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スペック

型式番号GNX-803T
頭頂高19.0m
重量70.6t
動力機関GNドライヴ[T]×1
固定武装
  • GNビームサーベル×2
  • 頭部GNバルカン×2
  • 腰部GNバルカン×2
  • GNクロー×2
  • 小型GNシールド×2
選択武装
  • GNビームライフル
  • GNロングビームライフル
  • NGNバズーカ
  • GNバスターソード
  • 大型GNシールド
オプション
  • 長距離航行用ブースター×1
  • 増加粒子タンク×2

概要

劇場版機動戦士ガンダム00A wakening of the Trailblazer』に登場するモビルスーツ(MS)。

スペルビアジンクスを設計母体とし、イノベイドから得た技術を積極的に採用したことで、第3.5世代ガンダムをも凌駕する程の大幅な性能アップを果たし、トランザムシステムの標準搭載にも成功している。

パイロット達の熟練度向上を加味して粒子発生器は更に小型化し、胸元にのみ搭載されている。

アロウズの非道暴露と言うスキャンダルによって後継機が製造されなかったアヘッド系の技術も組み込まれており、肩の推進器などにその特徴が見られる。

また、GN-XⅢでは世論感情への考慮と大量生産機の運用規格統一などの理由で撤廃されていた装備のバリエーションが採用されており、機体各部にマウントラッチが設けられている。

一般機はミッションに合わせてGNライフルや実弾のNGNバズーカを5種類のセットパターンから選択して出撃するが、指揮官機に固定のセットパターンは決まっておらず、パイロットが自由に装備を選択可能。アンドレイ・スミルノフ機のようにGN-XⅡのGNバスターソードを調達して装備した例や、パトリック・コーラサワー機のようにGNシールドを二枚装備した例も存在している。

肩のスラスターにはタンクの増設が可能で、長距離航行や活動時間の延長が成される。

GNビームライフルはGN-XⅢまで採用されていた初代のモデルから一新されており、粒子消費量と威力がより高効率に改善されているが、ロングとショートの切り替えはバレルそのものを交換する仕様になったため、戦闘中の換装は不可能に近い。

肩部に装備される大型GNシールドはガラッゾの技術を転用してGNフィールドを展開させる事ができ、防御能力が大幅に向上している。

性能の向上が認められるものの、基本フレーム自体は変わっていないため、初代GN-X~GN-XⅢのパーツを差し替えるだけでこの機体に改装することができるなど、整備性やコスト面でも優れている。

事実配備中の機体はGN-XⅢから改装されたものがほとんどで、新規製造の機体はそれほど多くなかった。なおエイミー・ジンバリストは自機のアドヴァンスドジンクスを本機仕様に改装するよう技術陣から勧められるも断ったというエピソードも伝わっている。

GN-X系のX字に配されたセンサーカメラ4基の内マスクの形状で強調された上1対やV字アンテナなど、その設計の大元であるガンダム・タイプを思わせる意匠も多く、月面でのテスト飛行では地球からの反射光を受けて地面に写ったシルエットがガンダムを思わせるものになっていたというエピソードも一部で語られている。

これらのようなガンダム系の意匠をアヘッドレグナント等のように隠すことなく顕著に施せたのは、アロウズの非道暴露と言う一件によりCBへの否定的な世論が薄れた上にCBとガンダムの評判が良くなったためである。

機体色は指揮官機は灰色系で、一般機は緑色。

劇場版の時期は軍縮中であったため、対ELS防衛戦に参加した機体は48機。火星で全滅した機体も合わせると総配備数は70~80機程度であったと推測される。ELS戦ではトランザムをオーバーロードさせ自爆するという戦術が横行し多くのパイロットを失ったことから、戦後の生産機からはトランザムがオミットされている。

主な搭乗者はパトリック・コーラサワー(指揮官機)、アンドレイ・スミルノフ(指揮官機)など。

バリエーション

GN-X Ⅳ コアファイター搭載型

型式番号GNX-805T/CF
頭頂高19.0m
重量72.2t
動力機関GNドライヴ[T]×1

フォトストーリー『機動戦士ガンダム00V戦記』に登場するGN-XⅣの改修機。

先述のGN-XⅣを改修し、股間のコクピットブロックおよびスカートをコアファイターに換装したもの。

ELS戦時に多くのパイロットを失った為、戦闘でのパイロットの損失を防ぐ名目で開発された。

コアファイターは古くはガンダムプルトーネより導入され、ガデッサガラッゾで実戦投入された技術であり、ヴェーダからの情報提供によって連邦議会への提案から早いスピードで完成した。

アルケーガンダムのようにコアファイターはGNドライヴと分離した構造となっているが、GNスラスターは肩部増加粒子タンクのように大型で、合体時は腰部両脇に付いている。

この機体はコアファイターを搭載した分コストが高騰したものの、性能の低下は認められず、軍上層部では運用データが充分に集まった後に残存するGN-XⅣの殆どをコアファイター搭載型に改修する計画を立てたと言われ、ELS戦後に始まったイノベイターと旧人類との戦争では旧人類軍が主力機として運用している。

また次世代の主力量産機であるGN-XⅤではコアファイターは標準装備となっていると言う。

なお、コアファイターを量産機に後付けで採用するというのはガンダムシリーズにおいて稀な例である。

ELS GN-X(エルス ジンクス)

地球外変異性金属体ELSが、GN-XⅣに擬態した姿。

GNドライヴの機構を模倣したため背部から紫の粒子を発し、GN-XIVに匹敵する戦闘能力をもつ。

詳細はELSGN-Xを参照。

アクセルレイトジンクス

型式番号GNX-803ACC
頭頂高20.0m
重量80.0t
武装
  • シールドライフル×1
  • シールドサーベル×1
  • GNバルカン×4
  • GNクロー×2

漫画「ガンダムビルドファイターズA-R」に登場。

GN-XⅣを基本骨子としてGN-Xを改造したガンプラで、使用者はアイルランド代表のパトリック・マネキン

改造の際に発生した余剰パーツを元にしたシールドサーベルやシールドライフルを装備するが、最大の特徴は脚部に装着されたGNスキーである。これはプラフスキー粒子で出来たものなら何でも滑る事が可能であり(それこそ雪上や海面は勿論、空中や宇宙空間、果てには相手が放ったビームすらも滑走出来る)、これを利用したトリッキーなマニューバを繰り出す。

オーガ刃-X(オーガジンクス)

TVアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」に登場。

詳細はオーガ刃-Xを参照。

立体物

ガンプラシリーズではHGとしてオーガ刃-Xが一般販売で、アクセルレイトジンクス、GN-XⅣ(GBF版及び劇場版指揮官機・一般機)がプレミアムバンダイ限定商品として発売された。劇場版指揮官機のパッケージデザインはアンドレイ機が採用されている。

ちなみにGN-XⅣのMGモデルがイベントで参考出品として出されていたが、お蔵入りになったのか発売されていない。

アクションフィギュア「ROBOT魂」ではGN-XⅣがプレミアムバンダイ限定で販売されていた。

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