- Auxiliary Air Control valve⇒補助空気制御弁。アイドリング時の空気量調整をする弁。ECUにより制御されている。
- AAC（Advanced Audio Coding、アドバンスオーディオコーディング、先進的音響符号化）は、1997年にISO/IEC JTC 1のMoving Picture Experts Group（MPEG）において規格化された音声圧縮方式のこと。
本記事では、2.について記述する。
AACは、Dolby Laboratories、Fraunhofer(FhG)、AT&T(ベル研究所), Nokia、SONYの各社が参加するMPEG標準化団体によって開発された。特にApple社が提唱していることで知られる。
一般にMP3より高音質(ハイレゾに使われるFLACには負けるが)とされ、同一の音質ではMP3よりデータ量が少なく済む。iPodやウォークマンなど、PCに比べて限られた容量である携帯型デジタル音楽プレイヤーで聴く場合にはAACが推奨される。ただし、エンコード時に圧縮率を上げた（データ量の少ない）AACよりも、圧縮率の低い（データ量の多い）MP3の方が高音質になる場合もある。以下の形式の内、RPGツクールMVなどのパソコンソフトでは.m4a形式の音声ファイルが音楽素材としても使われた。今ではスマートフォンの音楽アプリでも再生可能。
利用状況
MPEG-2 AACは主に日本のBSデジタル放送と地上デジタル放送のISDB規格、やSD-AudioのAACフォーマット、DVDではヨーロッパ圏で利用できる。北米や日本のDVD(DVD-RAMDVD-Rなどの録画用を含む)では、AACではなくAC-3やdts Dolbyが採用されているため、録画用において採用している上記の国外では利用制限されており、ダビング設定ができないようになっている。一方、テレビのレコーダーでは録画時のBlu-rayの各種規格では世界各国で採用されている。
MPEG-4 AAC(.m4a)は多機能テレビのメディアプレーヤー他、iPodやWalkmanなどのデジタルオーディオプレーヤー、PlayStation Portable(PSP)やDSi(ニンテンドーDSiサウンド、3DSではニンテンドー3DSサウンド)などのゲーム機()、携帯電話等、多くの機器やソフトウェアがサポートしている。また、第三世代携帯電話用の動画フォーマットである3GPPや3GPP2の音声圧縮方式としても採用されている。
音楽配信サービスでは、パソコン・iPod向けの「iTunes Store」や携帯電話(PDA、スマホを含む)向けの「着うた」でAACが採用されている。ただしこれらのファイルにはDRMが導入されているため同じAACであるが互換性はない。例えば拡張子が.m4pのAACは「iTunes Store」独自のFairPlayというDRM(著作権を保護する技術)が付加されているため携帯電話で再生することができない。しかし、一度CDに焼くとDRMは解除されるため、再インポートすることで可能ではある。これらiTunes Storeで購入した楽曲からCDを作成できるのは7回までとなっている。
2019年頃からDRMフリーの形式でダウンロード購入でき、著作権保護機能に悩まずに音楽が楽しめるようになった。
AACは、iPodおよびiTunes（PC版を含めて標準でAACを使用する）の普及とともに次第にシェアを拡大している。そのため以前はAACをサポートしていなかったソニーやパナソニック、KENWOODなどのデジタルオーディオプレーヤーも現在ではAACに対応している。
iTunesでのAAC
インポート設定
初心者の為の説明書。
特に設定を変更していない限り、初期設定でAACエンコーダのiTunes Plusになっている。
設定後、次回からCDインポートするとAACでエンコードされる。
iTunesの場合
iTunes for Mac
iTunesの起動
↓
メニューバーの［iTunes］から［環境設定］
(ショートカット: ⌘ + , )
[uploadedimage:764]
↓
タブの［一般］で［読み込み設定...］
[uploadedimage:765]
↓
［読み込み方法:］を［AACエンコーダ］へ変更
[uploadedimage:754]
↓
［OK］で完了
iTunes for Windows
iTunesの起動
↓
メニューバーの［編集］から［設定...］
(ショートカット: ［Alt］ + , )
↓
タブの［一般］で［インポート設定...］
↓
［読み込み方法:］を［AACエンコーダ］へ変更(標準設定はこれになっている)
↓
音質を変更したい場合はその下の［設定:］で圧縮レートを設定する。
↓
［OK］で完了
