CV:高森奈津美(ノンクレジット)
概要
『デリシャスパーティ♡プリキュア』に登場するエナジー妖精。フルネームは「コネクトル・モチモチット・フックララ・グリコーゲン・コメックス一世」。
本編第3話にてキュアプレシャスのパートナー妖精であるコメコメの本名がコネクトル・モチモチット・フックララ・グリコーゲン・コメックス二世ということが明らかになった時点で、ファンの間では「それでは一世が別にいるのか」と話題になっていたが、第27話のパムパムの発言にて一世が存在していたことが確定した。第28話でも言及され、回想シーンではシルエットとして登場していた。後姿が二世に似ている。
コメコメ二世は「一世のことはよく知らない」と語っている一方、パムパムは一世と面識があるとのことで「パムパム達とは桁違いのエナジーを持っていた」と述懐している。
視聴者の間ではコメコメ一世と呼ばれることが多いが、本編中で初めて存在が言及された第27話時点ではパムパムは「一世」としか呼んでいなかったため、ピクシブ百科事典ではこの名前で記事が作られた。
しかし後の37話では当のパムパムが「コメコメ一世」と呼んでおり、38話放送直後に発行された『アニメージュ』『アニメディア』共に2023年1月号掲載の記事中でも「コメコメ一世」と言及・記載されているため、公式ではコメコメ一世と呼ぶのが正しい。
この第27〜28話では一世と現在のコメコメ(以下二世)がどういう関係性なのかは不明であった。コメコメの先代とされているが、エナジー妖精はほかほかハートから自然発生するので血縁関係というわけではない。
そもそも一世が今も存命しているのか、存命している場合今どこで何をしているのかなども語られなかった。
38話で20年前にタイムスリップしたプリキュア一行と邂逅する形で正式に登場。
当時は盗まれたレシピボンを捜索するためにクックファイターであるジンジャーと共においしーなタウンに滞在していた。ちなみにパムパムとメンメンもこの任務に同行していたが、この当時の記憶は現在では封印されている。
呼称と外見は二世と変わらないものの、体毛が黄味がかっている他、赤いマントのようなものを羽織っている。語尾に「~コメ」を付けるのも同じ。
しかし性格は二世とかなり異なっており、かなりの自信家でわりと上から目線。そして言動が男性的。
なお、第38話放送中に、シリーズ構成担当である平林佐和子がTwitterにて、一世の性別が男性(オス)であることを明かしている。メンメン同様にまつ毛が描かれていないので、これがエナジー妖精の男性の特徴であるようだ。
ゆい達が20年後に誕生するプリキュアであることを知ったジンジャーは、来るべき未来の脅威を退けるための「切り札」として、おいしーなタウンに「ほかほかハートの集積装置」を作製することにしたのだが、その代償として一世は全ての力を装置に注ぎ込み、一世の肉体はほかほかハートに還元されて消滅してしまった。
今際の言葉は「みんな、大好きコメ!」と、奇しくも二世が力を覚醒させた際に発したものと同じだった。
だが、彼の肉体から飛び散ったほかほかハートから再び新しいエナジー妖精が生まれることになる。それが、現在のコメコメであった。
つまり一世と二世の間の関係性は前世と来世だったということである。
一度消滅し、現在の姿に生まれ変わるという点はキツネよりフェニックスに近い原理となっている。
演者について
第38話で声付きで登場しているものの同話のEDクレジットには表記されていない為、同話で他のキャラを担当している誰かが演じていると思われた。
視聴者の間では呼称が同じことからコメコメ役の高森奈津美の兼役を推測する意見も多く見受けられていたが、放送直後に発行された『アニメディア』2023年1月号掲載のゆい役の菱川花菜と高森の対談の中で高森が自ら一世も演じていることを明かしたことで確定となった。
高森は少年役やボーイッシュな少女役に定評があり、二世とは別の意味で彼女らしい役であると言える。
余談
上述したように一世の存在は第3話時点からすでに視聴者の間では予想されていたが、それがいかなる妖精なのかはさまざまな考察がされていた。
よくいわれていたのは以下の二つである、
1.キュアプレシャスの方も先代がいて、先代プレシャスのパートナーだったのが一世。
2.実はゴーダッツの正体。何らかの理由で闇堕ちした。
結果的には転生体という形であったが、エナジー妖精がほかほかハートの集合体という設定が出てきた第17話時点で、死後の転生の可能性も推測されていた。
関連タグ
コロン:プリキュアシリーズで妖精の死の概念が映し出されたキャラ繋がり。ただし、コロンの場合はかなり壮絶な最期を遂げている。