『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』終盤のネタバレにつき注意
機体概要
かつてクアンタムバーストによってパージされた装甲は新たに構築され、全体的に丸みを帯びた神秘的なシルエットに変貌。原型の面影は残しているものの、細部の形状はまったく違うものに変化している。情報が混線しているのか、GN-Xタイプの意匠もわずかに見られる。頭部の変化だけでも、GN-XⅣと混同させたような形状のアンテナ、頬当ての排除、側面GNコンデンサーが六角から楕円に、目元から顎にかけてのラインがエクシアタイプからダブルオータイプに、とその差異は大きい(これはELSがGN-XⅣやダブルオーライザーを取り込んでいた影響と思われる)。
左右非対称のまま形状が変化した肩部装甲、GN-Xに近い形状をしている下腕部、楕円型に形状変化した脚部GNコンデンサー、など、他にも変化している部分は多いが、太腿の前面装甲だけは全く変わっていない。
クアンタムバースト以降背部に接続されたままのGNシールドにはELSとはまた別の宇宙生物が融合しており、翼のように見えるものは触手である。
カラーリングもまた特徴的で、ELS化した銀色の装甲に合わせて他の色も淡い色に変わっている。足部と腰部中央の赤にはグラデーションがかかっており、より神秘的なイメージを醸し出している。
初登場時点で50年前のMS、更に無整備という普通なら一瞬で故障しそうな条件ではあるが、クアンタ自体ELSとの融合によって最早MSと呼べるか怪しい存在となっているため、機械的に見るのは無意味だろう。
武装については量子テレポート前にGNソードⅤを破棄したため、クアンタのもので残っているのはGNソードビットと背部のGNシールド。どちらも劇中使用しておらず、Gジェネーションクロスレイズに参戦した際、初めて設定されたものも多い。ダブルオークアンタの武装の他、ELSが形を成したGNソードのような武器(ビームライフル搭載のエクシアのものに似た形状)を使用でき、トランザムも可能。さらに触手を攻撃に使用することもできるようだ。
劇中での活躍
人類が外宇宙に旅立つ日、50年の時を経て地球へと帰還を果たす。
そして降下した先は、アザディスタン王国。マリナ・イスマイールが隠居する邸宅周囲に広がる花畑の中に座し、その身に色とりどりの花を咲き誇らせて物語のラストカットを締め括った。
斯くしてここに、夜明けの鐘は鳴った。
彼と彼女は漸く、分かり合うことが出来た。
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機動戦士ガンダム00 A_wakening_of_the_Trailblazer
Peace cannot be kept by force. It can only be achieved by understanding.
(平和は、力のみでは維持できない。理解する事によって初めて、平和の維持は実現するだろう)