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水嶌みつよし

みずしまみつよし

水嶌みつよしはアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』の登場キャラクターである。
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「ロックはレディの嗜みではありませんので…」

CV:佐藤拓也


概要編集

役割編集

立神あおい/キュアジェラートの実家、立神家の執事。年齢は不明だが、プリキュアシリーズに登場する執事としては若い部類に入る。立神家は大企業「立神コンツェルン」を創業、経営する一族で、あおいはその会長の娘。水嶌は身寄りが無く、あおいの両親に助けられて、あおいと一緒に育てられた後に立神コンツェルンの社員になった。社員として執事の業務に従事しているのか、籍を残して休職専従になっているのか、社内での位置づけが不明であったが、第42話においてあおいの父親から後継者候補に指名された。


スペック的にはかの老執事に匹敵する人物で、あおいのライブ中に乱入し、彼女を無理やり連れ戻す際の忍者まがいの手口の手際良さ、家から出られないように閉じ込めてレディのマナーレッスンから社交パーティまで、僅かな日時で仕切る等、その仕事の速さや確かさは驚異的である。

また、コミュニケーション能力にも長けており、厳格で厳しく妥協を許さない性格ながらも刺々しさを感じさせない話術で懇切丁寧な対応が出来る人物である。

特に「キラキラパティスリーからも身を引いて頂く」といちか達に告げた時の対応が秀逸で、同じ様なケースで傍若無人だった“ゆかり&あきらファンクラブ”とは大きな差がある。


人柄編集

厳格で真面目、良く言えば筋を通す毅然とした人物、悪く言えば分からず屋。

自分を育ててくれた立神家の人々を心から想いながらも、執事としての役目を貫く為に、自分の正直な気持ちを押し殺している。

あおいとの関係性は幼い頃は本当に兄妹のようなフランクなものだったことが窺えるのだが、彼が執事として正式に任ぜられてからは「主人と従者」の関係性から逸脱しないように立場をわきまえている。

ただし、彼はあおいの召使いのような存在に甘んじることはなく、逆に厳格なお目付役を勤めている。その為、あおいを立派なレディにする為に、彼女の気持ちを(表層的に)踏みにじる様な事も口にし、訪問してきたいちか達に「パティスリーからも身を引いて頂く」とまで言い放った。

「やりたい事」「為になる事」は必ずしも一致しない事を熟知しており、その上で後者を優先させようとしている為、あおいにかなり反感を買っている。

その一方、あおいはあおいで、本当は彼を信頼し、「家族」と言うほど親近感を持っているせいか、かなりストレートな感情をぶちまけている(プリキュアシリーズにおける執事付きの御令嬢で、執事にこの様な言動をとった者は他にいない)。

後日のパーティーでも、いちか達の画策による飛び入りライブやゼリーの差し入れに、心を動かされながらも記事冒頭の台詞を言ったりと、分からず屋ぶりを貫き通した。

この直後にジュリオに襲撃され、招待客のキラキラルが大量に奪われた為にプリキュア達は苦戦したが、彼のキラキラルだけは胸の内に留まっていた。そのキラキラルがあおいの歌声をこだまし続けていたため、これでキュアジェラートは彼が本当はあおいのやりたいことを応援したいと思っていることを知り、これがジュリオへの逆転のキッカケとなっている。

もっとも、そんな本音は決して表には出さないので、最終的にはパーティーを無茶苦茶にしたことを厳しく叱責した上で、「テストで学年5位以内を常にキープすること」という厳しい条件を代償にすることでバンドやキラパティの活動を認めることになった。


ちなみに上述したバンドとキラパティを続ける条件である「学年5位以内の成績を常時キープすること」だが、当のあおいは実は勉強は得意なので学年5位程度の維持は「簡単」であるとのこと。つまり周囲から見れば厳しい条件に見えるが、実は無条件で許可したのと同じことなのである。

それでも、「さすが立神家のご令嬢」と世間から言われるくらいの条件を形の上でも示さないと、彼の「筋」が通らない。筋を示さずに自分の本音をさらけ出すことは彼は決してしない。それでも、筋を通しながらその中で愛情を出すことができる優しい分からず屋なのである。


第27話では、立神家の高級リムジンワイルドアジュールのメンバーの送迎及び機材搬送に提供、自らも運転手として同行した。その際、キャンピングカーを羨むあおいに「御嬢様にそんな許可は出せません」と言い、窘めた。恐らく、メンバーも含めて、別の宿舎を手配していたものと思われる。

駐車場で岬あやねと出会って浮かれるあおいに、「随分と余裕ですね、これから勝負だというのに」と、釘を刺すかの様に冷静に言い放った。

その後のライブ本番の様子は割愛するが、ライブ後、落ち込みながらも笑顔を繕おうとするあおいに「落ち込む事はないでしょう。ド新人が憧れの人と同じイベントに出られたのですよ。この夏、最高の思い出じゃないですか」と言い放った。この時、他のメンバー達もあおいを困惑気味に慰めたが、彼だけは全く表情を変えなかった。恐らく、あおいの甘さをあやね同様見透かしており(岬あやねを参照)、こうなる事を見抜いた上での苦言だったと思われる。

最終日のガナッシュのステージを何時もの笑顔で盛り上がるあおいを、穏やかな笑顔で見守った。この後あおいは、あやねにグミを差し入れており、それを作った事で彼女が立ち直ったのを察したのだろう。


登場当初と違って、キラプリメンバーに対する信頼は相当厚くなっている模様で第35話ではあおいが会長の代理で出席する企業のパーティーにひまりの同行を許し、続く第36話では、いちご坂大運動会にチーム立神家を率いて参加している。運動会参加については地域に積極的に関わろうとするあおいに同調していることが窺える。


第42話において、当事者の意向をすっ飛ばして画策されたパジャマパーティの為の外泊を許可し、彼女がいちか達から話を聞いた時にはすでに彼によって、支度が調えられていた。


中の人について編集

担当声優の佐藤拓也はプリキュアシリーズでは『ハートキャッチプリキュア!』の執事役や『ドキドキ!プリキュア』の二階堂役での出演歴がある。また水嶌は眼鏡をかけているが、佐藤氏本人も眼鏡をかけている。


関連項目編集

執事

坂本 セバスチャン アロマ:執事の先輩格

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