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ウミウシ

うみうし

腹足綱の後鰓類に属する海洋軟体動物。貝殻を退化させた巻貝の仲間である。
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概要編集

軟体動物門腹足綱後鰓亜綱に属する海洋動物。狭義ではそのうち裸鰓類に属するものを指す。アメフラシ(無楯類)やクリオネ(裸殻翼足類)と近縁で、地域によってはアメフラシとウミウシを区別しない。


簡単に言えば巻貝のうち貝殻を持っていない、または小さくなったり体の内側に埋没したりしてほとんど目立たなくなっている種の総称である(この定義だとアメフラシやクリオネも含んでしまうが)。名前の由来は、の角のような一対の触角を持つものが多いことから。なお、必ずしもすべての種類で触角が牛の角のようになっているわけではない。


非常に種類が多く、日本国内でも1000種類以上、世界的には5000種以上が確認されている。潮だまりのような水深の浅い場所から、何百、何千メートルといった深い海の底まで海底のあらゆるところに生息し、種の違いで細かく棲み分けている。中には餌の海藻葉緑体を自分の細胞内に取り込み、光合成を行わせる(盗葉緑体)というユニークな生態を持つ種もいる。


英語では「Sea slug」(海のナメクジ)という。浅い海に生息し、世界中に分布している。観測や捕獲は容易だが餌などの関係から飼育は難しいとされ、現在日本国内で常設展示を行なっている水族館は存在しない。


多くは身を守るためにを持っており、毒がないものも刺激的な味がするなど、とても不味いため、通常食用にはしない(近縁なアメフラシは一応食べられる)。


外見編集

ヒラヒラとした触角や鰓が非常に特徴的で、種によって様々な形に発達している。また、色も非常に美しい種類が多く、イチゴミルクピカチュウフルーツポンチシロウサギなど様々なものに例えられ、「海の宝石」の異名を持つ。これらの派手な色合いは、サンゴ礁では保護色になると言われる。また、毒を持っている種類が多いことから、天敵に対しての警戒色になるともされている。


ダイバーサーファーといったマリンスポーツ、レジャーを行う人の間ではもともとよく知られる存在であった。10年ほど前から徐々に一般にも認知されるようになり、現在では写真集やグッズなどが多数販売されている。


なお生態や見た目がウミウシと似ている種もあるナマコは、棘皮動物であり、ウミウシとは全く別の生き物である。


主な種類編集

ここではアメフラシなどを含めた広義のウミウシ類を示す。

アメフラシ科編集

フシエラガイ科編集

  • ウミフクロウ
  • ホオズキフシエラガイ
  • ベルテッラ・アウランティアカ

フジタウミウシ科編集

腕振角鞘海牛

  • カンナツノザヤウミウシ
  • エダウミウシ
  • ヒメエダウミウシ
  • リュウグウウミウシ

ドーリス科編集

  • アオウミウシ

ウミウシ

ウミウシの一般的なイメージの元となったウミウシでどうぶつの森で獲れるのもこれ。

青いボディに黄色の模様、赤い花のような部位が特徴。

  • ヤマトウミウシ
  • コモンウミウシ
  • シロウミウシ
  • シボリイロウミウシ
  • タイヘイヨウイロウミウシ
  • クロスジウミウシ
  • シライトウミウシ(メイン画像)
  • ニシキウミウシ
  • キャラメルウミウシ
  • サラサウミウシ
  • イソウミウシ
  • ユウゼンウミウシ
  • クモガタウミウシ
  • シロウサギウミウシ
  • イチゴジャムウミウシ
  • インターネットウミウシ

突起を中心に配線上の模様があることでこの名前がつけられた。模様は仮面ライダーWに登場する生体コネクタに似ている

  • シンデレラウミウシ
  • アンナウミウシ
  • ミゾレウミウシ
  • キスジカンテンウミウシ
  • イガグリウミウシ

ハナサキウミウシ科編集

  • ヒカリウミウシ
  • ハナデンシャ

クロシタナシウミウシ科編集

  • ミヤコウミウシ
  • クロシタナシウミウシ
  • ダイダイウミウシ
  • マダラウミウシ

ホクヨウウミウシ科編集

  • ユビノウハナガサウミウシ

ミカドウミウシ科編集

  • ミカドウミウシ

イボウミウシ科編集

  • キイロイボウミウシ
  • タテヒダイボウミウシ
  • タマゴイロイボウミウシ
  • コイボウミウシ
  • ユキヤマウミウシ
  • ソライロイボウミウシ

タテジマウミウシ科編集

  • オトメウミウシ
  • タテジマウミウシ

メリベウミウシ科編集

  • メリベウミウシ

ユビウミウシ科編集

  • ゴシキユビウミウシ

オオミノウミウシ科編集

  • ミノウミウシ
  • スミゾメウミウシ

クセニアミノウミウシ科編集

  • サガミミノウミウシ

フタスジミノウミウシ科編集

  • ムカデミノウミウシ

サキシマミノウミウシ科編集

  • サキシマミノウミウシ

アオミノウミウシ科編集

オオアリモウミウシ科編集


等々と、これらのように面白い名前の種類が数えきれない程沢山いる。


モチーフとしたキャラクター編集



表記揺れ編集

うみうし 海牛


関連タグ編集

宇志海いちご - イチゴミルクウミウシをモチーフとしたバーチャルYouTuber

イカ タコ ナメクジ クリオネ - 同じく貝殻を退化させた軟体生物。

動物 海洋生物 海の生き物 軟体動物 

カラナクシ トリトドン ぽわーおぐちょぐちょ

シオマネキング ジェラシット クロノーム ヌメリー

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