概要
iPodとは、アップル社が発売していたポータブルオーディオプレーヤーのことである。
2001年10月23日に最初の製品が発表されると、使いやすいUIとシンプルなデザインからアメリカなどを中心にトップシェアを誇り、アップルを代表する製品となった。
その後は後述の通り様々なバリエーションの機種が発売されたが、スマートフォンの音楽機能が充実したこともあり、2017年7月27日以降をもってiPod touch以外の製品が販売終了。そのiPod touchも2022年5月10日に在庫限りで販売終了することを発表された。
これにより「iPod」と名のつく商品は約20年の歴史に幕を下ろした。
ちなみに、ステンレス製の製品に関しては新潟県燕市・三条市で加工していたが、アップルが作業風景を録画しノウハウを海外に移転してしまったという(リンク)。
シリーズ一覧
現在ではすべて販売終了。詳細は各記事を参照のこと。
iPod (現在のiPod classic)
シリーズ第1号。2001年10月23日に発表され、同年11月17日に発売された。今までに6回のアップデートが行われている。
最新モデルは2009年9月10日に発売されたモデルで、カラーはシルバーとブラックの2色、容量は160GBのみ。
iPod mini
2004年1月7日に発表された。当時存在していたカラーはシルバー、ゴールド、ピンク、ブルー、グリーンの5色。ウォークマンとのシェア争いをしていた日本において、iPodの勝利を決定づけたとも言えるシリーズである。2005年9月に後継であるiPod nanoが発表されたため、販売終了となった。
iPod shuffle
2005年1月11日に発表された。最大の特徴は液晶画面が無いことであり、シャッフルで曲を聴くというコンセプトを前面に押し出しているシリーズである。
最新モデルは2010年9月2日に発売されたモデルで、カラーはシルバー、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの5色で容量は2GBのみ。
iPod nano
2005年9月7日に発表された。iPod miniの後継で基本的なコンセプトもiPod miniと同様である。第6世代からマルチタッチパネルを搭載している。
最新モデルは2010年9月2日に発売されたモデルで、カラーはシルバー、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、グラファイト、(PRODUCT)REDの7色で容量は8GBと16GB。
のちに初期ロット品の一部に、充電中に発火の危険性があることが発覚。これをアップル社に送ると、最新バージョンに交換してもらえるというサービスが行われたため、投げ売りされていた中古品の価格が急騰するという珍事が起きた。
iPod touch
2007年9月5日に発表された。簡単に言えば「電話機能のないiPhone」である。しかし、iPhoneと比べると僅かにスペック面で劣る所がいくつかある。
最新モデルは2019年に発売されたモデルで、カラーはスペースグレイ、ゴールド、シルバー、ピンク、ブルーの5色で容量は32GB、128GB、及び256GB。
pixivとiPod
pixivでは、iPod本体のイラストよりも従来のiPodのCMで使用されていた単色背景に白もしくは黒抜きの人物のシルエットを描いたイラストの方が多い。それらはiPod風と呼ばれている。
関連タグ
iPodshuffle, iPodnano, iPodclassic, iPodtouch
AAC, AIFF, AppleLossless, WAV, MP3