キャラクター
cv:北條文栄
魔女界の医師であり、12人いる元老院魔女のうちの一人でもある。
初登場はおジャ魔女どれみ♯第1話で、最終シリーズまで長く登場しストーリーに深く関わった。
赤地に星と月と丸の模様が入ったバンダナを頭に巻いている。
その頭のバンダナと白衣を腕まくりしたスタイルが特徴的で、魔女界の他の魔女たちと比較してもあまり魔女らしくない格好であり、たびたび開かれる元老院会議のシーンでも、かなり目立っていることがわかる。
当初は人間であるどれみ達に対してかなり威圧的な態度だったが、
ハナちゃんとどれみ達の関係を見ているうちに心を許し、態度を軟化させていった。
そしても~っと!1話の元老院会議では、どれみ達が魔女になることにマジョドンとともに賛成している。
(元老院魔女の中で名前と姿が明らかになっていて、なおかつも~っと!1話の時点ですでに賛成派なのはこの二人だけである。)
♯42話ではマジョランの2人目の母親(育ての親)であることが明かされた。
マジョランの回想シーンにより若き日のマジョハートの姿もお披露目され、
そのスタイルの良さやデレデレぶりから大きなお友達のあいだで話題になったとか、ならなかったとか。
小ネタ
BANDAIから発売されたおもちゃ『バブバブハナちゃん健康診断セット』に含まれている聴診器はマジョハートが作中で使っているものと同じデザイン(※ただし色違い)である。
この『バブバブハナちゃん健康診断セット』にはスタンプが3種付属し、
1つはどれみちゃん、2つめはハナちゃん、そして3つめはマジョハートが母子手帳に押す“あの”スタンプの絵柄である。小さいながらも出来はなかなか。
上記したようにグッズがこっそり商品化されていたり、サブキャラクターながら着ぐるみキャラクターショーにも登場したり、『魔女医者マジョハート』という登場テーマ曲持ちだったりするところをみると、数少ない“出番に恵まれた”魔女なのかもしれない。
しかし残念ながら(?)さすがにキャラソンは無い。
人間界を去った理由
#42話でマジョランに人間界への追放を言い渡した際に彼女が人間界を去った理由が判明。
まだマジョランが幼かった頃、人間界では恐ろしい伝染病が流行っていた。そこで人間たちは薬学に長けているマジョハートの下を訪ね、特効薬の調合法を教えてほしいと救いを求めてきた。それを聞いたマジョハートは快く受け入れ、無事伝染病の危機は去ることとなった。
だがその陰で薬草を法外な値段で売りさばき、莫大な富を得た人間がいたのだった。
その時はまだ結果として大勢の人間を救うことができたことで、人間は皆そうじゃないと思うことができた。
だがそれから程なくして、戦争が起きた。そして荒れ果てた街に建つボロボロの教会を見て彼女は悟ってしまった。
自分は無力だ、と。
禁じられた魔法を使って人を助けても戦争が簡単にその命を奪っていく。人間界に魔女の居られる場所などないと確信した彼女は、まだ幼いマジョランにそのことを上手く伝えられる自信を持てず何も教えずにマジョランを連れて人間界を去ったのだった。
だが本心では娘とかけがえのない時を過ごしたあの家にずっと居たいと思っていた。そして何も伝えず、長い間辛い思いをさせてしまった娘に謝罪と真実を告げなければならないことも分かっていた。
真実を知って泣き崩れるマジョランを抱きしめ、積年の思いを伝えるマジョハート。そして娘の頬に手を当てて「パウラ・ピラルー・ペルレ 幸せになれ」と子供の頃からのおまじないを施し、人間界への追放という名の旅立ちを迎える彼女と再会の約束を交わすのだった。