キセイ蟲
きせいちゅう
昆虫をモチーフにした侵略者。「女王」(メイン画像左)を頂点にし、人間の性的欲求(フェロモン)を栄養源として奪うことで地上の征服を目指す。共通の特徴として鳴き声は一律で『キーッショッショッショッショッショ!』となっている。(気色悪いが語源か。)
フェロモンを奪われた人間は生命体としての命は保たれるが、感情をなくしたり、意欲をなくしたり、恋心なくしたり、と様々な症状を見せ、最悪の場合は廃人となるのも珍しくないようである。
ただ、中には嗜好に対する意欲を失い労働に励むと言う実質的な被害が0に思えるような被害者が少なくないため、大した脅威ではない、まわりくどいと作中では本腰を入れて対処に当たる部署がエグゼロス率いる地球防衛軍のみと言う状況である。
逆に、そのわかりにくい侵略によって数で劣るキセイ蟲を対処への優先順位が高くない事がキセイ蟲の狙いである。また、キセイ蟲の真の脅威とは世代を超える未来ほど表出化する少子化にある。
真面目な話、人類滅亡に関しては下手な戦争や魔王、SF的なモンスターでもトップクラスに悪質と言っていい。その理由が、侵略を許せば許すほど、キセイ蟲を倒してもその戦後復興に携わる人材が既に復興に求められる能力を失っているため、復興がままならなくなるため。つまり、敵をヒーローや兵器だけでは敗北が免れる術がないと言う事である。
昆虫をモチーフにした組織ということもあって基本的に女性を思わせる個体ばかりおり、男性を思わせる個体は現在にいたるまで姿を見せない。
これについて、仮説として蟻や蜜蜂の組織を考えることが適当と思われる。
- 「女王」は卵を産むことで後継者(チャチャはその1人)や外で子供を育てるための栄養(=フェロモン)を集める者を産む。
- アジトには栄養(=フェロモン)を持ち帰る者と、栄養(=フェロモン)を基に子供を育てる者がいる(現実世界では、働き蟻と働き蜂、巣で子どもを育てる役割をもつものは全て”雌”である)。
- 男は「女王」と子供を作るためだけに存在し、ごく少数しかいない(現実世界の雄蟻と雄蜂は、女王蟻、女王蜂と子孫を残すことのみに存在、役割を終えた雄蜂は巣から追い出される)。
以上のことは、すべて仮説であるが、これではキセイ蟲に複数の種類がいることの矛盾が解消されない。なお、基本は昆虫や節足動物をモチーフにはしているものの、ナマコなど蟲にすら数えられない生物のキセイ蟲や脊椎動物の蛇をモチーフにしたキセイ蟲までいる。恐らく無脊椎動物か漢字で書くと『虫』が部首に使われているモチーフの動物が選ばれるのかもしれない。
名前の元ネタは恐らく寄生虫と規制の掛詞だと思われる。
名前 | モチーフ | 声優 | 名前の由来 |
---|---|---|---|
女王キセイ蟲 | 不明 | 井上喜久子 | なし |
チャチャ | 虫+猫 | 大森日雅 | 茶色 |
ハッコウ蟲 | カマキリ | 伊藤静 | 醗酵+発光 |
キセイ蟲X | 蚊 | 柚木涼香 | なし |
タラン蟲 | タランチュラ | 今井麻美 | タランチュラ |
パン蟲 | 蝶 | 久野美咲 | パンツ+パピヨン? |
ショク蟲 | ミミズ | 中原麻衣 | 触手+食虫? |
シミ蟲 | シロアリ? | 川澄綾子 | 染み+シミ? |
ギタイ蟲 | ゴキブリ | 豊口めぐみ | 擬態 |
カイコ蟲 | カイコガ | 植田佳奈 | 懐古厨+カイコガ |
ゲンム蟲 | 鈴虫 | 渡辺明乃 | 幻夢 |
キョタイ蟲 | 不明 | なし | 巨体 |
アマノジャ蟲 | 不明 | 能登麻美子 | 天邪鬼 |
ナマ蟲 | ナマコ | 下屋則子 | 生+ナマコ |
ハニトラ蟲 | 不明 | なし | ハニートラップ |
ニョタイカ蟲 | 不明 | なし | 女体化 |
名称不明 | ウミウシ | なし | 不明 |
名称不明 | マムシ | なし | 不明 |
リア蟲 | 不明 | なし | リア充 |
ニョタイカ蟲 | 不明 | なし | 女体化 |
キョセイ蟲 | 不明 | なし | 去勢+寄生虫 |