「俺がガンダムだ」
「未来を切り開く!」
プロフィール
生年月日 | 2291年4月7日 |
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星座 | おひつじ座 |
年齢 | 16歳→17歳(1st season)→21歳(2nd season)→23歳(劇場版) |
身長 | 162cm(1st season)→175cm(2nd season) |
体重 | 49kg(1st season)→58kg(2nd season) |
血液型 | A型 |
出身地 | クルジス共和国 |
パーソナルカラー | ブルー |
CV | 宮野真守、西墻由香(少年時代) |
舞台版キャスト | 橋本祥平 |
概要
私設武装組織「ソレスタルビーイング」のガンダムマイスターの一人。自らを戦争根絶を体現する者として「ガンダム」を自称する。
「刹那・F・セイエイ」はマイスターとしてのコードネームで、本名は「ソラン・イブラヒム」。
格闘戦、特に刀剣を用いた戦闘のエキスパートであり、彼の乗るガンダムも格闘戦に特化した機体構成を成しているが、一方で射撃能力については他のマイスターと比較して劣る(但し、2ndシーズンからは自己鍛錬を積んだのか生身・MS双方で射撃の技量は大きく向上しており、敵から賞賛されることもあった)。
元少年兵という経緯から人への接し方を知らず、他のマイスターと比較しても口数が少ないものの、その印象に反して演技が上手く、年相応の青年やウザキャラ(公式のドラマCD)など、様々な擬似人格を使いこなす。
そのため、パイロットスーツや専用機も全て青主体となっている。
来歴
少年時代にアリー・アル・サーシェスによって洗脳され、両親を自ら殺害し、反政府ゲリラ組織KPSAの少年兵に仕立て上げられる。その後、撤退戦で捨て駒とされそうになった所をリボンズ・アルマークの乗る0ガンダムに助けられた経緯を持ち、以後は自身にとっての救世主であるガンダムを信仰の対象とし、いつしか自身もガンダム(≒救世主のような存在)になることを夢見るようになる。
その後、リボンズに気に入られた事からソレスタルビーイングに(他のマイスター候補をリボンズが押しのける形で)スカウトされ、ガンダムエクシアのガンダムマイスターとなって数々の紛争に介入する事となる。 時折、戦場でサーシェスを発見した際には秘匿義務を破ってコクピットから出たりすると言う勝手な行為をした事もあった(当初はその理由を何故かすぐには話そうとしなかった)。
当初こそ他のマイスターやサポートメンバー達と距離を置き、自分の理想に没頭するなど掴みどころの無い性格が前面に出て居たが、チームトリニティの強行的な武力介入やロックオン・ストラトスの死といった経験を通じて成長し、次第にソレスタルビーイングの中心的人物となっていく。
国連軍による「フォーリン・エンジェル」作戦でグラハム・エーカーと相打ちになった後に姿を消し、エクシアと共に世界を放浪。自分達が世界に介入した結果、世界がどういう再生をしていったのかを見極めていった。しかし強権により弱者を虐げる地球連邦政府と独立治安維持部隊「アロウズ」の非道な弾圧や悪政を目の当たりにして腹を立てていき、世界が未だに歪んでいる事に気付く。その後、ソレスタルビーイングに合流し、ダブルオーガンダムのマイスターとして再び世界と対峙。
アロウズと、その裏で暗躍するリボンズらイノベイド勢力と戦う最中、ダブルオーライザーに搭載されているツインドライヴシステムの作用によって「純粋種」のイノベイターとして覚醒していった。
リボンズとの戦いの後、地球へ襲来した地球外変異性金属体「ELS」と対話し、ELSの母星に危機が迫っていると知り、ダブルオークアンタで彼らの星へと量子テレポートを行う。
その後、ELSとの対話を終えて、イノベイターとELS両者の特性を併せ持った存在となり(ハイブリッド・イノベイター)、西暦2314年から50年後の西暦2364年に地球へ帰還。そこで老いたマリナ・イスマイールと再会を果たし、ここで二人は初めてお互いを理解した。
余談
ミドルネームの「F」は「フロム」を意味している。「刹那from聖永」…つまり永遠より長い時間から切り取られた一瞬より短い時間という意味が込められているという。
愛称は「せっちゃん」(ファーストシーズン)「せっさん」(セカンドシーズン・劇場版)。 劇場版のエピローグで見せた姿は「刹那・F(フルメタル)・セイエイ」と呼ばれる。
また、誕生日である4月7日は初代『機動戦士ガンダム』が放送開始された日であり、『機動戦士ガンダムUC』にてユニコーンガンダムが起動した日でもあり、『新機動戦記ガンダムW』のオペレーションメテオが発動した日と何かとガンダムに関りがある日だったりする。
そして、特に明言されてはいないが、その出自から敬虔なイスラム教徒としての倫理観を持っていると思われる。ネーナ・トリニティの過度なスキンシップに極度の拒否感を見せるほどの貞操観念をもっている一方(ただ、好いてもいない女性にいきなりキスされたら大抵の男は嫌がるが……)で、未婚の女性であるマリナの寝室に立ちいる事には躊躇いをみせておらず、そういう態度から見てマリナを異性として意識する対象と見ていないとも取れる言動を劇中では見せていた(夢の中でも少年兵時代の自身に優しく声をかける年長の女性として描写されており、マリナに母性を求めていた節がある)。
乗機
ファーストシーズン
ちなみに1期前半のOPに登場する白い服の女性は刹那によるエクシアのイメージとされているが、実際にはファンの独自の解釈に過ぎないそうで、監督の水島精二曰く「正確には単なる勝利の女神のイメージで、実質エクシアとは無関係」だそう。
2期最終話でダブルオーガンダムからエクシアR2に乗り換えたことなどから「エクシアは刹那の嫁」「ヒロインはエクシア」などと言われている。
セカンドシーズン
- ダブルオーガンダム
- ダブルオーライザー
- ガンダムエクシアリペア(1話のみ)
- ガンダムエクシアリペアⅡ(最終話のみ)
劇場版
- ユニオンフラッグオービットパッケージ(刹那専用機)
- ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク装備型)
- ダブルオークアンタ
- ELSクアンタ
その他
- ガンダムエクシアリペアⅢ
- ガンダムアヴァランチエクシア
- ガンダムアヴァランチエクシアダッシュ
- ダブルオーガンダムセブンソード
- ダブルオーガンダムセブンソード/G
- ダブルオークアンタフルセイバー
- ガンダムデヴァイズエクシア
関連作品での活躍
Gジェネレーションシリーズ
「貴方は口にしませんが、とても優しい方なのですね………。」/「貴方には、悲しい夢が多すぎます………。」 - ラクス・クライン
初登場は『WARS』。格闘寄りの能力をしており、近接戦闘が得意。『WORLD』では2nd、『OVERWORLD』では劇場版が登場する。
Gジェネレーションシリーズは機体乗り換えが自由になっているので、様々な作品の近接機に乗せ替えて活躍させるのも一興だろう。
スーパーロボット大戦シリーズ
『第2次スーパーロボット大戦Z』破界篇で初参戦。ステータスは格闘寄りで、近接戦闘を得意とする。
愛機のエクシアはGNソードにバリア貫通効果があるため、バリアを有するブルダモン級以降の次元獣相手にもいつも通りのダメージを与えられる。
エースボーナスは「太陽炉搭載機、ガンダム系ユニットへの与ダメージ1.5倍」という物で改造が不十分になりやすい一周目でも、終盤に登場する国連軍のGN-X部隊やアルヴァアロン・アルヴァトーレ、GNフラッグ相手にかなりのダメージを与えられる。フル改造していれば、精神コマンド・魂を合わせることで一撃必殺も可能。
作中では新機動戦記ガンダムWのヒイロ・ユイの起こしたある行動に対してお前もガンダムだと賞賛の言葉を送った。
続く再世篇では2ndの設定で参戦。ただし、再世篇は破界篇から1年後の物語なので年齢は21歳ではなく18歳。
原作同様、エクシアリペアと共に世界を放浪した後にZEXISに合流、アロウズを始めとする敵対勢力と戦っていく。
その後、ダブルオーライザーとウイングガンダムゼロの意外な接点が明らかになる他、カミーユやアムロの見守る中で真のイノベイターへと覚醒する。
なお、イノベイターへの覚醒はギアス原作ルートだと早く、ifルートだと遅くなるので注意。
『UX』では劇場版の設定で参戦。
第2部の中盤で長く離脱してしまうが、終盤にダブルオークアンタに乗り換える。
本作にはガンダム人間と呼ぶべき存在が参戦しているが…。
『CC』では迷いを持つ刹那に鉄のラインバレルの森次玲二が「刹那、その顔はなんだ?」「その目はなんだ? そんな状態で敵を倒せるか」「仲間を救えるか? どうだ、刹那」と叱咤の言葉を投げかけている。
ちなみにこのやりとりは森次の名前の由来となった森次晃嗣が演じたモロボシ・ダンが、ウルトラマンレオでおおとりゲンを叱咤した際のセリフのオマージュであり、刹那を演じる宮野真守も息子のウルトラマンゼロやモロボシ・シンを演じている。(更に言えばゼロとはロストヒーローズで共演し、続編ではコンビも組んだ。)
関連イラスト
ネタ
関連タグ
表記
作品タグ
同作品キャラクター
ロックオン・ストラトス アレルヤ・ハプティズム ティエリア・アーデ グラハム・エーカー
カップリング
その他
マリーダ・クルス/プルトゥエルブ:アンチテーゼ。(お前もガンダムか!)
関連・類似キャラクター
アムロ・レイ:アムロが人類初のニュータイプへと革新したように、刹那もまた人類初のイノベイターへと革新した。
三日月・オーガス:孤児そして少年兵である事など境遇こそ似た者同士であるが、こちらは登場するMSが冠している名が「悪魔」であること、また長き闘いと対話の先で人を超える存在へと昇華することが出来た刹那に対し、こちらは戦う意味自体に疑問を抱く事を一切せず、純粋に闘う力を求めた続けた結果、自ら動けなくなるまで退化し最後は破滅へと向かってしまった点で対照的である。
ボッシュ・ウェラー:リボンズと同じ声の人物が乗るガンダムが放った光に魅せられ、ガンダムの力を手にしようとした人物。ある意味刹那が道を踏み外した場合に辿ったかもしれない可能性の一つだが、こちらは敬愛する戦友を虹の彼方へと連れ去ったガンダムを「悪魔」と評し、絶望の末に闇堕ちしていったと思われる点が大きく異なる。