概要
常人では手に負えない程までに強靭化した歯垢(歯クソ)のこと。
歯垢はただの食べカスと思われがちだが、実は食べカスをエサに増殖した細菌の集合体である。
放っておけばそれだけパワーを蓄え暴れ回る。
そのため、歯磨きしているつもりでも、歯が痛いかな?と思わなくても、シーズンに一度は歯医者に行き虫歯をチェックすること(定期健診)をお勧めします。安いです。歯医者さんは評判がいいところを選びましょう。不安が和らぎますよ。
また、歯を溶かしやすい量の多い料理、甘いもの、酸っぱいものを食べたら「即」グジュグジュペッ(うがい)をして口をゆすぐ習慣、軽めにブラッシングする習慣を付けること(それだけでも大分違います)。
長い間、虫歯になりやすいもので口を満たさない癖も付けましょう(船酔いなどで吐き気がした時は、虫歯になりやすい酸っぱいものではなく、シュガーレスのミントガムや梅干しで唾液を出すのがお勧めです)。
食べてから雑菌が増えるまで放置するのも駄目だが、食後すぐ磨くのも歯が荒れやすく吐きやすいので、食事をした後はうがいしたり無糖のお茶を飲んだりし、口内や胃が落ち着いてきたら、(最初は雑でもいいので)軽く歯を磨き、寝落ちをしてしまったらフッ素ケアする癖も付けましょう。眠気を誘う食後低血圧にも気を付けましょう。
もし神経をやられたら抜歯、さらに症状が進行すれば激痛と高熱が患者を襲い、食事が苦痛になり、多大なストレスに苛まれる。そしてそれすら放っておいたら最期は虫歯菌が肺や骨髄、心臓や脳に侵攻して死をもたらす(もはや口臭で嫌われるどころではない)。
歯医者さんの的確な処置と毎日の正確なブラッシングが虫歯の弱点です。
奥歯(親知らず)の喉側の裏側や歯と歯の間、歯の裏側、歯と歯茎の間、奥歯のくぼみは磨き残しが多いからしっかり磨こう。
舌で歯のガサガサが残ってないかも確認し、気になったらティッシュで歯ブラシが当たりづらい部分を拭いたりしよう。
舌も汚れてないか確認しよう。
虫歯の菌(ミュータンス菌)を擬人化したイラストも多い。大抵ピッケルで歯を掘っているイメージが多い。
3歳までにこの菌に感染するかどうかで、その子が虫歯になりやすい人になるかどうかが全て決まってしまうので、親のみなさんは何が何でも絶対に、虫歯菌に感染させないようにしましょう。
またミュータンス菌はキスで他人にうつるので注意。これは間接キスも含む。特に乳歯が生えだした幼児には注意しなければいけない。
とあるゲームキャラは虫歯が折れて解決したのだが、
現実では言うまでもなくたとえ虫歯が折れてもミュータンス菌はしっかり潜在しており、
むしろ歯が折れようものならその折れた断面たる歯髄にまで菌が侵入し、
最悪歯槽膿漏の果てに敗血症を起こして死亡するケースすら考えられるので、
よいこのみんなは虫歯になったら怖がらずめんどくさがらずきちんと歯医者さんのお世話になろう。
虫歯のレベル
学校の歯科検診で要治療カードを貰った時に「C1」とか書かれた事はなかっただろうか?これは虫歯の進行レベルであり、数字が大きいほど重症となる。
早いうちに治療した方がいいレベル
- C0:治療は必要ないが虫歯になる要注意の歯。歯の溝をシーラント等で埋めて予防する。
- C1:初期の虫歯。痛みが無いので案外気付きにくい。おおよそ1~2回で治療される。
- C2:中期の虫歯。歯にしみる感覚が出やすいのがコレ。早期治療が必要。これもおおよそ1~2回で治療される。
この段階では早目に歯医者さんに行く事をオススメする。でないと・・・
深刻化
どうしてここまで放っておいたんだ!と歯医者さんに言われる緊急レベルである。このレベルになると激痛が日々襲う。大体ほっぺたが腫れるレベル。
- C3Pul:歯髄炎になった虫歯。早い話、歯の神経に虫歯菌が進行している重篤化の始まりレベル。早急に神経を抜いて歯の根っこを治療しなければいけない。治療には5~6回必要。
- C3Per:もはや進行しすぎて歯の根っこの先まで到達している。大体顎にまで到達しており重篤化。治療には7~8回必要。
この段階ではまだ自分の歯を残せる可能性が残っている。すぐに歯医者さんに行け!
末期
- C4:もはや手遅れの永久歯ならば自分の歯を永遠に失った状態。歯の頭が消滅しており、抜歯確定。
そして、ここから更に進行すると、自分の容姿がグロい姿になったり、敗血症になったり、激しい頭痛になったりし、最悪病死する。
あの時早く行っていれば・・・後悔先に立たずである。
外部リンク
関連タグ
ハミガキラー デーボ・バティシエ ムシバ邪面…虫歯モチーフの怪人。
曹操:同じく虫歯による激しい頭痛が原因で負けるはずのなかった赤壁の戦いに敗北し、病死した説がある。あの曹操を大幅弱体化させ、そのまま死なせてしまうほど虫歯は恐ろしいのである。