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葉緑体

ようりょくたい

植物などの光合成生物が細胞内に有する構造。光合成の場として知られるが、その他にもいろいろな機能がある。

概要編集

光合成を行う細胞内小器官。葉緑素クロロフィル)を持ち、一般的には緑色に見えるのでこの名で呼ばれる。


シアノバクテリアの細胞内共生に由来する。かつて独立した生物であった名残として、細胞核から独立したDNAリボソームを持ち、半自律的に分裂するが、遺伝子の大半が細胞核に移行しているため、真核細胞から独立して生存する能力を失っている。


光合成以外にも、デンプン・脂質・芳香族化合物・ビタミンホルモンの合成・貯蔵などの機能があり、植物細胞の生存には必須である。クロロフィルを含まず光合成能力を失った葉緑体は白色体や有色体などと呼ばれ、これらを「色素体」(プラスチド)と総称する。


関連タグ編集

細胞 植物 葉緑素 光合成

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