこそ先々代の女王の出現に他ならなかった。
ハナちゃんを救おうとラブシュプリームの花を手に入れたどれみたちは1年前の見習い試験で得た水晶玉を失い、魔女の資格を完全に失うという事態に。
それでもどれみたちを魔女にする夢を捨てきれない女王様は、ニューヨークでマジョモンローを生き返らせる魔法に失敗し魔女の資格を剥奪された飛鳥ももこをどれみたちに引き合わせ、元老院の魔女たちに、「どれみたちが魔女に相応しいか」を認めさせるためのパティシエ試験を課す。
さらに先々代の女王に「野菜嫌いの呪い」をかけられたハナちゃんを再度どれみたちの元に預けハナちゃんの野菜嫌いを克服させた。だがこの行為が小学生のどれみたちに対する赤ん坊ハナちゃんの親愛と憧憬を一層強め、後に魔女見習いに転落するほどの急成長魔法を使わせる事態に発展させてしまう。
パティシエ試験によって元老院魔女たちも満場一致でどれみたちも魔女にすることに賛成し、今度こそ丸く収まるかと思われた矢先、先述のハナちゃんのアクシデントが起こり、女王様は「ハナちゃんを魔女見習いから魔女に戻す」という名目でまたどれみたちを魔女見習いにする。
どれみたちのための自身の水晶玉を削ったことが原因で「ドッカーン!」の中盤から変調をきたし療養の身となる。そして「ドッカーン!」終盤で女王からの引退を決意する。
マジョトゥルビヨン、魔女界の人々、オヤジーデ、FLAT4、パオちゃん、おジャ魔女たちの力によって「魔女ガエルの呪い」が解かれ、全てのマジョガエルが元の姿に戻ったにもかかわらずマジョリカだけ、どれみの力で元の姿に戻してもらうために先延ばしした。(マジョルカはおんぷの介入なしで元に戻れた事を考慮してもつり合いが取れない判断だが)
「魔女になるかどうか」の最後の決断を課した際に「一緒に魔女になろうよ」というハナちゃんの言葉を無視し「魔女にならない」と答えたどれみに対してにこやかな笑顔で「そう言ってくれると思っていました」とそれまでの自身の経緯(後述参照)を根底からひっくり返す発言をし、その結果ハナちゃんを「生まれてこなきゃよかった」と言わせるほど絶望させてしまい、彼女に対するフォローもしなかった。
正体
おジャ魔女どれみドッカ〜ン!第50話にて女王様は「魔女にはならず人間として生き続ける」決断をしたどれみ達に「長い事隠し事をしていた」と言い、目の前でベールを外し今まで見せなかった素顔を披露した。
実は女王様はどれみ達の学校の保健教論であるゆき先生の本来の姿であった。
女王様は魔女界と人間界の閉ざされた道を再び開こうと考えていた。
その第一歩として魔女の事を理解し魔女界との架け橋になってくれる人間を探しに人間界に訪れ、保健教師ゆき先生に姿を変え世界中の学校を回っていた。
今から7年前、女王様=ゆき先生は美空市である少女と出会う。
それは幼稚園時代のどれみであった。
どれみは男の子にいじめられているななこを庇ったが、その男の子は滑り台から滑り落ちて怪我を負い、どれみはそれを放っておけず男の子に痛みが飛ぶおまじないを唱える。
それを見ていたゆき先生は「まるで魔法みたい」と感心しながら話し掛け、どれみは「将来魔女になるんだ」と言った。
女王様はいじめっ子であっても怪我をした相手にも優しく接していたどれみこそが閉ざされた魔女界と人間界の扉を開いてくれるのでは無いかと確信したのである。
最終回直前まで伏せられていたものの、正体の設定自体は無印時代から決められていた模様。
(無印18話でゆき先生としてした助言によって、はづきが禁断の魔法を使用する結果となった為に魔法で守っている)
ちなみにテレビ本編では「女王様」としか呼ばれてなかったが、女王様の本名は「マジョユキ」。そのまんまである。
そして佐倉未来の実の姉でもある。
妹の主義により音信不通(詳細は本人の項目を参照)となっているものの、ほぼ唯一の対等で在れる肉親である事から深い思慕を抱いており、何度も行方を探しているが再会は叶っていない。自らが選択に迷う時は「せめて妹がいてくれたら」と悩む時もあるという。
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