CV:宮本佳那子
概要
「まこぴー」の愛称で親しまれる人気アイドル。ヨツバミュージック所属。
クローバータワーでのイベント中、ちょうど社会科見学で訪れていた相田マナと出会う。そしてマナ、菱川六花、四葉ありすの三人が、真琴こそキュアソードではないのか、と考え近づいたことから交流が始まった。
容姿
紫色のショートヘア。初登場時はキュアラビーズを髪飾りとして着けていた。身長はマナと同程度。
普段着は紫が基調のブレザーとショートズボンを着用し、黒の靴下に白のショートブーツを履いている。OPの映像ではロングコートを着ている。
プライベートでは顔バレを防ぐために、白いキャスケットと赤い縁のメガネで変装することも。
大貝第一中学校に入学してからは制服姿も多い。
その他、アイドルの仕事を通じていろいろな衣装を着用する。
ステージで歌うときはハートの意匠が施されたオシャレなヘッドセットをつける。これはアイドル真琴のトレードマークとなっており、バンダイから「ラブリーインカム」という名前で玩具化もされている。
幼少時は、髪型は今の変身前の真琴に近いが、髪の色はキュアソードと同じ色であった。
ちなみにマナのセリフから、劇中では小顔と設定されている模様。
正体
その正体はやはり三人の推測通り、トランプ王国の戦士「キュアソード」。
王国にいたころから歌うことが大好きで、その歌声は国民にも広く愛されていた。
しかし、平和だったトランプ王国はジコチューの襲来により崩壊。王女であるマリー・アンジュとともに地球へ向かったが、亜空間の通路をくぐる途中で王女とはぐれてしまう。地球にやってきた後は得意の歌唱を活かして芸能界へ入り、トップアイドルとしての生活を送るようになった。
真琴は自分の歌を世界中に届けることで、行方不明の王女に自分がここにいることを知らせようとしていたのである。いつか王女が自分の元に現れてくれることを願って歌い続けていた。
21話で、王女はある高山で氷(正確には氷ではなく何らかの結晶体)に封印された状態で発見された。これで初期の目的が達成されたのに加えて、氷漬けの王女には自分の歌など耳にも入ってなかったのではという失望感から歌手活動を続ける意味を見失いかけたが、王女の激励により「自分のために、そして自分を応援してくれる人のために歌う」ことを決め、こちらの世界での歌手活動を続けている。
パートナーの妖精はダビィ。日頃は「DB」という人間の女性に変身し、マネージャーを担当している。
人間界ではダビィと二人でクローバータワーがベランダから見える高層マンションの一室に住んでいる。
本名は放送当時は不明だったが、後にシリーズ構成の山口亮太により「本名は『マコト』で、『剣崎』の名字はこちらの世界に来た時につけたもの」と判明した。劇場版で描かれた過去の思い出のシーンにて、王女から『これからはプリキュアとして“キュアソード”を名乗るように』という旨の言葉を受けており、「キュアソード」は生まれ持った名前ではない。
真琴と付き合いが深いトランプ王国関係者としては王室以外でダビィがいるが、劇中でのダビィは真琴と二人っきりのシーンでも彼女のことを「真琴」と呼んでいる。一方、アン王女は変身前の真琴も「キュアソード」と呼んでいる(王女は立場上意識して真琴のことを本名では呼んでないのだと思われる)。
プリキュアオールスターズに認定されている歴代プリキュアで作中で本名が判明していないのは、元々が光の園のクイーンそのものであるシャイニールミナスを除けば、キュアソードとキュアミューズのみ。
(ルミナスはクイーンの「命」が人間の形をとった存在だがクイーンとは独立した人格を持ち、『MH』最終回でクイーンから分離したことで「九条ひかり」が名実ともに本名となった。ミューズの場合は祖父同様、正体を隠すための偽名と考えられる)。
スペック
一番の特技はやはり歌である。何のコネもないこちらの世界で路上シンガーからトップアイドルにまで上り詰めたほどの歌唱力を誇る。真琴が歌うときは仲間達も聞き惚れており、真琴が歌手を引退しそうになった時はあらゆる策を講じて止めようとした。
その他、映画での演技も練習の末、大女優が認めるほどうまくなっている。芸能に関してはかなり高いスキルを持っている。
その一方で、芸能活動とは無関係な日常的な生活スキルがそれなりに低い。例えば料理については下手、というか料理自体をしたことがなく卵を食材と認識してすらいないレベルだった。しかも料理以外にも、第10話で習字や裁縫なども全く知らないような描写がされている。あげくに箒や塵取りなどの掃除道具の使い方もわかっていなかった。ただしこれは、真琴が異世界人なためこちらの世界の常識には疎い、または不慣れな面が根底にある。
トランプ王国ではこのような家事雑用を自動的に行う機械のようなものがあるらしい(実際、最終回では全自動掃除機が登場した)。また人間界に来てからはダビィが家事雑用を肩代わりしていたと思われ、真琴がマナと同じ学校に通いだして一般生徒との違いを見せつけられるまでは「欠点」として本人が自覚することもなかった。
向上心はあるため、こちらの世界の文化や作法について「調べてきた」「勉強してきた」と言い、実践することもある。しかしそれが大体が間違ったものであるため、情報収集能力も怪しい様子。
クールで出来る女の子といった外見に見合わず、内外ともに不器用な姿を見せることから、一部のファンからは「ポンコツ」扱いされることも多数ある……。本作のプリキュアは家事も得意な人物が多いせいなのか、この不器用な点がかなり目立っている。
しかしマナ達との特訓の甲斐あって、料理に関してはなんと一晩で克服。おいしいオムライスを仕上げて見せた。このように飲み込みや学習能力自体は非常に早い。
そもそも、芸能界という特殊な世界の礼節をきっちりわきまえてやっていけているので、ちゃんと学べば習得できる「やればできる子」タイプである。
性格
人を笑顔にするアイドルという仕事に誇りを持っており、かなりのハードスケジュールにもめげずに仕事をこなすプロ根性の持ち主。様々な芸能の仕事をしている描写があるが、一番得意なのは歌うことで、雑誌で「歌姫」として紹介されている。デビュー前からストリートライブで歌っていたようだ。
アイドルのとしては社交的で笑顔が似合うさわやかな美少女として人気を得ている。
しかしこれはいわば「営業用」の仮面で、素の「剣崎真琴」はアイドルの「まこぴー」とは人物像がかなり異なっており他人を寄せつけようとしない少し影がある性格。ストーリーの序盤の頃はかなりツンケンしていた。
ダビィ曰く「不器用」で、自分の本当の気持ちに気が付けなかったり素直になれないことが多く、王国が崩壊してしまい誰も守れなかったトラウマから、マナたちをなかなか受け入れられなかったらしい。しかし三人と時間を過ごし助け合うことで態度が徐々に軟化していき、トランプ王国を再び救うことを決意したことで三人の仲間を受け入れることができるようになった。
言いたいことを素直に言えないことが多いため、ダビィに気持ちを勝手に代弁されることが多い。
トランプ王国時代に王女から「二人きりの時はアンでいいわよ」との言葉にも「王女様」と返答してしまうあたり、生真面目な性格でもある。
ストーリーが進むにつれ性格がだんだんと丸くなっているものの、それでも真面目で堅いイメージが強い真琴だが、アイちゃんの前では別。誕生時や初めて言葉を話した時はいつものクールさを失い顔がゆるんだり、思わず話した言葉を真似してしまうほどで完全に悩殺されている。
人間関係
トランプ王国のマリー・アンジュ王女は真琴にとって崇敬すべき対象であり、真琴にとっては自分の命と等価、もしくはそれ以上に大切な人物である。
真琴の両親は彼女が赤ん坊の頃に事故で他界しているため、他の身よりのない子供たちとともに施設で育てられた。アン王女は真琴たちがいた施設へ何度も慰問しており、真琴は王女が見守っていてくれたから、自分は心身ともに健全に育ったと考えている。その恩を返そうという気持ちが、王女への強い敬愛につながっている。
アン王女は真琴に特別に目をかけており、プライベートでも真琴と行動をともにすることも多かった。
二人は姉妹のような関係だったといえる。
トランプ王国には真琴以外にも幾人かプリキュアがいたようだが、シリーズ構成の山口亮太によると、真琴がプリキュアに任命されてから一ヶ月くらいでトランプ王国はジコチューの侵攻を受けて滅んだため、真琴は他の王国プリキュアとは面識がほとんどないということである。これは序盤の真琴が一人で戦うことに拘っていたことの理由づけでもある。真琴は仲間と一緒に闘う強さを知らなかったのである。
一方、キュアソードに任命されて以来のパートナーであるダビィは真琴とともに地球にわたり苦楽をともにしたため、今ではとても大切な人物である。アン王女が真琴にとっての姉だとすると、ダビィは母親代わりである。上述したとおり、慣れない地球での生活のサポートはほとんどがダビィによって行われている。
物語当初はトランプ王国に対する思い入れの強さから、地球側のプリキュアたち(マナ、六花、ありす)と馴れあう気になれなかったが「真琴の力になりたい」というマナの思いの強さを知ったことで仲間として受け入れるようになった。
それからは地球での生活を積極的に楽しむようになり、マナ・六花と同じ学校にも転校したのも彼女の意向。
学校では当初「TVにいつもでているアイドル」のような浮世離れした態度で振舞っていたが、これは地球の人たちとそれ以外の接し方を知らなかったからである。話がすすむにつれてプリキュア仲間以外のクラスメートともごく普通に接している様子が描かれるようになった。
ジコチュー側の人物に対しては、祖国を滅ぼされたこともあって当初は敵意が強くレジーナを最初は受け入れられなかった。しかし、マナ達の行動に影響され態度が軟化し、マナが望むレジーナとの交流を受け入れたり、記憶を失った状態のイーラを六花と一緒に庇ったりしている。
トリビア
声優について
宮本佳那子氏女史は『Yes!プリキュア5』からシリーズ主題歌(ED曲)を担当しており(以降の作品でも度々主題歌を担当している)、同作にて本人役でのゲスト出演と同時に声優デビューも果たしていた。
本作はプリキュア役でのシリーズ再登板となる。
当初はメインキャスト解禁情報にてキュアソード役で出演する事が告知されており、真琴役としては第5話まで伏せられていた。
実は真琴は声優の選考が最も難航したキャラだった。ビジュアルや設定的にスタッフの多くは、当時の視聴者と同じく「クール系」を推していたらしい。
しかし古賀監督が「確かにプリキュアとしては先輩だが、滅んでしまったトランプ王国から助けを求めにやってくるのだから、最初の4人の中で位置づけるなら妹ポジションなんだ」と反論し、最終的に彼女に決まったとのこと。
シリーズ初のキャラ単独アルバム
人気アイドルという設定から、プリキュアシリーズ初となる単独キャラでのアルバムが2013年5月29日にリリースされた。(劇中の話ではなくリアルでの話)→参照リンク。これに関連した宮本女史の単独ライブも開催された。
各話ネタ
TV本編
- 第1話
- イベントのため、クローバータワーを訪れる。ファンに囲まれた弾みでキュアラビーズに似た髪飾りを落としてしまうが、マナに拾ってもらったおかげで回収できた。そこでマナと初めて出会う。
- クローバータワーには彼女のポスターがたくさん貼られていること、ファンによる人だかり、出演しているCMの認知度など、こちらの世界での人気度が強調された。
- 第5話
- マナたちと再び出会う。 アイドルとしてスケジュールは超多忙だが、自分の歌を待っていてくれる人のために頑張るという、高いプロ意識を披露。
- ヨツバテレビで収録を行った際に、マナ達が乗り込んでくる。収録中にジコチューが出現し戦闘となり、キュアソードが出現するが変身シーンは無く、この時点ではまだ「真琴=キュアソード」という確かな証拠は出ていない。 キュアソードであることは否定し、仲間になってほしいというマナの強引な誘いに対しては「仕事を邪魔された」と感じたことからキツくあたってしまう。後にそのことを素直に謝ったマナの姿に、若干態度が軟化した。
- 第6話
- 第7話
- マナの「友達を助けるのに理由なんて要らない」というぶれない姿勢、ベールに魔法の鏡を破壊され元の世界に帰還する手段を失ったかに見えるピンチすら笑い飛ばした精神の強さに感服し、「負けたわ、あなたには」と彼女のことを完全に認める。
- 第8話
- 王女様を探すため、仕事の合間を縫って何か手がかりを有していそうなジョー岡田に接触し問いただすも「女の子はみんなお姫様」とはぐらかされる。
- アイちゃんのかわいさに内心はメロメロだったことと、仲間になってもまだ言いたいことを素直に言えないことをダビィに弄られ、マナには戦闘中に叱咤激励される。
- 第9話
- 第10話
- 第11話
- ベールビーストでガラケーと化したベールと交戦する。しかし戦いの最中折畳式携帯に挟まれ、第1話の蟹のハサミに続き、「挟まれる攻撃」の被害に遭うことに…。
- 第13話
- ありすのコンテストでの活躍を見て、ありすを褒める。しかし、それまで仲間たちを褒めたことが無いという事実が発覚する。
- 第14話
- 六花の競技かるた特訓時、ありすとかるた対決をしていたようで、ありすに札を取られて少しムスッとなっている珍しいシーンがあった。
- 第15話
- 映画の主演を務めることになったが、王女探しが気になって演技に集中しきれなかった。その為共演者で大物女優のおおとり環に苦言を呈されるも、マナ達の助力で演技に集中することになって、最終的には彼女にも認められる。
- 戦闘中、レジーナの「カーット!」の声につられて攻撃を止めてしまう。
- 第16話
- 敵であるレジーナに友達になってと言われ、それを承諾したマナが信じられず、一時的に口も利かなくなってしまう。しかし内心では仲直りしたいと思っており、マナからの連絡を待っているのをダビィにからかわれる。
- 第17話
- ジコチューの石化光線により彫刻に変えられてしまい大ピンチ。正体を明かした岡田ことトランプ王国の戦士ジョナサン・クロンダイクによって救われたものの、彼の口から「僕はマリー・アンジュ王女の婚約者」という衝撃の事実を聞かされる。
- 第18話
- アン王女の婚約者である岡田に対し「私は王女様からそんな話聞いてません!」「馴れ馴れしく王女様を呼び捨てにしないでください!」と怒り、車内でお茶を差し出されても断るほどに嫉妬心をむき出しにする。ただし、岡田の昔話を隠れて聞き、彼も自分と同じく「誰も守れなかった」という後悔を抱いていることを知ったことで、「一緒にアンを探す」ことを約束した。
- 第19話
- アイちゃんが「しゅご~い」としゃべったことに喜び、つられて「しゅご~い!」と言ってしまい赤面する。
- 第22話
- 氷漬けになったアン王女を目覚めさせるために「お姫様を目覚めさせるのは王子様のキスで決まりでしょ!」として岡田にキスさせる六花の提案に驚き、岡田がキスしているときには一番真剣な顔でその場面を見守っていた。
- 第24話
- アン王女が見つかったことで歌う理由を見失い、歌うことに「迷い」が生じてしまう。テレビを介してそれを見ていた円亜久里に叱責されたのを機に、プリキュアとしての活動に専念するため歌手引退を宣言する。しかし、アイちゃんの能力で会話が可能になったアン王女より、自分の歌でアン王女が勇気づけられたことを告げられ、今までの歌手活動が無駄ではなかったことを知る。そして王女の激励により「自分のために、そして自分を応援してくれる人のために歌う」ことを決め、引退を撤回する。自分の歌の本当の価値に気づいた真琴に対し、亜久里=キュアエースは新たな愛に目覚めた証としてプリキュア5つの誓いの一つ「愛は与えるもの」の言葉を捧げた。
- 第27話
- 第30話
- 第35話
- 歯医者のギミックをもった虫歯ジコチューのドリルに怯えてみんなと一緒に変身できず敵前逃亡(シリーズ4人目)。この回の集合名乗りのシーンはバンクではなく描き下ろしで、キュアソードだけ欠けた不自然なものとなっている。
- 真琴が怯えるところを見たアイちゃんにも恐怖が伝染。大泣きしたアイちゃんによってジコチューが強化してしまい、大ピンチに陥る。
- だがキュアエースから叱咤激励され、ドリルの恐怖を克服し、ドリルを素手で受け止める離れ技をみせる。このときキュアエースにアン王女の面影を見たようである。
- マジカルラブリーパッドでの新技「ソードハリケーン」を披露し、勝利につなげる。
- 真琴が勇気を出して虫歯を治療したところをみて、アイちゃんも嫌がっていた歯磨きをするようになった。
- 第36話
- 人間に恋をしたラケルの処遇を巡ってケンカをしたシャルルとダビィの仲裁に入るが、シャルルから「真琴はどっちの味方シャル!?」と問われ深く悩んだ。以前より不安を口にしたり落ち込むシーンが多い当たり、悩みすぎるタイプなのかもしれない(ダビィが「真琴を無駄に悩ませちゃダメ」と言っている)。
- ラケルによる「ダイヤモンドスワークルキャンセルおしりパンチ」の巻き添えで大ジャンプする羽目になったキュアダイヤモンドを、キュアハートとキュアロゼッタは上手に受け止めていたのに対し、一人だけ受け損ねて頭で受け止めている(構えた手は空振り)。構えた手の形から、おそらくお姫様抱っこ的な受け止め方をしたかったのだと思われるが、現実はまるで足蹴にされているような絵になった。
- 第37話
- ニンジン嫌いと分かった亜久里に対して第35話での出来事を上げ、「今度はあなたが示す番だ」と諭す。
- 第39話
- 強くなったと言ってノリノリのマナと手合せ。その際華麗なフットワークと見事なとび蹴りを披露していた
- トランプ王国の王宮地下にてレジーナと再会。喜びのあまり隙だらけになっていたハートに、レジーナが放ったジャネジー衝撃波がクリティカルヒット。仲間たちは動揺するが、真琴だけは平然とした顔でそれを見守っていた。冒頭の手合わせで、キュアハートがレジーナの攻撃を全て耐え切るだけの領域に至っていることを確信していたのである。
- 第40話
- 復活したレジーナを「敵」と見ている亜久里に対し、「レジーナは敵ではなく友人だ」とマナが反論するが、亜久里はかたくなにレジーナへの危険視を崩さず、マナと険悪な雰囲気になる。そんな亜久里の姿に真琴は複雑な気持ちを抱いた。それは、レジーナを敵視するあまりマナを信じられなくなったかつての自分の姿(第16話)と鏡映しのようにそっくりだったからだ。
- しかし、今の真琴はマナが信じるレジーナを自分も信じるべきだと素直に思えるようになっており、自分もレジーナに想いを伝えるために何かできないかと考え始める。
- 同じ所属事務所の森ハルナ(第5話でジコチューにされたタラコ唇アイドル)から真琴宛の大量のファンレターを渡され、返信が未処理になっていることを説教される。反省した真琴は、ファンの気持ちに答えるにはどうすればいいだろうと何気なく問いかけると、「(ファンのみんなは)新曲待ってるんじゃない?」と返される。この発言にひらめきを得て、レジーナへ送る新曲を作り始める。
- 新曲作りに苦戦したようで、夜更かしが多くなり学校での居眠りが多くなる。担任の城戸から居眠りの罰として居残りを命じられるも、そこでも眠ってしまい、本作では貴重な「先生に怒られる」シーンを披露してしまった。
- 新曲作成に取り掛かっていることを他のメンバーに知られ、新曲はみんなで作ることにする。
- 亜久里が自分の曲を聞いてくれていたことに対しサインをあげることを約束。マナにもサインをねだられるが、マナには「ちゃんと手伝ってくれたら」という条件を出した。
- 新曲発表会にジコチューとレジーナが出現し、一人対峙した真琴はステージに磔にされてピンチに陥る。他のプリキュア達が駆け付けたところにイーラとマーモも登場して現場は大混戦になる。
- 近くにレジーナがいること、新曲はレジーナのために作ったことから、この戦況で新曲「こころをこめて」を歌うことを決意。変身を解いてアイドル衣装に戻り、ダビィに音響をセッティングさせ、ジコチューとの戦場の只中で新曲を披露するという大胆な行動に出る。その歌声にレジーナの心が揺らいだ。歌唱中にレジーナから攻撃されるも、歌いながら変身してレジーナのそばまで近づき、想いを伝えた。レジーナの心を変えさせるまでには至らなかったが、レジーナに愛が理解できる可能性を亜久里を含めた全員で共有するに至る。
- なお、この回で着用していた新曲用のステージ衣装は、視聴者からの一般公募で採用された衣装であった。
- 第41話
- フリーマーケットにて、ありすの店の隣で高級な花を安く売って客引きを行う五星麗奈に対し怒りのあまり頬が膨らんでいた。実は以前から少し機嫌が悪くなると頬をふくらます描写があり、これが真琴のシリアスじゃない時の怒り方らしい。
- 第42話
- 元々身寄りがなく、誕生日が分からない亜久里の事情を知った後、「大事なことだからこそ言えないこともある」と、マナ達に自分の出生について語りだし、両親は既に亡くなったことを伝える(回想シーンで子供達と戯れていた場所はおそらく孤児院)。
- 亜久里の誕生日パーティーのためにダビィ(DB)とケーキの材料の買い出しにスーパーで買い物。サプライズパーティーのためには亜久里には気付かれてはいけなかったのだが、間が悪いことに同じく買い物に来ていた亜久里と遭遇してしまう。亜久里はまだ「真琴」としか声をかけてないのに、「私は剣崎真琴などと言うものではありません」とわざわざ正体ばらしをしたうえで他人のふりをして退散した。このすさまじきぽこぴーっぷりに亜久里は理解が追い付かなく、ただボーゼンとするばかり。とりあえず誤魔化すということには成功した……のか?
- 亜久里のバースデーケーキを作成。マナの父の助力があったとはいえ、大型のケーキを作れるほどに料理の腕が上達していることが判明した。
- 第43話
- 祖母に自分がキュアエースと知られ落ち込む亜久里を励ますため、マナの勧めで仲間と共にお泊りし、パジャマパーティ。その時のババ抜きでマナに負けて笑顔で泣く。
- 第44話
- 六花達生徒会役員に混じって生徒会の仕事を手伝う。
- 第45話
- 三種の神器の最後の一つエターナルゴールデンクラウンによって自分の正体を知った亜久里に呼び出され、夜中に「ソリティア」を訪れる。この時なぜか岡田からスペードのエースのトランプを投げつけられる。
- 亜久里は岡田と真琴の二人だけに自分が知った真実を話す。その内容は視聴者にはまだ伏せられていたが、話を聞いた真琴は「レジーナと亜久里は戦い合わなければならない運命」ということを理解し、衝撃を受ける。
- 真琴=キュアソードと岡田=ジョナサンは、自分の運命に従ってレジーナとの決着をつけることを決めた亜久里の戦いを見届けることを決意。マナの部屋から姿を消したアイちゃんやダビィも含めた4人と1匹でトランプ王国へ向かう。
- レジーナも亜久里も失いたくない真琴は沈痛な面持ちで決闘を見守る。
- ベールが亜久里とレジーナがダメージを受けた隙を狙い、大量のジコチューを呼び出して、ジョナサン(とアイちゃん)と共にクモジコチューの糸に捕まり、ピンチに陥る。絶体絶命のピンチに、現実世界に残してきたマナに「助けて」と叫んだ。
- 第46話
- レジーナがアン王女のプシュケーの片方を知ってしまったから、ますます彼女に対する敵意が薄れていたことが判明。
- 第47話
- 大貝町に攻め込んできたキングジコチュー率いるジコチュー大軍団と最終決戦。キュアハートとキュアエースへの道を開くために、ベールの足止めを引き受け一対一の対決の構図に。
- 第48話
- キングジコチューの体内で、トランプ国王救出阻止にかかる大量のジコチュー達を足止めし、キュアハート達を先に行かせる。
- 残されたキュアソードは戦闘の末、すべてのジコチュー達を一人で倒すが、最後の一匹を倒したときに全ての力を使い切り、自らが放った必殺技の光の中にのまれてキュアソードも消えていった……
- 一方、キュアハートたちも激闘の末にトランプ国王の心を封じているジコチュー細胞の群れと戦う。「家族を思う愛の気持ちは決して自己中なんかじゃない」と語りジコチュー細胞の群れをマイスイートハートで一斉浄化するが……
- 細胞を統括していたボス格の一体は浄化しきれず、全ての力を使い果たしたキュアハートに呪詛を浴びせる。「家族の愛だと…? ハハ、笑わせるな! 娘一人の命を救う為に国を滅茶苦茶にされたトランプ王国の民が許すと思うか!?」しかしそう言い切った瞬間、最後の一体の首を刎ねる光の刃が!
- 幾多の死亡フラグをへし折って、約束どおりにキュアソードが追い付いてくれたのだ。 「愛に罪はない!悪いのは人を愛する心を利用した…あなたたちよ!!」と、トランプ王国民を代表して黒幕である一万年前の闇≒ジコチュー細胞を弾劾。ジコチュー細胞はソードの前に粉々に砕け散っていった…
- (地球時間にして)2年前、王女も王も王都も国民も守りきれなかった悔いと反攻の意志を胸に異世界に落ち延びた少女は、こうして、祖国を滅ぼした巨悪に落とし前をつけたのだった。
- 第49話(最終話)
- ベールを新たな器とした「1万年前の闇」=プロトジコチューが投げつけてきた巨大ビルをホーリーソードで一刀両断し、味方の攻撃を援護した。
- プロトジコチューを消滅させ全ての戦いは終わったものの、既にエターナルゴールデンクラウンの啓示とダビィの言葉から、今までの心の支えであったアン王女が二度と戻らないとわかった真琴の顔は浮かなかった。そこに現れたアン王女の幻影から今までの礼と最後の別れを告げられるも、「王女様のいない世界で、もう笑うことなんてできない」と号泣する。
- 「私の命の絆はアイちゃんに引き継がれている。私はいつでもあなたを見守っているのよ」と告げ、アン王女の幻影は消える。そして近寄ってきたアイちゃんを抱きしめる。「大好きだよ、アイちゃん」
- 結局最後までアン王女のことを「アン」と呼べなかった。
- 平和になった後の世界では人間界とトランプ王国の交流が進んでおり、真琴は「トランプ王国からやってきた歌姫」として世界中で大ブレイクする。王女の最後の願いどおり、ちゃんと笑えるようになったようだ。
特別出演
- HUGっと!プリキュア第37話
映画
- NewStage2
- 好奇心からか、お茶会で話題のスイーツに混じって出された納豆餃子飴を食べると言う行動にでた。 結果はお察しの通りである。
- マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス
- マシューによってオモイデの世界に引き込まれ、キュアソードに就任した頃に戻りトランプ王国の滅亡時の記憶がよみがえるがダビィの叱咤激励で立ち直り、変身して敵に立ち向かう。
- F
- 声なしで出演(本作のラスボスとの最終決戦での挿入歌には宮本氏は参加している)。
- 『スター☆トゥインクルプリキュア』のユニ(キュアコスモ)以降の19人(ユニから『ひろがるスカイ!プリキュア』のプリンセス・エルちゃん(キュアマジェスティ)までの19人)と初共演。
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本人関連
ドキドキ!プリキュア キュアソード まこぴー 紫キュア 剣キュア