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キングジコチュー

きんぐじこちゅう

キングジコチューとは、『ドキドキ!プリキュア』に登場する敵ジコチューたちの首領である。
目次 [非表示]

CV:大塚芳忠


概要

ドキドキ!プリキュアの敵組織「ジコチュー」達の首領。本編開始前の時点でトランプ王国を侵攻している。

愛という感情を憎悪しており、愛の力でパワーアップする本作のプリキュアたちにとってはまさに宿敵関係だと言えるだろう。

レジーナの父親だが、その姿は二本の角を持った巨大な怪物であり、似ても似つかない。

ジコチュートリオの一人であるマーモ曰く、「世界のすべてはキングジコチュー様を中心に回っている」と言わしめるほどの存在であり、娘であるレジーナすらも、その恐ろしさには身震いするほど。

トランプ王国侵攻のときには王国は滅ぼせたものの、マリー・アンジュによって石化した状態で封印されてしまった。


ジコチューのボスと言える存在であって、性格は非常に短気で傲慢。部下たちを恐怖で支配しており、口を開けばほとんどが怒りの言葉である。

ただし、娘であるレジーナに対しては少々複雑な感情を抱いている。レジーナが自分の思うように動かないと激怒し「私の娘ではない!」と言い放ち殺そうとまでするが、その感情の爆発がやむと今度はレジーナの心が自分の元から離れることを深く嘆き、やはり激怒する。最終的に、レジーナの心を完全に自分だけのものにするために洗脳まで行った。

子供への愛し方を知らないが執着はするという、リアルなまでに自己中な親だと言えよう。


本編開始からしばらくの間はしゃべることもできず「眠っている」状態だった。

きんぐじこちゅーさま

※想像図


しかし、封印され眠っている状態だがジコチュー達が暴れている間に発生する「ジャネジー」を吸収することで封印が解かれるようで、ジコチュートリオがジコチューを生み出すのも、このジャネジーを集めキングジコチューを復活させるためである。他にも眠っていながらもテレパシーを扱えるのか、遅々として復活が進まない事に苛立ちを募らせベールをメッセンジャーにして送り込んでいる。


第21話で遂に口を開き、トランプ王国や人間界にとどまらず、全宇宙のジャネジーを手に入れることが目的である事を明している。この時点で身動きはまだできないものの、意識は既に目覚め、力を少しは取り戻していることが描写された。第22話では自分の幻影を人間界に投影し、マナ達への愛に苦悩するレジーナに甘い言葉を囁いてジャネジーを注ぎ込み、完全に洗脳してしまうなど、その強大なパワーと邪悪さは計り知れない。


その後も着実にジャネジーが蓄積されていった結果、第44話にて復活が目前であることが示唆され、第46話で完全復活を果たした。


容姿

敗北と決意と


初登場は第1話冒頭シーン。廃墟と化した王都で巨大な彫像のようにそびえたっており、これが封印された状態である。頭から二本の巨大な角を生やし、肩からも数本角が出ていることが確認できる。

封印される前(復活後)は筋骨隆々の巨人で、全体的に悪魔のような風貌をしている。

999Mあるクローバータワーよりも大きいので、全長は1000Mを超えていると思われる。


正体

以下重大なネタバレ注意












正体はトランプ王国国王にしてマリー・アンジュ王女の父親

最愛の娘

国王にとって最愛の存在であった王妃は、アン王女を出産すると同時に亡くなってしまった。それゆえ国王は忘れ形見のアン王女に深い愛情を注いで育ててきた。しかし、王国の地下に封印されている闇によって、アン王女が瀕死の病にかかってしまう。医師は国王に、エターナルゴールデンクラウンの知識を借りれば助かると進言するも、エターナルゴールデンクラウンは1万年前のプリキュアが戦った闇を封じているため、王冠を外せば闇を開放してしまう。

娘の命か国の平和か。重く辛い二択に迫られた大いに悩む彼だが…、


「娘のいない世界など終わったも同然!!」


娘の命を選んだ国王のプシュケーは黒く染まり、王冠を封印から外し持ち去る。エターナルゴールデンクラウンのおかげでアン王女は一命を取り留めた。しかしその直後、復活した闇によって国王は体を乗っ取られ、キングジコチューと化してしまった。

その後キングジコチューは、「自分と娘だけの世界があればいい」という欲望の下、トランプ王国を侵攻、果ては人間界や全宇宙の侵略を目論む。


アン王女は自分の父親を殺すことはできなかったため、ミラクルドラゴングレイブによって封印する。それは「父を殺さなければならないくらいなら、王国を救っても意味がない」ということであり、アン王女が国王と同じ選択をしてしまったことを意味していた。

王族として国土と民を愛するか、娘として父を愛するかの選択はアン王女の心を二つに分裂させ、円亜久里レジーナを生み出すきっかけとなってしまう(詳細はマリー・アンジュの項目を参照)。


48話でプリキュアによってキングジコチュー体内にいるトランプ国王を救出され、取りついた闇も倒されたことで消滅した。その結果、キングジコチューの本体を成す「闇」は小虫ほどの大きさまで弱体化した。

ベールはこの小さな「闇」そのものを「キングジコチュー様」と呼んでいた。このことからトランプ国王に取り付いた「闇」こそが「キングジコチュー」そのものであり、国王はキングジコチューが活動するための媒体にされていたものと考えられる。つまりこの時点でベール達にとって国王は用済みだったのである。


闇に洗脳された国王で、自分の娘に敵対するプリキュアがいるという点では、過去作ではメフィストに一番近いと言える。


余談

なお、もともとはキングジコチューは「人間の欲望の思いが集積して生まれた存在」という設定であり、レジーナは本当は「キングジコチューの娘」ではなくキングジコチューに騙されて娘と思い込まされているという流れにするつもりであったらしい。付け加えるなら、レジーナの正体については初期は固まっていなかった。

しかし、プロデューサーの柴田宏明氏はキングジコチューに大塚氏の声がついたときから、特にあの「レジィ~ナァ~!」という彼女に執着している叫びを聞いてからは「キングジコチューは(レジーナの)本当の父親としか思えない。」と考えるようになったとのこと。(古賀豪シリーズディレクター談)。

そして、レジーナはキュアエースと何らかの因縁があるキャラクターとは考えていたのだが、そのキュアエースはアイちゃんをパートナーとするキャラクターである。アイちゃんはキュアエースの追加が決定するよりも前からアン王女と因縁があるキャラクターと設定されていたので、自然な流れとしてレジーナとアン王女には何かの関係があるのではないかということになった。

その結果、アン王女の実父であるトランプ国王をキングジコチューの正体にすることになり、当初の設定に準拠したラスボスとしてプロトジコチューが新たに登場した。

物語ではジコチューを介してトランプ国王がキングジコチューを生みだしたが、逆に大塚氏の声を介してキングジコチューからトランプ国王が生まれたともいえる。


中の人

大塚芳忠氏はプリキュアシリーズの出演は本作で初となる。

このことから、ファンの間ではキングホウチューと呼ばれることも。

また、大塚氏はドキプリの30分前の番組『仮面ライダー鎧武』でナレーションを務めているため、日曜8時に仮面ライダーのナレーションをして終わったら、プリキュアでラスボスを演じるというスーパーホウチュータイムが5ヶ月程度続くことになる。

ただし、これとよく似た前例は前作(ラスボスではないが)今季のニチアサキッズタイムにも似たような組み合わせが見られる。


47話で某聖帝のように愛などいらぬ!と叫ぶが、大塚氏が担当したのは聖帝に殺されたシュウである。また、聖帝の中の人は同じ大塚である大塚明夫氏。


関連タグ

ドキドキ!プリキュア ジコチュー

ジコチュートリオ レジーナ(プリキュア)

イーラ マーモ(ドキドキ!プリキュア) ベール(プリキュア) リーヴァ(プリキュア) グーラ(プリキュア)

マリー・アンジュ トランプ王国 トランプ国王

マルス(聖闘士星矢Ω)


灰原重人の病を治すため、大昔に失われた人ならざる力を求めて取り返しのつかない事態を招いた権力者繋がり。(ただし元は善人だったトランプ国王と違い、異変の前から善良とは言いがたい人物だったらしい)なおトランプ国王が、自分が化け物になって娘に封印されたのに対し、彼は化け物になった娘によって自分も化け物にされている。

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