🥓概要
豚肉を塩漬けして燻製にしたもの。
日本では主にバラ肉の部位を用いているが、肩肉を用いた「ショルダーベーコン」もある。
スライスした物が一般的に流通しており、野菜と一緒に炒める、目玉焼きと一緒に焼く、スープやサラダに入れるなど、多方面で利用できる。
また、スライスされていないブロック状のものであれば、適度な大きさに切って野菜スープ(ポトフ)などの出汁兼具として活用できる。
実はですね
日本で一般に市販されているベーコンは燻煙されていない。燻したような風味の燻製液に漬け込み、肉に味をしみこませたのち加熱殺菌して作られている(本格的に作ると数日塩漬け→数日かけて塩抜き→数時間の燻煙、と工程は難しくないが手間と時間はやたらかかるため。あと煙の処理も大変)。そんななんちゃってベーコンに満足できない方々の中にはベーコンを自作なさる方も多い。
では、正統な手順に則ったベーコンは市販されていないのかというとそんなことはなく、どの国よりもベーコンを愛していると言われるアメリカには昔ながらの製法を守り国民の需要に応え続ける老舗メーカーが存在する。ぶっちゃけうらやましい。
パンチェッタとの違い
見た目がよく似ており「生ベーコン」とも呼ばれるパンチェッタだが、こちらは塩漬け→熟成・乾燥だけで燻煙はしない。
ちなみに「パンチェッタ」はイタリア語で「豚のバラ肉」の意味。