庵野たんぽぽ
あんのたんぽぽ
CV：井上喜久子
アニメ『HUGっと!プリキュア』第29話に登場の、野乃はな/キュアエールと野乃ことりの祖母（別姓であるため母方の可能性が高い…というか亡夫がすみれにそっくり）。
大型のロールがいくつも巻かれた特徴的な髪型の持ち主。はな達が来るので頑張ってオシャレしたらしいが、あまりにモコモコしていたため、愛崎えみるには「地球を侵略しに来た宇宙人」扱いされた。ひどい。
目と眉の感じがはなとそっくりで、若い頃の姿は瓜二つである。
性格的にもノリと勢いで突っ走るところや自分の決めた事に頑固なところなど、はなに似たところがある（というか、はなよりも輪をかけて過剰である）。
そしてはなの口癖のひとつである「めっちゃイケてる！」も実は祖母譲りだったりする。
亡き夫・草介（CV：竹内栄治）と始めた和菓子屋「たんぽぽ堂」を今も一人で守っている。しかし高齢で体力を使う仕事がきつくなっており、味が落ちていることを常連のヨネさん（CV：寺内よりえ）に指摘されたため、無理をして腰を痛め、入院してしまう。
しかしはな達が、草介の残したレシピを発見して、思い出の和菓子「希望饅頭」を作り上げた事で気力を取り戻し、店を続ける決意を固める。
猛オシマイダーが放った弾丸がたんぽぽ堂に向けて飛んできたときには、自分の店を壊させはしないとこれを強烈に打ち返し、空中の猛オシマイダーを撃墜するダメージを与えており、プリキュアシリーズの伝統である「ばあさん最強伝説」の例に漏れなかった。
なお戦闘時にキュアエールが彼女に向かって「おばあちゃん!」と呼びかけたのを聞いて、どうやらエールの正体に気づいていた模様。
第46話にも登場し、はぐくみ市内の餅つきにて孫やその友人達に「希望餡」を振る舞っている。
台詞からして年明けの恒例行事のようだが、今年の餅つきにはMAAの面々が協力してくれたため喜んでいた。
そして48話では全人類がプリキュア化した時にはヨネさんとともにプリキュア化し、49話における2030年の未来でもヨネさんとともに菓子作りに励んでいる。また、はなに子供が生まれていることから曾祖母の続柄を得ている。
井上喜久子は『ハートキャッチプリキュア!』の番慶子役、『魔法つかいプリキュア!』のベニーギョ役以来3度目のプリキュアシリーズ出演となる。
因みに彼女は「17歳教教祖」であるが、作中では「年を取るのもいいもんだね」と言っている。ある意味皮肉ともいえるキャスティングだが、そこは仕事と割り切っているのか、あるいは本人に思うところがあったのだろうか…。
その和菓子に対する真摯な姿勢は前作に通じるものがあり、29話の話自体モノに込めた想いを軸に展開されたことから余計関連性を感じた視聴者も多い。
また仏壇に供えた希望饅頭がアスパワワを溢れさせる締め方もキラキラルを彷彿とさせている。
↑もしかしたらこういうことも、冗談ではなく本当にあり得たかもしれない。
