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キュアエース

きゅあえーす

キュアエースは「ドキドキ!プリキュア」に登場するプリキュア。
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愛の切り札!キュアエース!!

CV:釘宮理恵

概要

ドキドキ!プリキュア』第22話から登場したプリキュア追加戦士。5つのロイヤルクリスタルを揃えたことで登場した。パートナー妖精はアイちゃん
プリキュアオールスターズの世界では歴代33人目のプリキュアとなる。シンボルカラーは赤。(→赤キュア
決め台詞は「美しさは正義の証 ウインクひとつであなたのハートを射抜いて差し上げますわ!」。他の4人と異なり、ウィンクで右目を閉める。

変身者は円亜久里(名前は23話の字幕放送で先行公表。24話で正式公表)。23話で初登場した。
歴代プリキュアではキュアミューズ以来2人目の小学生プリキュアなのだが…
お前みたいな小学生がいるか!!
メイン画像のイラストでわかるように、「大人の女性戦士」のイメージでデザインされたプリキュアである。今までもキュアアンジェキュアフラワーのように大人の女性戦士として扱われたプリキュアはいたがいずれもゲスト扱いであり、メインキャラクターに大人プリキュアを出したのはシリーズ初。
もっとも変身前は小学生なので「少女が変身する」というプリキュアのお約束まで破ってるわけではない。
「大人に成長した」というイメージの強調のために、身長を大きくしただけでなくアイシャドウやルージュなどの派手なメイクがされている。胸の膨らみが大きくなるとかそういう方向で大人っぽさは表されてないので悪しからず。
容姿的には変身後も亜久里の面影が残っており、子供と大人で見た目が変わっても同一人物だと小さいお友達でもわかるような配慮がなされている。変身後の容姿はマリー・アンジュにもどことなく似ており、劇中で実際に真琴がキュアエースの姿をアン王女に重ねたこともある。

また、史上初の「変身時間制限のあるプリキュア」でもある。連続変身時間は5分。

他のプリキュアと妖精と同様に、アイちゃんから力を受けて自己強化することができる。

キュアエースは追加戦士=新人戦士というプリキュアシリーズによくあるパターンではなく、ベテラン戦士という位置づけであり、4人の後輩プリキュアを自らと同じステージへ引き上げるために厳しい試練を与えるコーチ役も担う。後述する自身が抱える弱点もこの一因である。
戦歴に関して他のプリキュアたちよりも一日の長があるが、あくまでメンター(助言者)であろうとしていて、戦闘リーダーのような立ち位置につくつもりはないようである。
歴代のプリキュアでは『ハートキャッチプリキュア!』のキュアムーンライト月影ゆりがもっとも近いタイプと言える。

奇跡の切り札としてトランプ王国の伝説に語られるくらいの存在であるが、キュアソード剣崎真琴のようなトランプ王国のプリキュアではなく、亜久里曰く「人間世界で生まれたプリキュア」である。この矛盾の答えは後に明かされることになる。

その登場

【第22・23話ネタバレ注意】
相田マナと本当の友達になれたと思ったのも束の間、キングジコチューにジャネジーを注ぎ込まれたレジーナの攻撃でプリキュア達は変身を解除され絶体絶命の危機に陥る。そのピンチを救うべく颯爽と立ちはだかったのが、5人目のプリキュア・キュアエースであった。

岬すら破壊するレジーナの攻撃を躱して即座に背後に移動するなど超高速戦闘でキングジコチュー一味を翻弄。最後は必殺技「エースショット」でレジーナに大ダメージを与え、一味を撤退させた。

あなたは一体何者なのかと問おうとするプリキュアたち。しかしエースはそれには答えず、レジーナに裏切られる形となり心の折れたマナにプリキュア5つの誓い」を突きつけ叱責。それでも立ち直れないと言い放ち、マナからキュアラビーズを剥ぎ取り「あなたが愛を取り戻すまで私が預かる」と宣告し、去っていく。

Yes!プリキュア5』5話にて、水無月かれんが「プリキュアに就く資格無し」とされたことはあったが、現役のプリキュアが資格を剥奪されるのは前代未聞の出来事であった。
初登場での一切の説明抜きの鬼教官ぶりは、プリキュアたちだけでなくTVの前の視聴者もどういうことなの状態だったであろう。
なお、キュアエース変身前の姿はこの放映回で早々に明かされるが、エースの目的や真意が明かされるのはさらに後の話となる。

変身

変身バンクが他メンバー4人とは違っており、「プリキュア、ドレスアップ!」のかけ声でアイちゃんから力をもらい、5個のロイヤルクリスタルが埋め込まれたアイテム、ラブアイズパレットを用いることで変身する。パレットのクリスタルを1つずつ押したあとにアイメイクをするような動作の後、炎に包まれると共に身長が伸びて大人びたメイクになり、真っ赤な髪になる。亜久里によれば、これは「想いの強さ」によるものらしい。
変身に使われるロイヤルクリスタルには「5つ揃えると奇跡の切り札が現れる」と言う伝説があるため、キュアエースこそがその伝説に語られる切り札そのものを示しているのだと考えられる。

変身前は小柄な少女の姿だが、変身することで大人の体格に変わる、今までにない成長変身タイプのプリキュアである。
その為、服を着込み厚底ブーツを履いてまでして正体を隠したキュアミューズ調辺アコ)と映画で共演した場合、この2人がどんな会話をするのか注目しているファンもいる。

何歳くらいに成長した姿なのかについては、あえて具体的な設定はされていない。
プロデューサーの柴田宏明氏は「マナ達より1歳年上のイメージ」、つまり15歳くらいと話していて、一応これが公式とされているようである。
しかし、キャラクターデザイン担当の高橋晃によると、
「自分としては17歳くらいのつもりで描いてましたね。なかなか、年齢は絵には出しにくいですが、ほかの4人よりは3~4歳年上のイメージです」
とのこと。
17歳というとキュアムーンライトと同じということになる。ただ、ファンの中では成人年齢以上に見えるという意見が圧倒的主流。また、製作スタッフからも「はじめに想定していたよりももっと年上のイメージに演出された」という証言があったりする。
唇の輪郭があまり強調されないキャラデザインのアニメにおいては、口紅をつけてしまうと想定以上に加齢して見える……というのはアニメではよくあることであり、マナが「真っ赤なオバ…」と呟くほどでもある(コミカライズ版より。あれと言ってなければいいんだけど…)。

弱点

第27話で、変身した姿でいられるのは5分間だけということが明らかになっている。
5分を経過すると変身が強制解除される。そのため、長期戦に持ち込まれると不利になる。
この27話では必殺技であるエースショットを初めてジコチューに破られた上、戦闘中に変身解除に追い込まれてしまい、弱点を露呈した回となった。
この弱点を知った敵幹部のリーヴァは、長期戦が得意なジコチューを多く作り出すようになり、苦戦するシーンが増えた。
なお、時間制限が近づくとハート型のブローチが点滅するあたりはオマージュ元に忠実である。

オーバータイムリミット


この手の設定のお約束ではあるが、リアル時間と作中の時間は同期していないので、TV画面上では5分以上変身しているのに作中では1分も経っていない扱いだったり、その逆にTV画面上では変身してから2分程度しか描かれてないのに作中では5分経った扱いだったりすることもある。
その点にツッコミをすると「じゃあプリキュアの変身や必殺技発動には、実際にTV画面に流れるのバンクシーンと同じだけの時間がかかってるのか」とかキリがなくなるのでやめておこう。

弱点の説明をした時、「成長した姿でいられるのは5分だけ」という言い方だったので、ひょっとしたら子供の姿のままならという予想(期待)がされている。→ロリエース

きゅあえーす
ローリーエース



なお、一度時間制限が経過しても、力が回復すれば短い間隔で再変身することは可能である。31話ではマジカルラブリーパッドからリチャージを受け、再変身している

この時間制限は、第45話でエターナルゴールデンクラウンの力で「真のエースとして目覚めた」ため、あっさり解消してしまった。
レジーナ「何それ!?ずるい!」…そのとおりでございます
(この次のエピソードからはジコチュー軍団との最終決戦となり連戦が続くので、5分縛りじゃとても活躍させられないという大人の事情が大きいのだが)

戦闘スタイル

接近戦での戦闘力は高く、幹部に対しても互角以上に戦える。逆に遠隔攻撃に対しては防御技を持っていないため、ダメージを受ける事が多い。時間制限があるため短期戦を望むあまり、敵との相性の悪い技を出して窮地に追い込まれたこともある。作中ではジコチューとの戦闘中に変身解除にまで追い込まれたことが2度ある。また、アイちゃんの力により自身を強化することができるが、逆にアイちゃんが泣いてしまうとジコチューが強化されてしまうなど、戦闘をする上では不安定な要素も多い。

必殺技

エースショット
携帯アイテム・ラブキッスルージュを用いた単続技。
詳細は当該記事参照。

エースミラーフラッシュ
第32話より登場。マジカルラブリーパッドを使用した単独必殺技。
三枚の鏡による光で三角形を作り、相手を囲んで動きを封じる。
詳細はマジカルラブリーパッドの項目を参照。

他にも必殺技ではないが、第23話では、振り向きざまに指一本でサイン色紙ジコチューを吹き飛ばすという、空手発勁を思わせる小技も見せた。また第22・25話ではワインレッド色の花びらを飛ばして、敵を吹き飛ばしたり、エネルギー波を寸断したりしている。

フォームチェンジ

40話より登場するパワーアップフォーム。背中に天使の羽が生えるがコスチュームの変化は一切ない。

ドキドキ!プリキュア



本編登場までの変身者予想

キュアエースが公式に公開されたのは、第20話(2013年6月16日放映回)の次回予告が最初である。
この時点では「5人目のプリキュア登場!」のテロップとともにシルエットのみが公開され、名前も詳細な外見も明かされなかった。
詳細な外見の公開は第21話の次回予告。そして第22話の最後の1分で本編に初登場し、第23話で自己紹介とともに変身者が円亜久里という少女であることが判明する。
なお、6月16日より後に講談社から発売された幼児学習誌や絵本では、この「5人目のプリキュア」の外見や名前、必殺技がTVより先行して紹介されている(変身者については一切触れず)。

この流れでわかるように、「キュアエースは誰が変身しているのか?」という正体探しがストーリー上で描かれていたわけではない。本編上でのキュアエースの登場は前振りがほとんどないサプライズイベントとして扱われており、初登場した次の回には変身者が判明しているのだから。
しかし、「キュアエースという存在が夏に出てくる」ということをネット上のネタバレで事前に知っている大きなお友達を狙ってなのか、凶悪なまでのカモフラージュが張り巡らされた。一種の情報流出対策だったといえよう。そのミスリードは「もはや見破るのは不可能」とまで言わしめたキュアミューズを上回る
誰がエースに変身するのかの予想は困難を極め、23話で実際に変身シーンが登場するまで、ファンの間で様々な憶測が生まれていた。

キュアパッションキュアサンシャインの情報が事前に流出したことでストーリーのネタバレ騒ぎに拡大した数年前(後者については「明堂院いつき」の記事参照)から比べると、プリキュアスタッフの機密保持力が高まったことを裏付ける結果となったと言えよう。

第一段階

毎年の恒例ではあるが、キュアエースの公式情報公開のはるか前から、エースのネタバレ画像がネット上に流出していた。
確認できる最古の流出は4月冒頭とされるが、同月にはすでにpixivでもイラストが上がってきている。

キュアエース


但しこれらのネタバレで入手できる情報は「キュアエースの外見とアイテム」の情報ばかりであり、変身者及び演者の情報、そしてストーリー上での設定は全く漏れなかった。

マリー・アンジュ(アン)王女

第1話からその存在は語られていたが、第7話の回想シーンで初めて外見と声が描写された。担当声優が公表されていないことから、彼女の正体に重要な秘密があることは当初より確実視されていた。
そして流出したネタバレ画像の時点で判明したキュアエースの姿が彼女に酷似していたため、キュアエースの正体候補としては人気があった。

ピグマリオン


外見が似ているのはただの偶然(ミユキさんのように視聴者を騙すためだけのカモフラージュ)という説もあったが、35話でも似ていることは言及されていた。
似ている理由は45話で明らかになる(後述)。

アイちゃん

謎の卵から誕生し、不思議な力を持つ赤ん坊。第8話から登場。
一部の視聴者は「アン王女とアイちゃんは今井由香の一人二役ではないか」と推測しており、このことからアイちゃんの正体がアン王女であるという仮説が生まれた。そして上記のキュアエース=アン王女説の結びつき、「アイちゃんが成長してプリキュア化する」という説となった。

おや・・・?アイちゃんのようすが・・・


ところが、ストーリー中盤の展開からアン王女とアイちゃんは別々に存在することが明らかになった(と思われていた)ため、彼女の正体については振り出しに戻った(アイちゃんの正体については当該記事参照)。

レジーナ

シリーズ恒例の美少女敵幹部。第12話から登場。
当初から憎めないキャラクターとして描かれており、プリキュアたちも彼女とは積極的に和解したがっていた。この立ち位置がキュアパッションキュアビートのような寝返り戦士を彷彿とさせたため、彼女が寝返ってプリキュア化するという予想も多かった。ただ、レジーナとキュアエースの姿が違いすぎるために賛否両論が激しい説でもあった。

プリキュア代行?


一方、本編では数か月にわたって積み重ねてきたマナの友情がレジーナに伝わり、21話でついに和解。この時にはレジーナの心の中に謎の力のようなものが芽生えた演出が入る。そして次回予告ではレジーナを守ってプリキュアたちが戦っていて、それに苦悩するレジーナという映像と、最後にワンカットだけ出てくるキュアエース。ここまでやられた時点で、多くのファンがキュアエースはレジーナが覚醒することで誕生する戦士という説に傾くようになる。

こういう展開かと


しかし22話放映前日に突然行われたエースの配役公表でレジーナとエースの担当声優が別人(レジーナの担当は渡辺久美子)と分かり激震が走る。何らかの理由で変身後に声が変わるのではという予測もあったが、22話にてレジーナとキュアエースが交戦したため別人で確定した。

第二段階

22話放送前日の6月29日早朝、毎日新聞デジタル「まんたんWEB」は、「キュアエースの担当声優に釘宮理恵」と報じた。参考リンク
釘宮はそれまで本作に出演していなかったため、声優から正体を推測する試みは全て振り出しに戻り、新たな説が立てられた。

融合体

アイちゃんやレジーナがアン王女の映し身であり、『ドラゴンクエストⅥ』のように自分と融合してキュアエースに覚醒するという説。
他にも「エース」繋がりで、二人が合体して変身する『ウルトラマンA』のような展開になるという説もあった。

【嘘?】Q♣ アルジーヌ【ネタバレ】
フタリ+1デヒトリ


合体キャラならば、変身前のどちらの声優をキュアエースの演者に採用すればいいのかがややこしくなる。だからこそまったく新しい声優が採用されたのではないか? という考え方である。
なお、融合体説の前提である「アイちゃんやレジーナがアン王女の映し身」という説はわりと初期から考察されていた。アイちゃんとアン王女の声優同一疑惑と、「レジーナ」という名前がトランプのクイーンに由来する言葉であったことの二点から、この二人はアン王女の分身のような存在ではないかと考えられていたわけである。

【嘘・ネタばれ】 王女考察 ♥Q



まったくの別人

それまでのストーリーとは関係のない人物が新たに登場してキュアエースに変身する説。
同じく声優が別人である理由を説明できる上、仮面ライダーなどでは定番の展開である。
プリキュアシリーズでは前例が無いため、当初可能性は低いとされていたが、22話での次回予告にて、アイちゃんと親しげにしている曰く有りげな新キャラの姿が登場したため、彼女がキュアエースである説が急浮上した。



取り敢えずの結論

23話で、キュアエースの変身者は同話から登場した(=22話での次回予告に登場した)新キャラ・円亜久里である事実が判明。「まったくの別人」説で確定した。

でこ!



こうして変身者は判明した。しかし視聴者の間ではまだ納得行かないものが残っていた。亜久里の出自に関してである。

第三段階、そして最終的結論(45話ネタバレ注意)

亜久里については、登場当初は「プリキュア5つの誓い」を口にしている事から、剣崎真琴(キュアソード)やジョー岡田(ジョナサン・クロンダイク)同様にトランプ王国人の可能性があると思われた。しかし27話で、祖母・円茉里の存在が明かされた上、亜久里も「私はこちらの世界で生まれたプリキュア」と発言しており、マナたちと同じく純粋な人間である可能性も出てきた。
この時点で、本編上で判明している亜久里(及びキュアエース)の過去は、(1)かつてジコチューと戦い敗れていた、(2)アイちゃんはその時からのキュアエースのパートナーで、力を使い果たし卵に戻っていた、(3)アイちゃんの卵は岡田に回収され、彼の店「ソリティア」で再孵化、そして(4)マナたちが5つのロイヤルクリスタルを集めた結果エース復活の条件が揃った―という点であった。

ところが42話で、亜久里は「自分の誕生日を知らない」「絶えずアン王女とジコチューの戦いの夢を見ていた」事実が判明。続く43話では、1年前に極めて異常な状況下(詳細は「円亜久里の項目参照」)で亜久里と茉里が出会った経緯が語られ、同時に亜久里に過去の記憶がない事も判明した。ここにおいてファンは大混乱に陥った。27話の亜久里の「この世界で生まれたプリキュア」発言と矛盾するからである。

地球人なのか、トランプ人なのか、それとも別の世界から来たのか、あるいはそのどれでもない「何者か」なのか。一体キュアエースとは何者なのか…。
その結論は第45・46話で明かされた。

44話終盤、アン王女を封じていた結晶体を秘匿するため「ソリティア」を去り、以後長く消息を絶っていた岡田が、プリキュア三種の神器最後の一つ・エターナルゴールデンクラウンを携えて帰還する。その持つ記憶が告げる亜久里の正体は「トランプ王国滅亡時に自決したアン王女のプシュケーがジャネジーに染まらなかった半分=トランプ王女としての公的正義が転生した存在」であった。そして、かつてファンが変身者の候補に挙げていたレジーナとアイちゃんに関しても、それぞれ「アン王女のプシュケーがジャネジーに染まった半分=一個人としての親子の情愛が転生した存在」「自らプシュケーを引き抜いた結果死亡したアン王女の肉体が転生した存在」であると明かされた。

つまり、亜久里とレジーナとアイちゃんは(例えが変だが)「同位体」というのが、公式が出した最終結論であった。

キュアエースの姿がアン王女に似ているのは、変身者たる亜久里はアン王女の一部なのだから似ていて当然ということになる(亜久里が髪を下ろした姿がレジーナに酷似し、レジーナのカラーリングがエースと同じ赤であり、アイちゃんの髪と瞳のがアン王女とほぼ似ているのも同様)。
「アン王女説」「アイちゃん説」「レジーナ説」「融合体説」が、当たらずも遠からずな説であったと言える。

裏話

登場のさせ方について

実は最初の予定では、ロイヤルクリスタル探索編に入ったと同時に亜久里を登場させてマナ達と知り合わせる予定だったらしい。
亜久里は自分がキュアエースである正体を隠しながらも、ロイヤルクリスタルをマナ達が集めきるのを影から日向から見守り、そして全てのクリスタルが集まったことで亜久里が新しいプリキュアに変身してマナ達びっくり、というのが初期に考えられていた展開だった様子。
もしこの通りの流れで本編が進んでいたのならば、混迷を極めたキュアエースの正体予想は、最初から亜久里で決まりきっていたようなものだったろう

それが今のような形に変更されたことについて、本作のチーフプロデューサーである柴田宏明が『アニメージュ』2013年8月号のインタビューで以下の主旨のことを語っている。
当初は「登場するまでに多少の前振りを用意しておく」予定であったが、シリーズ構成の山口亮太等との打ち合わせの結果、「いきなり登場する形のほうがいい」ということになり、「レジーナとの戦いで追い詰められたマナ達の前に誰かが颯爽と現れて助けに来るのがかっこいいだろう(笑)」という結論に至った。
他にも「マナ達を教え導く鬼コーチ的な存在」という設定にしてあるために、マナ達と亜久里の間に最初は距離感があった方がいいという判断で、「マナ達の知らない人物にしよう」という方向でまとまったという。
スポ根ものでよくある「ヌルい馴れ合いになってきたチームの空気を、ヨソからやってきた部外者がスパルタ指導で反省させようとし、チームメイト達は最初は反発するもコーチの真剣さに触れたことで指導を受け入れ、最終的にはより強固な絆でチームワークが強くなる」という展開を狙ったというわけだ。
そして、亜久里は登場当初は自分の素性を明かさないままプリキュアたちを指導し、プリキュアたちが一人前に成長してから初めて亜久里の日常…家庭や学校生活などが描かれるという形式になった。

なお、この方針展開に伴い、プリキュアのロイヤルクリスタル探索行を監視する存在は亜久里ではなくジョー岡田の使い魔である青い鳥「クオレ」となった。

キュアエースというキャラクターの誕生

放映終了後に発売された『ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック』には、キュアエースの設定が考えられた経緯が、柴田や山口、高橋、シリーズディレクターの古賀豪から明かされている。彼らの発言をまとめると…。

まず、本作において追加戦士として作られたキャラクターは実はキュアソードであった。
ソードが第1話から顔出しすることは最初から決まっていたのだが、仲間入りするのは「シリーズが半分過ぎた頃」になる予定であり、製作関係各部署はそのスケジュールですべて動いていた。
しかし、製作現場とは別口の方面(おそらくは企画部)から「キュアソードを映画『プリキュアオールスターズNewStage2』に登場させたいので、放映開始から一ヶ月くらいで仲間入りさせて欲しい」と急遽の指示があった。
しかも話はそれだけで終わらず、「追加戦士自体はやっぱり出したいので、秋口くらいに5人目のプリキュアが仲間になるように考えて欲しい」という要請まで新しくやってきた。そして、変身に使用する玩具に関する設定はアニメの現場の都合とは無関係にすでに決められていた(プリキュアシリーズは玩具販促アニメなのでこれ自体は通常のことである)。つまり「すでにぬいぐるみとして売っているアイちゃんの販促強化のためにアイちゃんをパートナー妖精とする」「ライアイズパレットっていう化粧玩具を売りたいのででそれを変身アイテムにすること」「ラブキッスルージュという口紅玩具を売りたいのででそれを武器にすること」は財団Bがすでに決めていて、絶対遵守事項となっていたのである。
これらの話は、第1話が出来上がった以降に入ったものである。製作現場としては出鼻を挫かれたようなものだった。
キュアソードの仲間入りスケジュールについては、「各人が自立している存在である」ことを表現するために行なわれた「一部メインキャラの不登場」(2話など)が上手く行かなかった事情も助け舟となって、演出方針転換でなんとか6話までに間に合わせることができたが、問題は「5人目」である。
追加戦士はあくまでキュアソードのつもりだったので、「5人目」なんて一年の構想には全くないわけで……主要スタッフたちはどういうキャラクターを出せばいいか相当悩んだらしい。

一方、5人目追加の要請があったのと同時期に、「ちょっと意地悪な女の子幹部を敵の新キャラとして追加したい」という要望が一部スタッフ内から出てきた。
柴田はその二つの要望を踏まえて、「敵側の少女戦士」を新しく出して、彼女を「後半の追加戦士」に覚醒させればいいと考えていた。世間知らずでワガママな元敵幹部を、番組後半になって精神的に成長したマナたちが正しいプリキュア道へと導いていく……という意図であった。
ところが山口から異議が出る。「そのパターンは過去のシリーズでやったので、今回は違う形にしましょう」
さらに、秋口の予定だった追加戦士の登場スケジュールが、諸事情で6月下旬(具体的には第22話)に早まることになり、「新人プリキュアを導けるほどマナたちが成長した様子をまだ描けてない」というシリーズ構成上の問題が発生してしまう。
これらを勘案した結果、「発想を逆転させて『マナたちの成長を促すスパルタキャラ』を5人目の追加戦士にしよう」という結論となって、キュアエースというキャラクターが誕生した。
そしてキュアエース役を決めるオーディションが、初期メンバーのオーディションに漏れた声優たちを交えて行なわれ、結果、再招集組の一人だった釘宮理恵が役を射止めるに至った。

一方、「ちょっと意地悪な女の子幹部」を追加する案についてはそれはそれで面白そうだとして、キュアエースとは別人という形でレジーナというキャラクターが登場することになる。
初期のレジーナがロイヤルクリスタルに反応したように、アン王女と因縁があるキャラクターにする予定は最初からあったのだが、レジーナを登場させたばかりの頃は真相はまだ固まってなかった。
しかし、レジーナがアン王女、キュアエース、アイちゃんに何らかの因縁があるように見える演出だけは初期からバラまいていた。
なぜアン王女だけでなくキュアエースやアイちゃんにも因縁があるように描かれたかというと、そもそもアン王女はアイちゃんと因縁があるキャラとして声優まで同じにして設定されたキャラだからである。そして、「アイちゃんはキュアエースのパートナーであること」はニチアサの支配者たる財団Bからの要請であり、アニメの制作スタッフからは変えることはできない。
そういうわけで、レジーナはアン王女と因縁があるなら、それゆえにアイちゃんとも因縁があり、そしてキュアエースとも因縁があるはず……という設定上でかなりややこしい状況になってしまった。
レジーナがキュアエースに変身するならばこのあたりは簡単に解決できたのだろうが、山口自身がそれとは違うことをしたいと要望したので、その責任もあってこのあたりの整合性を取るのに相当に悩んだらしい。
最終的に描かれた設定では本当にレジーナとアン王女とアイちゃんとキュアエースの全てが因縁で繋がってる形になったわけだが、これはかなり後半になってようやく固まったものだということ。
ただ、亜久里とキュアエースのキャラクターデザインについても、上記のキャラ達とどこか関係が有るようにも見えるようにしてほしいとわざわざ注文していたようだ。デザイナーの高橋はキュアエースに関係するこれらのキャラクターのデザインは平行して同時にやっていたと明かしている。
その結果、大きいお友達の中でキュアエースの正体についてレジーナ説やアン王女説など様々なものが出てきたわけである。

プリキュア5つの誓い

プリキュアとしての心構えを説いた言葉。キュアエースが提唱者である。
元ネタはウルトラ5つの誓いだと思われるが、内容は全くの別物。
詳しくはこちら

中の人

前述のように、第22話放送前日にエースを釘宮理恵が演じる事が報道された。
従来のシリーズでは、正体が秘匿されていた追加戦士の初登場回の声優クレジットは「?」になっていることが多く、放送日前の公表は異例であった。

釘宮は歴代テレビシリーズへの出演歴こそないものの、劇場版『Yes!プリキュア5』にてダークレモネードを担当している。なおダークプリキュア5からプリキュア正規戦士に昇格した声優としては2例目となった。1例目はもちろん、ダークドリームからキュアビューティの担当になった西村ちなみである。

キュアエースとダークレモネード



また当時の釘宮は『バトルスピリッツソードアイズ』でハクア・エストック役を演じていたため、「2013年第3四半期のニチアサは釘宮のバトスピで始まり、釘宮のプリキュアで終わる」と言われる事になった(その後、『ソードアイズ』の後番組『最強銀河究極ゼロ』にもリクト・エイプリル役で続投)。

釘宮はロリキャラやツンデレキャラ(特に後者の方は語るまでもない)の役を多く担当しており、初登場時「エースのような年長者キャラを演じるのは珍しい」(過去にはミーナ・カーマイン、男性キャラではあるが宇都宮虎丸〔『イナズマイレブンGO』〕がある程度)と言われた。
実際には、変身前の円亜久里は釘宮が得意とするような少女キャラである。しかし過去には1人数役を演じ分けた経験も多い氏だけに、小学生らしい舌足らずさも見せる変身前と、優雅さを持ちつつ威圧感すら感じさせる変身後で声を使い分ける技量は流石と言える。キュアソード/真琴役として共演した宮本佳那子は「人が変わったみたい」と、釘宮の力量を讃えている。

毎日新聞の第一報を受けて、登場から1ヶ月も経たないうちに「様々な中の人ネタ」(中華娘炎髪灼眼娘鎧の弟末っ子マイスターゼロのあの娘三千なお嬢様デコアイドルなど)が投稿されている。種類だけなら全プリキュア中最多であろう。

灼眼のプリキュア
ドキドキトランプ王国旗
キュアエースの声が釘宮さんと聞いて



また山口亮太がシリーズ構成を務めた作品と追加戦士の繋がりで『デジモンセイバーズ』のイクトを連想する声もある。

いずれにせよ、国民的アニメになりつつあるプリキュアシリーズと、釘宮理恵という大物声優のコラボによって、またしても「釘宮病患者」が増えたのは言うまでもないだろう

類似するキャラクター

子供が変身によって成長するという方法はプリキュアシリーズでは初の試みであるが、他作品ではいくつか例がある。
仮面ライダーディケイド』の「響鬼の世界」のアスムと「キバの世界」のワタルの二人、大きくなる幅は狭いが『五星戦隊ダイレンジャー』のキバレンジャーと『超力戦隊オーレンジャー』のキングレンジャー(いずれも追加戦士)、合体有りだと『超人バロム・1』が彼女と同じ成長変身タイプのヒーローに該当する。
だが言ってしまえばこの程度であり、全体から見れば珍しい変身方法に分類される。

しかし『ミンキーモモ』のような魔法少女ものであれば、「少女から大人への変身」はむしろ一般的である。
変身後は精神年齢も同時に引き上げられているフシがあるので、エースの場合はヒーロー的変身からの逸脱ではなく、むしろ「古典的な魔法少女的変身への回帰」と言った方が正しいかもしれない。

ちなみにエース役の釘宮理恵が担当しpixivでも引き合いに出されることが多い灼眼のシャナだが、彼女は主に頭髪と瞳の色が赤く変化するだけで体型的な変化はない。

トランプモチーフで何の前触れも無く登場した追加戦士で、しかも既存のメンバーと比べて圧倒的な強さを誇るという点では『ジャッカー電撃隊』の番場壮吉(ビッグワン)と共通しているといえる。
ビッグワン、キュアエース共に演じている役者が大物だという点でも共通していると言えよう。
ただしビッグワンの場合は、『ジャッカー』という作品が内容が子供向けにしてはハード過ぎて視聴率が低迷していたため、そのテコ入れとして投入された追加戦士ではあった。
これがこれが秘密の秘密の切り札さ

関連イラスト

彩れ、ラブキッスルージュ!
ぼくらのエース


愛の切り札!
愛の切り札(ドキプリ♯4)


ときめきなさい!!!
キュアエース!



関連タグ

プリキュア ドキドキ!プリキュア 円亜久里 プリキュアオールスターズ
キュアミラクル キュアマジカル エースほどではないが変身後成長する後輩達
赤キュア ロリキュア
ビッグワン 仮面ライダーグレイブ
仮面ライダーアクセル 追加戦士で赤いAつながり
プリキュアウルトラシリーズ 

プリキュアオールスターズ」プリキュアタグ

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