コウテイペンギンは、ペンギンの一種である。
本種をモチーフにしたけものフレンズのキャラについては→コウテイペンギン(けものフレンズ)
アデリーペンギンをモチーフとしたキャラクターについてはとりのささみ。の漫画→テイコウペンギン(※種類違い)
概要
「ペンギン」と言えば、本種かアデリーペンギンを連想する人が最も多いだろう。ペンギンと言えば南極というイメージがあるが、南極大陸に主な繁殖地を持つのは本種とアデリーペンギンだけである。しかし南極条約の締結により捕獲自体が実質不可能なため、近縁種のオウサマペンギンに比べ実際目にできる水族館は非常に少なく、国内では現在和歌山のアドベンチャーワールドと愛知の名古屋港水族館のみで、世界全体でもほかに2つだけ。ちなみに前者では繁殖にも成功している。
大人は黒と白の体に黄色い模様があることが特徴。ピングーもコウテイペンギンである。
ペンギンの中で最も大型で、体高は1.1〜1.3mくらい、体重は最大で40kgにもなる。(小学校低学年の児童とほぼ同じ大きさである)
体が大きいので繁殖期間が10ヶ月にもなり、オスは抱卵したまま地吹雪吹き荒れる内陸で冬越しをする。分厚い皮下脂肪を持つが、零下60度にもなる冬の内陸で抱卵し続けるオスの体重は、春までに元の6割ほどまで落ちてしまう。
鳥言葉はこれに因み「忍耐」となっている。
また潜水能力は鳥類の中で最も高いといわれる。しかしその一方で、シャチやヒョウアザラシに襲われ捕食される個体も少なくない。
ヒナ
顔の白い部分、グレーのモコモコした体が特徴的。「クレイシ」という雛同士の集団を作る。
親鳥の足の上に乗って親鳥のお腹で温められていることもある。
その可愛らしさから、ぬいぐるみなどにもされている。
手をパタパタさせていると太陽の塔に見え、顔は斜め45度だと太極図にも見える殺人毛玉。
余談
親の姿がそっくりなオウサマペンギンの雛は全身が茶色い、ぶさかわいい系の容姿である。
関連イラスト
ドキュメンタリー化もされた
詳しくはこちら(映画「皇帝ペンギン」のウィキペディア)。その過酷な子育ての一年を追ったもの。恐らく大抵のレンタルDVD店にあるので、コウテイペンギンに興味を持った人はぜひ見よう。ちなみに2006年のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞ほか、数々の賞を受賞している。
表記ゆれ
関連タグ
ペンギン アデリーペンギン イワトビペンギン オウサマペンギン