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概要編集

CV:渡辺久美子


あたしンち』の主人公家族立花家で、みかんユズヒコ母親。通称「お母さん」。

本名は不明で書道での名跡今治翠(こんじすい)と書いたことで下の名前が「翠」と勘違いされているが公式によると雅号で今治水のもじりらしい。

ファンなどから「お母さん」と呼ばれ、本人も自ら「お母さん」と名乗っている。

年齢は43〜45歳。

大分県のおそらく農家出身。

故郷には両親(みかんとユズヒコの祖父母)の他、、3人のらがおり、自身の母とは容姿がよく似る。ただし髪型が異なっており、大根に煮ている。


現在の髪型はパーマ。

また作中でも一際個性的な面構えをしており、ハンギョドンを思わせるためか、半魚人と例えられる事があり、初めて出会った頃の水島さんや番組スペシャルでコラボした『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけも一時期そう思ってしまう程であった。


明るく元気な性格で、よく『情熱の赤いバラ』という謎の多い歌を歌っている。

自称「明るい働き者」らしく、身内以外からもどこか愛嬌があると受け取れるような印象である。


しかし物事の考え方について世間一般と多少ズレている事が多く、一般常識に疎い場面もある。

おまけに「分かっていない事は特にない」と言えるほど自分を過信しており、それが原因で墓穴を掘ってしまっても反省しないほど自己中心的であり、しばしばみかんと衝突する。

また、基本的に自分のペースで話したい部分があり、人の話を聞かないところがあるため、水島さんたちと違い相槌が下手である(適当な相槌をすることも多く恐らくはそれにより、母の体が弱いと勘違いしてしまっている人がいるほど)。

経済的な無駄を嫌っているが、時として節約ではなくただのケチとしか捉えようがない行動もあり、成長期を迎えたために制服のズボン、靴、眼鏡の度が合わなくなってきたユズヒコに対し「どうせすぐぴったりになる」などの理由でデカすぎてサイズが合わない新品を押し付けたり、成長期だからしょうがないという反論に対しても「なんでそんなすぐに成長するのよ!」などと理不尽極まりない発言をした事もあれば、ユズヒコが欲しがっていたダンベルを「重りを買っても意味ない」と一蹴しておきながら、特に必要とされていないものを「面白そうだったから」と購入した事も。

眼鏡の件でとうとうユズヒコには「いい加減にしてくれよっ!」とキレられても結局「ただの反抗期」で済ませてしまった。


最大の特徴として、「人間の食べ物じゃない」と評されるほど料理が下手。

基本的に(上記の通り自分を過信している為、)料理本などを信じず自己流にアレンジするのが原因。しかも明らかに他人が食べても微妙な反応をする自らの料理に対し「まあまあね」などと判断する。更に手抜きであり、おかずがちくわや缶詰一個などは珍しくなく、父の給料日前日などは特に悲惨になる。

ただし作ってるプライドは一応あるのかきんぴらごぼうにユズヒコが七味を入れたりする等のアレンジは基本好んでいない。また流石にちくわをおふくろの味(しかも嫌味ではない)と言われた際にはショックを受けていた。


基本的に恐ろしく我が強くて「自分が間違っている」とは思わない人物なので、これらのやりとりが日常茶飯事なのだが、回によっては、家族以外の知人の指摘を受けるなどして、自分の間違いを認めざるを得ない事になったり、料理に関しても時に家族から大絶賛されるほどのご馳走を振る舞ったり、料理本通りに作ることもある(つまりレシピ通りに忠実に作りさえすれば上手いのだと思われる)。また滅多に怒らない父が怒ったときも態度を改める。


五家宝やバナナ、伊達巻やプリンなどが大好物(また、アニメでは父同様レバーが好きな描写もある)。若い頃に野良犬に追いかけられたことがあるため、犬が苦手。ついでに雨や蛇も苦手。

雨が嫌いなのは文字通りの筋金入りでアニメでは特に強調されており、そのせいでレトルトカレー一人前を4人分に薄める行為や果汁100%のジュースを薄めたりと誤魔化しに走ることがある。



初期は上記の自己中な言動や、怒ると火を吹くなどヒステリックな面が目立っていたが、後期(原作第15巻以降、アニメ第2期)になるにつれ徐々に性格が(体とともに)丸くなっていった(メタ的に言えば作者自身も母親になってみかん目線から母目線に変わっていった事も要因の一つ)。

原作第21巻のおまけでは、ガラケーからスマホに替えている。また、水島さんの勧めでTwitterも始めている。

前述の通りいい加減かつ昔の人間(みかん曰く「原始人」)のため、みかんとケンカすることが多いが、決して不仲ということはなく、似たもの親子という面もあり気が合うこともある。

ユズヒコに甘く(というのも、みかんは幼い頃ユズヒコを泣かせた事(ユズヒコのアイスを盗み食いする等)が多々あったため、みかんには厳しく接し、ユズヒコには優しく接しているという節も窺える)、多少過保護気味(更に言えばみかんは風邪をひけば大袈裟にアピールするのに対しユズヒコは風邪をひいても騒がない事なども影響している)。

父とはお見合い結婚だが、夫婦仲は良好でよく旅行やお出掛けをする。


母の奇天烈な行動がピックアップされる回では家族や周囲を振り回し、傍若無人な毒親というイメージも強いが、根は家族思い。劇場版や立花家全体にスポットを当てた回やアニメオリジナルエピソードでは普段の破天荒が嘘のような大活躍を見せており、エプロン探偵では名推理したり、マンマタチバナシリーズではお手軽レシピを披露している。


本来の主人公であるみかんを差し置いて目立つエピソードが多々あり、アニメではトップクレジット(つまり主演扱い)になっており、原作でも表紙のほとんどが母がメインとなるなど事実上、主人公扱いとなっている。アニメでの文字テロップの色は黄色。



余談編集

母の声を演じた渡辺氏は当初、みかん役でオーディションを受けていたが母役の声が欲しいと言われてオーディションを受けたら母役で受かったらしい。

当初は慣れていなかったのか、結構ハスキーな声をしており、イヤミでヒステリックという毒気の強い性格も相まってかなりキツい印象。

しかし時代が下ると次第に傍若無人な態度も軟化し、連載前半期やアニメ1期(無印)よりはマシになっておる。


料理は下手とされている彼女だが、本編外のおまけコーナーである「タチバナクッキングスタジアム」のマンマ・タチバナとして登場する際には簡単で美味しい料理を多数紹介しており、「あたしンちドレミソ~♪クッキング」なるレシピ本が出版されたり、2008年にはニッポン食の親善大使に選ばれた事もあったりする。


関連イラスト編集

あたしンちあたしンちの母(4)


関連項目編集

あたしンち 専業主婦 愛すべき馬鹿

立花みかん 立花ユズヒコ 父(あたしンち)

メシマズ自分勝手内弁慶大人気ない体は大人、頭脳は子供

半魚人

 

水島さん 戸山さん 三角さん ホホエミさん

:ママ友友人


野原みさえ:九州出身の専業主婦で、短気・見栄っ張り・我儘な性格、他人には厳しいくせに自分には非常に甘い点などが共通している。ただし、こちらはには頭の上がらない男尊女卑な母と違って、に対しても強気で接するかかあ天下で、性格は似ても思想は真逆である。

とはいえ互いの家庭の成立には、大口ばかりで家事が今一つの母に対し偉そうな口を利いてもやるべき家事はこなすみさえ、大らかで芯の強い秋田出身のひろしと基本的に“夫唱婦随”の思想が強い九州男児の父という夫の違いによる所も大きい。

なお、みさえの息子であるしんのすけともアニメ版でコラボした事がある。

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