ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

iPS細胞の正式名称は、人工多能性幹細胞(Induced Pluripotent Stem cells)。またの名を誘導多能性幹細胞。


2006年京都大学の研究チームが世界で初めて実験に成功し、2007年11月20日に発表して世界的な注目を浴びた。2012年10月8日、この研究が認められ、晴れて山中伸弥教授へのノーベル賞受賞が決定した。発表から授賞まで僅か5年と、ノーベル賞としては異例の早さであった。


用途編集

移植者と全く同じDNAを持ち、拒絶反応を引き起こさない組織を作って移植する再生治療において期待がもたれている。iPS細胞の発表から10年以上がたち、パーキンソン病網膜色素変性症などへの臨床応用が本格化している。またiPS細胞から血小板製剤の生産が研究されており、将来的には、輸血やそのための献血をしなくてもよくなる可能性があるという。


iPS細胞を使えば従来は採取が困難であった組織の細胞を得ることができ、今まで治療法のなかった難病の病因・発症メカニズムの研究に役立てることもできる。さらに、患者自身の細胞を用いて、薬剤の効果や副作用を評価することにも用いられており、新薬開発のスピードが格段に上がることが期待されている。


拒絶反応を引き起こさない臓器、新薬発見などの先進医療への応用はもちろんだが、後述のような同性同士のカップルに対しての展開も、一部の人々にとっては興味津々なところである。


余談編集

iPS細胞の「i」が小文字なのはiPodにあやかったため。



また、この技術を使うことで、男性から卵子を作る事も女性から精子を作る事も可能と言う話もあり、同性愛者同士による子供の誕生も可能と言われている、その話が元でpixivでは同性カップリングの間に子供ができているイラストに「iPS細胞」 タグが付けられるようになった。なお、現時点では精子や卵子を作ることは解禁されたが、(倫理上の問題等で)受精させることは認められていない。


関連タグ編集

細胞 科学 バイオ

医学用語 医学 医療

関連記事

親記事

細胞 さいぼう

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 4175739

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました