概要
プリキュア達のピンチに颯爽と現れ、手助けしてくれる青年。基本的には一切喋らず、桜吹雪を巻き起こしてその場を立ち去る。
初登場は第2話で、初陣でピンチに陥っていたキュアブロッサムを颯爽と助け桜吹雪を巻き起こした。以来ブロッサム=つぼみからは「イケメンさん」と呼ばれ、好意交じりに慕われている。花咲薫子曰く「敵ではないことは確か」らしい(第13話)。
第27話にて、花咲薫子の夫でつぼみの祖父にあたる花咲空の存在が明らかになった。青年期の空は彼と瓜二つであったが、空はつぼみが生まれる前に他界している。
戦闘力はダークプリキュアの打撃を素手でいなせる程。
第32話では「先代のプリキュアを倒さなければならない」というハートキャッチミラージュ入手の試練として、変身能力を喪失し且つ身内のつぼみがプリキュアである薫子=キュアフラワーの代理として、キュアブロッサム・キュアマリン・キュアサンシャインと対決。
3対1の状況でありながら的確にプリキュアの隙を突き、ブロックを生成する能力を使い妨害した。しかし最終的にはプリキュア達のチームワークとプリキュア・シャイニング・フォルティシモの前に敗れ、その正体が明らかとなる。
彼の正体
第32話終盤にて、正体は空の姿を取ったコッペ様である事が判明。
普段は喋らない彼だが、「成長したな」と一言だけ空と同じ声で台詞を発している(当然、中の人は神谷浩史ではなく空役の堀内賢雄)。
何故空の姿に変身できたのかについては、「薫子の最愛の人の姿で傍に居てあげたいから」だと試練に立ち会った月影ゆりは分析している。
正体を知ったブロッサムは失恋するに至っており、コッペ様のルックスが半魚人似のどこぞのママンであったこと等から正体とのギャップにショックを受けたファンも少なくない。
呼び方について
本項目における彼の名前はあくまで「一部ファンによる愛称」であり、公式での呼び名はあくまで「謎の青年」である。
しかし「黒髪のイケメン、髪型、眼鏡、書生風の服装(学ランの時もあり)」といった格好がどうみても「どこぞの絶望先生」にしか見えず、なおかつ美少女戦士セーラームーンに登場するタキシード仮面のような登場の仕方から、プリキュアファンの間からこの名称で呼ばれるようになったと思われる。もっとも「絶望先生仮面様」が長ったらしくて呼びづらいので(話の流れで「ハトプリの…」などと前振りした上で)単に「絶望先生」と呼ぶファンも多い。
他にも「エクシアの人とヴァーチェの人を足して2で割った感じ(ちなみに後者は絶望先生と中の人が同じである。もっとも「スメラギさんの中の人が初代黒プリキュア」だったり「ダークプリキュアの中の人がバーローではなくマネキン野郎」だったり、タキシード仮面までくくっても「タキシード仮面の中の人がナレーションと別名義でリボンズ・アルマークやってた」など「00」だけでも妙な所でつながりが多々ある)」だとか「某テニスの眼鏡かけたドロップショット野郎に見えた」だのいろいろ言われてるけど気にしてはいけない。
備考
鷲尾天氏がプロデュースしていた「プリキュア5」シリーズまでは変身して戦闘するのは女子のみというスタンスが徹底され、いわゆるタキシード仮面のような助っ人ポジションが存在していないのが特徴だったが、このキャラクターはプリキュアの戦闘に直接干渉する初めての味方側の男性キャラクターである(正体からわかる通り実際の性別は不明だが、人間体は紛れもなく男性である)。
その後もプリキュアの戦闘を助ける男性キャラクターが散発的に出てくるようになる…、もしかしたらこれが8作後の男性のプリキュアの誕生に繋がったのかもしれない。
(12作後にはレギュラーの男性戦士が登場し、その次回作で本格的に男性プリキュアがメインキャラクターとして活躍するに至る)。