概要
「月刊flowers」(小学館)にて2006年から2013年にかけて連載された。その後2014年から「Cocohana」(集英社)にて続編「しろくまカフェ today's special」が掲載されている。
カフェを営むしろくまと常連客のパンダや動物たち、それを取り巻く人々が繰り広げるほのぼの系ギャグ漫画。
主なキャラクター
カフェのマスター。経営手腕に長け、店の経営を軌道に乗せている。器用な為、たいていの事はやりこなしてしまう。会話の最中に駄洒落を連発して周囲を煙に巻いたり、作り話でパンダやグリズリーを担ぐなど、人を喰った性格が垣間見えることもしばしば。当人(熊)が語るところに拠れば、カナダのハドソン湾で三つ子の末っ子として生まれ、生後すぐに母親や兄弟と生き別れとなり、流氷に乗って漂流した末に食堂を営む人間の夫妻に育てられたというが、雑誌のインタビューで「建設会社を脱サラして開業した」と語っていることから、この経歴も上述の虚言癖の好例であることが窺える。テレビアニメ版の次回予告でも第1話で「最終回」を予告するなど虚言癖は健在。
「しろくまカフェ」の常連客。自宅はカフェの隣の中華風の邸宅。いつもコーヒーと竹大盛りを注文する。怠惰かつ自己中心的な性格で、言動や行動も幼稚、若干ナルシストな面もある。家での怠惰ぶりを見かねた母親からの注意がきっかけで、週2回、近くの動物園のパンダ館でバイトをしているが、それすらも面倒臭がることがある。テレビアニメ版では、自宅から動物園まで電車で通勤している。双子の弟と妹がいる。常々ぽっちゃり体型を気にしていたが、テレビアニメ7話で129.8キロへのダイエットを成功している。元々の体重は不明。悪者に憧れていて、ダース・ベイダーの様な格好でカフェに来店した事がある。
カフェの常連客。一応の常識人でシロクマのギャグのつっこみ役、コウテイペンギンであることを主張していることもある。
そそっかしく世話焼きな性格。
何の仕事をしているかは不明だがそれなりの収入があり、大抵はしろくまカフェでカフェモカを啜っている。
ただ酒癖が悪く絡み酒で、カラオケではマイクを譲らず、優柔不断で責任感が薄く、独断と偏見で突っ走ったりと、ダメ男の典型の様な部分も見せる。
アニメ版では、おなじくペンギンであるペン子さんに思いを寄せていたが……。また上記欠点も、アニメ版ではより顕著に描かれている回が後半に連れて多くなった。
粗暴な性格のワイルド系だが、手先が器用で何でもこなし、面倒見の良い兄貴肌のお人好しでもある。
特にサーモンにおいては狩りも上手である。
登場するたびシロクマくんにいじられるのが恒例で、悪態を吐きつつもなんやかんやで付き合ってしまう。
人間の女性。カフェの店員で、明るいしっかり者。
しかし、アニメ版ではすこしずれた会話や行動をとることもある天然さん。
この作品人間の女性では唯一のメインキャラである。
半田さんから告白され、付き合う事に。(『メロン味!』編〜)
人間の男性。動物園のパンダ係飼育員で、パンダ君の上司に当たる。
かなりのお人よしで、女性以外にはモテる。
恋愛に対しては奥手であるが、思い切った(思い切りすぎた?)発言をしてしまうことも。
眼鏡をかけた人間の男性。動物園前の花屋の店主で、大のパンダ好き。
その為、常軌を逸脱した行動に出る時がありパンダくんは彼が苦手としている。
仕事帰りにカフェへよく行く。温厚でいつも草をモグモグ食べている。
動物園にてあまり目立たないことを悩んでいたりする。
パン屋で働いており、ペンギンさんのスケジュール帳がほぼ埋まるほど働いている。
しかし、実はペン子の名はペンギンが勝手につけた仮名であり、一人と思っていた彼女はペン子、ペン美、ペン奈、ペン花、ペンニュエル、ペン乃、ペンジョリーナ、の七羽でシフトを組んで働いていた。
そして、ペンギンさんは七羽とも付き合うことにしたのである。
アニメ
2012年4月から2013年3月まで、テレビ東京系列全6局にて放送された。
作者の意向と違うアニメ化により原作の休載などのトラブルが発生した。
パンダママを始めとした動物の女性キャラクターの大半を男性声優が演じているのが特徴の一つである。
余談
アニメのおそ松さんが、しろくまカフェに出演してた声優が多いのが話題になったことが有ったからか、セガコラボカフェが企画された事もあり2019年6月29日から同年9月1日まで池袋となんばの2ヶ所で営業されていた、そして2021年7月10日から同年9月12日に池袋となんばの2ヵ所で再び営業が実現した。
スタッフ
監督 - 増原光幸
シリーズ構成 - 細川徹
アニメーション制作 - ぴえろ
主題歌
オープニングテーマ
「ボクにインビテーション」
作詞 - 椎名慶治 / 作曲・歌 - JP
「Rough&Laugh」
作詞 - 原田郁子、ミト / 作編曲 - ミト / 歌 - クラムボン
「You&Me」
作編曲 - 紗希 / 作詞・歌 - 紗希&Rie fu