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概要編集

デリシャスパーティ♡プリキュア』の作中で使われる用語であり、クッキングダムでの戦士職のことを表す。

現在のクッキングダムにはクッックファイターが100名(第29話にてセルフィーユが任命されるまでは99名)が在籍しており、それぞれブンドル団の情報収集及びその他の任務をこなしている。男女比は、第29話の様子から半々程度と思われる。


クックファイターの特徴としてはとにかく「強い」ということが挙げられる。

クックファイターに共通するのは、デリシャストーンを所有していることである。

そして、この石の力を引き出すことでプリキュアに匹敵する身体能力と肉弾戦能力を身に纏い、プリキュアのように不思議なエネルギーを用いた超常的な攻撃ができるようになる。

その力はすさまじく、ブラックペッパーは天才的なクックファイターを父親に持つだけの普通の少年であるにもかかわらず、石を使用することでプリキュア一人とほぼ互角の戦闘能力を得ている。

またクックファイターのかつてのリーダーであったジンジャーおよびその3人の弟子に至っては、その戦闘力はプリキュアよりもはるかに強い。これは後述する本作のシナリオの根幹に関わる部分でもあるが、言うなれば他シリーズでの敵組織の幹部やボスが味方組織にいるようなものである。

ただし、これほどの戦闘力を持っていてもプリキュアたちのような「浄化技」は使用できない。


クッキングダムは今作のプリキュアの力の源でもあるほかほかハートを活用する技術の上に成り立っており、デリシャストーンのパワーの源もほかほかハートであると考えられる。

つまりその力を用いて戦うクックファイターはニチアサ風に言うなら疑似プリキュア量産型プリキュアといえなくもない。


このお陰で、怪盗ブンドル団直接クッキングダムを襲撃してレシピッピを奪ってこない及びプリキュアを国の防衛に使わない理由にもなっている。


石の力に頼らない場合の戦闘能力はキャラクターによって千差万別で、ブラックペッパーは生身では普通の男子中学生の力しか持たないが、ローズマリーは生身であってもウバウゾーのパンチを受け止めれるくらいの強靭さをもつ。


該当者編集

公式でクックファイターであることが言及されているキャラクターは以下の通り。

  • ローズマリー
    • レシピボン捜索の使命を受けて人間界にやってきた戦士。第1話でデリシャストーンを破壊されたため戦闘能力を失ったが、その後はプリキュアたちのメンターとして少女たちを導く。なお、作中でクックファイターという名前が出てくるよりも前に、幼児向け雑誌「おともだち」2022年4・5月号にて、「クッキングダムからやってきた、クックファイターだよ。」と紹介されていた。玩具のぬいぐるみの製品名も「クックファイター・ローズマリー」である。
  • フェンネル
  • シナモン
    • 20年前にレシピボン盗難の疑いをかけられ、クッキングダムから姿を消した男。第19話においてローズマリーによって「かつてクックファイターであった」と言及された。
  • ブラックペッパー/品田拓海
    • 父親デリシャストーンを受け継いで戦士となった。本人はクッキングダムから任命されておらず、帰属意識もないが、玩具のぬいぐるみの製品名は「クックファイター・ブラックペッパー」と明示されている。
  • セルフィーユ
  • ジンジャー
    • ローズマリー、シナモン、フェンネルの師匠。現在は故人である模様。第35話でかつてクックファイターたちのリーダーであったことが判明した。

試験編集

クックファイターになるには試験が存在し、その試験に合格してデリシャストーンを授けられる。その試験の一つに、おむすびの丘のマラソン(おむすびの丘を、制限時間内に走り切る)というものがある。


制服編集

制服は、クッキングダムの一般隊員は男女ともにを基調としたパンツスタイルで、それにレモンイエローグリーンを基調としたジャケットを、左胸にデリシャストーンを身に着けている。また、ベルトバックル部分及びデリシャストーンの基盤は菱形である。


余談編集

なお、本作におけるプリキュアは伝説の戦士であり、クックファイターよりももっと神秘的な存在である。

「伝説のプリキュア」の事はクッキングダムの人物であれば一般的に知っているらしく、第29話でプリキュア達の案内役を仰せつかったセルフィーユは、伝説の戦士プリキュアに会えて「光栄で興奮して明日から眠れない」と語っていた。もっとも、作中でプリキュアの伝説やルーツ等が詳細に語られることはなかったのだが。


関連タグ編集

デリシャスパーティ♡プリキュア クッキングダム


以下、クッキングダムとクックファイターについての真実
























ゴーダッツの正体編集

実はブンドル団団長、ゴーダッツの正体はクッキングダム近衛隊長にしてジンジャーの最初の弟子、フェンネルであった。


かつてフェンネルはジンジャーの下でクックファイターとしての修行に励むあどけない少年であった。

しかし、ジンジャーが弟弟子としてシナモンを引き入れたことでフェンネルの運命は変わり始めていく。

フェンネルは「自分こそがクックファイターの頂点に立つジンジャーの後継者にふさわしい」と考えていた。しかし、最終的にはジンジャーから見て心・技・体が最も優秀であり後継者にふさわしいと判断されたシナモンがジンジャーの2つのスペシャルデリシャストーンが埋め込まれたブローチを譲渡される算段になった。

フェンネルは師匠に嫌われたくないので黙って『いい子』を装っていたが、その心の内にはシナモンへの激しい嫉妬心を燃やしていた。

そして、シナモンにレシピボン盗難の濡れ衣を着せクッキングダムから追放させたのだった。


時は流れ、クッキング王とクックイーンにより、二つのスペシャルデリシャストーンの授与が行われた。

  • この時にはもうジンジャーはいなかった。故人になっていたと思われる。

クッキング王は強大な力であるスペシャルデリシャストーンのブローチを1人に持たせるのは危険と考え、ジンジャーの二つのスペシャルデリシャストーンが埋め込まれたブローチは分かたれ、フェンネルとローズマリーの二人にに半分ずつ託された。


クッキング王の深慮も全てフェンネルには自分から力を取り上げようとする邪魔立てとしか思えなかった。


そしてフェンネルは表向きは「善良な人格者」を装いクックファイターの近衛隊長を勤めながら、裏ではブンドル団団長ゴーダッツとして、レシピボンと新たに作り出したスペシャルデリシャストーンを利用し、ジンジャーが自分ではなくシナモンを後継者に選んだ事を間違いだったと証明するために祖国クッキングダムと人間界に牙を剥いたのだった。


あえて口さがない表現をすれば、今作のプリキュア達は完全にクックファイター達の内輪揉めに巻き込まれただけとも言える。

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