曖昧さ回避
- 声優・井上喜久子を代表とする声優業界の任意団体。「17才教」とも。
- ライトノベル『俺のかーちゃんが17歳になった』に登場する架空の宗教団体。
- ファンタジー企画『pixivファンタジアSR』登場する架空の宗教団体。【17歳教】を参照。
実在の17歳教
「教」とはあるが、その実態は宗教ではなくギルド(組合)らしい。
入ると、実年齢に関係なく「永遠の17歳」と名乗ることができる。
「○○○○、17歳です」のように、名前のすぐ後に「17歳」を続ける場合が多い(聞き手側は「おいおい」と軽くツッコんだり、「そうですね~」と軽く流すのが、お約束である)。
また出身地を「(○○(出身都道府県の)の)お花畑」とすることが可能となる。
代表(教祖)は声優の井上喜久子。
「井上喜久子、17歳です!」>おいおい
きっかけは、井上がパーソナリティを務めたラジオ番組『かきくけ喜久子のさしすせSonata』(1998-1999年放送、ゲーム『Sonata』の宣伝番組)において、共演していた山本麻里安が当時16歳であったことから番組の冒頭で「山本麻里安、16歳です!」と挨拶しており、これを受けて冗談交じりで上記の挨拶を始めたことによる(※ラジオ内でお互いに「お姉ちゃん(山本→井上)」、「妹ちゃん(井上→山本)」と呼び合い、姉妹のように親しくしており、山本より一歳上を名乗ったのはこれを踏まえたものと見られる)。
その後、山本が年齢を重ねていっても井上の17歳という年齢が固定されたことにより「17歳教」が発足した。
ラジオ終了後も井上がイベントなどで「持ちネタ」として使っていたが、2006年ごろに田村ゆかり(現在は脱退)から「お姉ちゃん、17歳って私も言ってもいい?」と言われ、了承したところ「じゃあ17歳教に入って良いの?」と改めて聞かれ、ここで「17歳教」という言葉が初めて使われたという。
のちに、その田村に誘われて野川さくら、田村の入会を受けて井上に直談判した堀江由衣らが入会したことがきっかけで、着々と声優業界内での地位を確立させていった。
「ドモホルンリンクルが気になり始めた頃」が入り時らしいが、基準はあいまいである。当初は「30歳を過ぎたら」とされていた。
入会できるのは原則女性だけだが、入会希望男性声優は非常に多い。
若い女性声優の入信希望も多いが、上記の通りそこそこのお年頃でないといけないことから、井上が「気持ちは嬉しいけど、実年齢がもっと行ってないと入れないの」と入信を断ることもあるとか。
井上の著書によれば「若く見せたい訳じゃないの。若く生きたいだけなの」というのが根本にあるとのことで、年齢を重ねても17歳らしい若々しい精神を保つことが目的であると言える。また、若本規夫の著書に掲載された対談によれば、日々「17歳の声」を保つための努力を欠かさず行っているという。
ちなみに「17歳」ではなく「17才」と書くのが正しいらしい。
無論、永遠の17歳達は文字通り17歳なので「17歳○○○ヶ月」が正しい表記と思われる。
なお、教祖の井上他、17歳教信徒が担当したキャラたちで、明らかに17歳より年が上の方々が教徒と同じく「永遠の17歳」になることがままある。
これは教団活動というよりは、主に教団の存在を知っている原作者・ディレクター・監督の仕業であろう。
ちなみに、井上喜久子の実娘である井上ほの花が事務所に入った時点の年齢が17歳、しかも親子が瓜二つである事から、実は娘ではなく儀式を受けた17歳教の教祖自身ではないかとも、一時期囁かれていた・・・とかなんとか。
喜久子お姉ちゃん本人は娘が18歳になっても20歳になっても17歳のままである。17歳だからね、しょうがないね。
関係者
信者
棄教者
- 田村ゆかり(2016年、事務所移籍のついでに脱退して実年齢を公開)
異端審問官
- 久川綾:入信しないことを公言し、更に井上のラジオにゲスト出演した際「17才教に求めるものは何? メルヘン? それともロマンス? 逃げてんじゃん!!」とツッコミを入れている。
- 浅野真澄:会員の実年齢をバラすなどの行為をよく行うため天敵扱いである。ただし、井上から直接勧誘され「30歳になったら…」と約束していたほか、入会したことを言及している場面もある。
その他
- 若本規夫:井上に直接入信を申請したが「青春の甘酸っぱさがない」と断られた。
- 榊原ゆい:井上が入会を勧めたが「仕事の都合上18歳未満にはなれないんです」と断られた。が、そのいきさつがあってか「永遠の19歳(ナインティーン)」と名乗るようになった。なお、仲西環も「永遠の19歳」を自称していた。
- 水樹奈々:彼女も井上から勧誘されたが、その後有耶無耶になったまま30歳を迎え、さらに歌手としてメディアで取り上げられる度に年齢を公開されている(本人曰く「事務所(当時)が隠さない」)ため、入会する意味がほぼ失われている。これに対し、井上は水樹のFCイベントにて、入会させなくて良かったと発言している。
- 大原さやかなど:井上自身が確認しているかは不明だが、入会していると言及している。
- 小松未可子:早い段階で勧誘されているが、正式入会するまでは「16歳」ということになっている。
- 中田譲治:入会しているかは不明だが、「永遠の17歳」を自称している。
- 村川梨衣:「年齢という概念を持たない」としており「永遠の12歳」を自称している。
関連団体
たかはし智秋が教祖。「永遠の23歳」を主張する団体。明らかにギャグだということがわかる17歳と違い、23歳だと「事務所的なアレでそうなってるのかな?」と思わせ、相手にツッコミを躊躇させることができるとしている。
今井麻美(脱退)、平田宏美、広橋涼らが信者として確認されている。のちに奥井雅美が会長職に就任した。
現在はたかはし本人が実年齢を隠さなくなってきているので実質的に解体されている。
Team Thirty
西村ちなみ、葉月絵理乃によって結成。2人が30代であったことから『水曜どうでしょう』の企画「ジャングル・リベンジ」にちなんで名付けられ、その後『ARIA』共演陣を中心に広まっていった。
29歳教
後藤邑子、松来未祐が教祖。後藤の1thアルバム発売記念イベントにて提唱されたが、その後特に大きな動きはないまま自然消滅。松来の急逝もあって今後の復活は難しいと見られる。
10歳教
金田朋子が教祖。実質的に本人以外の信者のなり手がいない。
井上喜久子×17歳教ネタ作品
CVが井上であるため中の人ネタとしてそういうシーンが入れられた作品やキャラが17歳と自称するなどのため井上が起用されたとみられる場合もある。※以下、太字キャラがCV:井上、同キャラ名が2回目以降の登場の際は太字なし。
- 俗・さよなら絶望先生(2008年)
- 第3話で本人役で登場。「こんにちわー。井上喜久子17歳です」「たまたま通りかかった、井上喜久子「17歳と9619日」です」と自己紹介、糸色望が言い淀んでから、みんなで(<おいおい)のかけ声をするも井上から声が小さいと指摘され、声を大きくしてもう一度みんなで(<おいおい)のかけ声。
- 夢想夏郷(2008年)
- 次回予告で八雲紫が「八雲紫17歳」(<おいおい)とのシーンあり。
- CLANNAD 〜AFTER STORY〜(2008年)
- うみねこのなく頃に(2009年)
- キディ・ガーランド(2009年)
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL(2010年)
- 総ターン数250以下でシナリオ「再会、シュウ」を迎えようとするとその前に水着イベントがあり、浜辺に水着で現れたサフィーネ・グレイスはプロポーションがいいからサービスだとその理由を話すがテュッティ・ノールバックが自分はあなたよりも若いと張り合い出し、サフィーネから同い年ではと言われるも、テュッティは「あら、私は17才よ」と発言、サフィーネが(<おいおい)と返事。用語集にもこの台詞が収録されているが「中の人ネタ。」とのみ超シンプルに説明されている。
- みつどもえ 増量中!(2011年)
- 第8話で冷血のギャンブラーおじさんが杉崎麻里奈をおだてるため麻里奈に対して17歳に見えると言ったところ、彼女はそれを正解としてしまう。(<おいおい)のかけ声付き。なおこれはアニメオリジナルシーン。
- しろくまカフェ(2013年)
- ミス・モノクローム -The Animation-(2013年)
- テレビで大人気のスーパーアイドルで永遠の17歳KIKUKOが登場。
- ドラゴンコレクション(2014年)
- 第36話でマンサが嘘をついてはいけない階段で炎龍ヒロにそそのかされて「永遠の17歳」と言ってしまう。この回のサブタイトルは「ウフ♥永遠の17歳!」
- 戦姫絶唱シンフォギアGX(2015年)
- DVD-BOXのCMで「わたしナスターシャ、17歳。笑顔の魔法をかけるため、宇宙からやって来たの」の台詞を言う井上は同作で老女のナスターシャ教授を演じているがそれとは全く違う明るくて若い声である。その後、ナスターシャの低い声で「とまぁ、魔法少女というのなら、このくらいはしてもらいたいもの。いささか昭和が鼻につくかもしれませんが」と続く。
- PSO2TA(2016年)
- 異世界はスマートフォンとともに。(2017年)
- 第3話のアイキャッチでオリガ・ストランドの「17歳です」(<おいおい)とのシーンあり。
- つぐもも(2017年)
- 第1話でのテレビから「17歳です」と流れたのに対して桐葉が(<おいおい)とツッコミを入れる。同作のナレーション及び「17歳です」の声が井上担当。
- ド級編隊エグゼロス(2020年)
- 第12話のアイキャッチで女王キセイ蟲が「岩津もがな、17歳よ」(<おいおい)とのシーンあり。
- スライム倒して300年(2021年)
- 古見さんは、コミュ症です。(2021年)
- 第5話で古見秀子が「永遠の17歳です」と自己紹介。なおこれは原作漫画にもあるシーン。
- 古見さんは、コミュ症です。2(2022年)
- 第17話で秀子が古見良子の家にやってきたとき、会ったのは17歳の夏休み振りだと冗談をかまして良子が(<おいおい)とツッコミを入れる。第5話と異なり、こちらはアニメオリジナルシーン。
- 逃走中グレートミッション(2024年)
ラノベでの17歳教
弘前龍によるライトノベル『俺のかーちゃんが17歳になった』に登場する宗教団体。
ジョークではなく、作中世界において実際に運営されている本当の意味での宗教団体である。
作内描写上では1998年に設立され、神奈川県に本部を置く宗教団体とされている。
教団の特殊な儀式を受けた会員は本当に17歳往時の肉体を手に入れ、その後、肉体年齢を取る事が無くなる。ただし儀式を受けた代償として自らの寿命から17年分が差し引かれるため、余命が17年よりも少ない人間が、この儀式を受けたら17歳の肉体を得たその瞬間に死亡する。
名実ともに永遠の17歳を得る事を教義の主軸としているが、他にも教義上、魚類などの海産物を敬ったりするらしい。
なお、本作は1巻発刊の折に、帯に井上喜久子からの推薦文が掲載されているので、実際の17歳教と無関係というわけでもない。
そのほかのネタなど
アイドルマスターシンデレラガールズ
『アイドルマスターシンデレラガールズ』のアイドルの一人安部菜々は「永遠の17歳」を自称している。作中世界に17歳教が存在するのかは不明。
なお、本人の実年齢については少なくとも17歳以上(おそらく20代)であることが示唆されているが、外見は17歳以下のアイドルたちですら17歳だと思っているほど若々しい。
詳細な年齢については26歳の佐藤心が「パイセン」と呼んでいるため26歳以上の可能性があり、また『スターライトステージ』では10年前も17歳だったと発言し、随所で27という数字が強調されているため、27歳という説が濃厚である。
一方、28歳の片桐早苗が「最年長」と言っていたのを聞いてなぜか汗をかいており、20代にしては体力に不安を抱えている発言が目立つことからそれ以上とも、逆に不自然なほど墓穴を掘ることが多いので、むしろ本当に17歳である、仮に17歳より上だとしてもせいぜい20代前半であるという説もある。
プロジェクトクロスゾーン
「プロジェクトクロスゾーン2」ではワルキューレの声を井上喜久子が担当していることから、一種中の人ネタで、エックスがワルキューレをイレギュラーハンター第17精鋭部隊にスカウトしようとしてゼロがそれに突っ込むという掛け合いがなされた。
エックス「ワルキューレ、第17精鋭部隊に入らないか?」
ワルキューレ「わかりました!第17部隊です♡」
ゼロ「おいおい、ずいぶん協力的だが、本当にいいのか?」
ちなみにワルキューレのデビュー作「ワルキューレの冒険」はNAMCOTブランドの通し番号は「17」である。
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