概要
CV:堀内賢雄(変身時)
人間を上回る巨体が特徴の妖精で、キュアフラワー/花咲薫子のかつてのパートナーである。
普段は植物園の温室でボーっとしているが、気配を消す結界を貼ったりキュアムーンライトを救出したりと時々活躍する。
そのモフモフなお体は、かなり深い所まで色々なものが入るようで収納棚にされている。また、プリキュアの皆さんの癒しとなっている。
あの『お母さん』に似た愛嬌のある顔は視聴者にも人気。また、シプレとコフレ曰く『伝説の妖精』らしく、彼らから見ればとてもかっこいいらしい。
意外にもイケメンさんの正体は彼であった。
月影ゆり曰く、「薫子さんの最愛の人の姿でそばにいてあげたい、それがきっとコッペ様の優しさなのよ。妖精はパートナーの力になりたいと願うのだから」 とのこと。
なお、最愛の人とは彼女の亡き夫、花咲空のことである。
第42話からのオープニングの映像の変更に併せて、群がるスナッキー相手に一騎当千の活躍という「かっこいい」(キレた?)姿を披露して視聴者の度肝を抜いた。コッペ様のままの姿であっても、相当に強い事が窺える。
第45話では薫子を襲ったデューンに怒り、劇中で初めて表情を変え、最終決戦ではプリキュアと共に肉弾戦で戦った。シリーズ初の直接戦闘に参加する妖精であり、しかもかなり強い。
マントをつけたキュアマリンを抱えられて空を飛んだことから、自力での飛行能力はないのかもしれない。
基本的に喋らない(作中発した台詞も変身時の一言のみ)が、小説版では喋るシーンが登場する。この際プリキュア一同に驚かれたが、シプレ曰く妖精達といるときは普通に喋っているらしい(コフレ曰く「寡黙」)。
コッペ様の内部
様々なものを収納できるコッペ様の不思議な身体。
「おともだち」2011年2月号にはその内部の様子が…。
その中は綺麗なお花畑があり、つかると身体が癒され、力がみなぎる露天風呂もある。
上北ふたご氏の漫画版コメントによれば、この露天風呂はアニメ本編にも絵コンテ段階で存在しており、最終決戦に向けてプリキュア達が疲れを癒し英気を養う…という筋書きがあったそうだ。
本放送で描かれることはなかったため、コッペ様の内部は実質的な裏設定と化している。
小説版では改めてこの展開が使用され、異空間および温泉が登場した。地の文によれば、青空の下に花畑が一面に広がり、蝶が舞い鳥が囀る空間とのこと。
余談
誕生秘話
コッペ様は当初の企画には含まれていなかったが、本作のキャラクターデザインを手がけた馬越嘉彦の「何のためにいるのかはわからないけど、どかっと抱きつけるような大きいぬいぐるみみたいのがいるといいな」という提案で誕生した。この時、馬越は、後々コッペ様がストーリー的に大きな役割を担うとは思っていなかった(『馬越嘉彦 東映アニメーションワークス』より)。
中の人について
人間態の声を演じた堀内賢雄氏は同作では人間態の元となった花咲空の声も兼任。
次作『スイートプリキュア』では悪役メフィスト役で続投する事になる。
また、堀内氏は当時ニチアサに放送されていた『ニャニがニャンだーニャンダーかめん』にレギュラーで出演していた。
関連イラスト
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