※この記事では『ハートキャッチプリキュア』の登場人物を扱う。他のコロンはこちらを参照。
概要
コロンはハートキャッチプリキュアに登場する妖精で、月影ゆりのパートナーであった。
物語開始以前にサバーク博士の攻撃からキュアムーンライトをかばって消滅。
そのことが原因でゆりは悲しみに包まれ自分を責めるようになり、そのこころの花は枯れてしまった。
しかしその魂はこころの大樹に守られており、33話でそれまでに集めたこころの種の力で呼び戻され、魂の状態でゆりと一時的に再会した。
そこでゆりを諭し、ゆりが再びプリキュアとして戦うことを決意する契機となった。
第34話でゆりのこころの花が蘇るのを見届けた後、再び消滅しその魂は元いた場所へ還っていった。
パートナー同様仲間のことを第一に考える性格(本人曰く『紳士』)
妖精らしからぬ言動のイケメンっぷりに、その復活を望む声も多い。
ちなみに小説版ではゆりの心の強さをプリキュアにふさわしいと考え、薫子の反対を無視してまで姿を消せるのをいいことにストーカーする強情な一面を見せた。
見た目は他の妖精と異なり直線的なパーツが多く、目つきも鋭い。
小説版ではゆりとその母親から「かわいくない」「生意気そう」と評されており、本人はそれに対し若干不満そうな態度を見せている。
フレッシュプリキュアのタルト同様、口癖(語尾にいつも付いてくるアレ)が無い妖精でもある。ゆり達を変身前でもプリキュア名で呼ぶのもタルトと共通する。
本編第1回の時点で故人であり、作中ではゲストキャラクター扱いの為、漫画版、劇場版には登場しない。
『プリキュアオールスターズ』にも登場しないものと思われていた…
……が。
2014年にリニューアルしたデータカードダス版『プリキュアオールスターズ』にて奇跡の再登場を遂げた(カード番号CD-060が確認済み)。全国の大友が歓喜の涙を流したのは言うまでもない。
また2015年3月公開の『プリキュアオールスターズ春のカーニバル♪』での「39フェアリーズ」のMVシーンでも登場している。
また、2023年9月公開の『プリキュアオールスターズF』前売り券の特典の一つであるフェアリーポーチにもしっかりと描かれている。
みんなのトラウマ
コロンが消滅するシーンでは、サバーク博士の光弾が直撃して一瞬で全身が真っ黒に炭化し、灰燼と化すというかなりえげつない描写がされている。
プリキュアシリーズ全体でトラウマシーンを語る場合は、今でもよく語り草になる。
流血シーンなどを描きにくいプリキュアの制約の中で「死」をいかに暗示させるかを工夫した結果といえるが、本作は怪物を浄化させるときは「これは殺しているわけではない」ことを強調するために優しく癒されるような描写を徹底していたために、その対比としてコロンは「殺された」という悲劇が幼児でも容易にわかるようになっている。
後にサバーク博士も真の黒幕の手にかかることになるが、そちらは彼の光弾を受けて跡形もなく一瞬で消滅する描写だったため、死亡したかはやや曖昧だったのに比べても、コロンの消滅は「死」であることが明確になっている。
雑記
中の人について
演じた石田彰は5GoGo映画版の敵キャラクター・ドライを演じて以来のプリキュアシリーズ出演でテレビ本編では本作が初出演。
ニチアサキッズタイム関連では獣拳戦隊ゲキレンジャーのバエの声を、仮面ライダーキバでは、偶然にも月に関係する戦士のサポートアイテムであるタツロットの声を担当している。
ちなみにパートナーと声が同じ某水の戦士とは、敵キャラクターとして共演していた。
関連イラスト
プリキュア妖精カテゴリ
関連キャラ
ウィザーモン:中の人、相棒だった異性の友人第一で冷静沈着な性格や、友人を庇って消滅し、その後魂となって再会する繋がり。
宇崎星夜:最終的な立場は逆だが中の人と可愛らしい外見や、パートナーの魔法少女第一で躊躇なく命を懸ける繋がり。
天羽奏:相棒の変身ヒロインの目の前で塵と化す末路を辿り、後の心の支えとなる者繋がり。何の因果か、中の人はゆりの宿敵ダークプリキュアと同じ。
縢秀星:中の人繋がりにして奏と同じく壮絶な最期を遂げながらも残留思念を通じてヒロインを励ました。
シャロン:ハトプリが出演した映画の人物。彼女は既に死亡しており、最終的には消滅してしまった。
コメコメ一世:コロン以来となる死が描かれた妖精。こちらは死後まもなく転生した。
関連タグ
紫キュア歴代パートナー妖精
コロン →ダビィ