概要
かつての太陽光発電紛争時に、クルジス共和国内に存在していた反政府ゲリラ組織。
組織の内容としては、国連の太陽光発電システム開発と、それに基づく石油輸出規制に反発する形で生まれた中東の環境系のカルトテロ集団の一つであるが、第一話の時点で既にアザディスタン王国との紛争の果てにクルジス共々既に壊滅しているので、作中では名称しか出ていない。
作中で描写された主なメンバーは、アリー・アル・サーシェスと彼に洗脳された少年兵の一人であるソラン・イブラヒムのみである(また、外伝に登場したフォン・スパークもKPSAのメンバーだったが、あまりにも危険過ぎてサーシェスの手によって追放された)。
サーシェスをリーダーとし、彼によってかき集められた人間で構成された組織だったのだが、その実態は当時から傭兵として活動していたサーシェスが、アザディスタン系の勢力からの依頼でアザディスタンとの内紛を激化させ、クルジスの吸収併合を押し進める口実を作る為に設立したマッチポンプの組織に過ぎない(本編でサーシェスがやはり依頼されて、アザディスタンの内紛を誘発しようとマッチポンプをしたのと同じ事である)。
その為、現地のクルジスで少年や少女達を誘拐し、洗脳して自らの手で親を殺させた上で戦闘訓練を施し、ゲリラ兵に仕立て上げて捨て駒として利用していた。さらにこれもサーシェスへの依頼の一環として、太陽光発電システムを推奨した世界各国にテロで攻撃を仕掛け、その過程でアイルランドで少年兵を使って自爆テロを起こさせた結果、ロックオン・ストラトスの家族が巻き込まれて死んでいる。
刹那とロックオンが世界の歪みを知り、それを正すべくガンダムマイスターとなる道を選んだ全ての発端となった組織であり、特にこの両者に与えた影響は未だに拭いきれない程に大きい。