概要
『娚の一生』とは、西炯子による日本の漫画作品。
月刊フラワーズ(小学館)にてにて2008年9月号から2010年2月号まで連載された。「このマンガを読め!2010」で第5位となる。月刊フラワーズ増刊号の『凛花』(同)にて10号(2010年)から16号(2012年)までスピンオフ作品が全7話掲載された。単行本は全4巻。コミックス累計発行部数150万部を記録した。
2015年に実写映画化。豊川悦司と榮倉奈々がW主演を務めた。主題歌は、JUJUの「Hold me, Hold you」。
登場人物
- 堂薗つぐみ(演:榮倉奈々)
東京の大手電機メーカー「四つ葉電気」の原子力事業部プロジェクト管理課長。発電所建設などの仕事に携わる。出世頭のキャリアウーマン。30代半ば過ぎ。独身。
仕事一筋に生きてきたが、大きなプロジェクトに関わる気力や体力を失いつつあり、初めて取った長期休暇を気兼ねなく過ごすため幼少期を過ごした祖母の家へ身を寄せた後、在宅勤務に切り替える。
海江田と出会った当初はあまり快く思っていなかったが、一緒に生活をするうちに次第に心を開き、穏やかな日々を送りながら、徐々に距離を縮めていく。
- 海江田醇(演:豊川悦司)
哲学者。51歳→52歳。京都で育ったため京都弁で話す。
病気療養する友人の代理で角島大学で教鞭を取ることになり、十和の家が大学から新幹線で30分程度の距離なので離れに住むことにする。越してくる前は東京の淑愛女子大学で教えていた。
大学時代に、つぐみの祖母である十和と出会い、十和の染色作品を見て想いを寄せ、本人曰く付きまとうような真似もしたようだが片思いに終わった。十和の葬式で十和の孫だとは知らずにつぐみに一目惚れをする。出会った当初からつぐみには積極的にアプローチをかけたり、かつての恋人が現れた時には本気で喧嘩をしたりと情熱的な面も持っている。同性・異性を問わずにモテる人である。