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俺は!スペシャルで!2000回で!模擬戦なんだよ!

不死身のコーラサワー、只今参上ッ!!


プロフィール編集

生年月日2279年1月1日
星座山羊座
血液型O型
年齢28歳(1st)→33歳(2nd)→35歳(劇場版)
身長176cm
体重57kg(1st)→58kg(2nd)
CV浜田賢二
舞台版キャスト瀬戸祐介

人物像編集

AEUフランス軍のエースパイロットで、階級は少尉。『1st』では28歳。

腕は確かだが「AEUのエース」と自称するなど自信過剰で喧嘩っ早い性格のため、軍上層部も手を焼く問題児。

良くも悪くもマイペースなためか、上官のカティ・マネキンを呆れさせた事もある。

とはいえ1話の時点でAEU軍事顧問の口から「パトリック・コーラサワーは我が軍のエース」と明言されており、彼がAEUのエースであること自体はれっきとした事実である。


ガンダムタイプと数多く交戦し、何度も撃墜されながらも生還している事から、周囲からは「不死身のコーラサワー」の異名で呼ばれるようになった。

皮肉と揶揄の意味が込められた仇名であるのだが、本人は褒め言葉と信じ込み、誇りに思っている。


00V』に登場するエイミー・ジンバリストからは、「『不死身』と呼ばれるとは凄いやつに違いない」とライバル視されていた。


なお、国連軍結成の直前にカティを食事に誘った際に彼女から「世界が変革期を迎えようとしていることについて考えることはないのか?」と問われた際に「はい!ないです!」と即答しているためおバカキャラとして定着しているが、実際には「学のない自分が無い頭使って判断するよりも、信頼できる相応の人間が判断した事に従えばいい」という本人なりに論理的な考えを持っている。


1stシーズン編集

2000回以上のスペシャルスクランブルをこなし、模擬戦全勝の実績を買われてAEUの最新鋭MS「AEUイナクト」のテストパイロットに抜擢されたが、そのお披露目を兼ねた公開演習に突如乱入したガンダムエクシアに完膚なきまでに敗北。

プライドを粉々に砕かれた上、「最初にガンダムに介入された男」という不名誉な肩書きでその名を知られることとなり、ガンダムに対して強いライバル意識を持つようになった。


この時は機体性能差が余りにも開きすぎていたために、満足な抵抗も出来なかった。

しかし、その前の演出訓練でのアクロバティックな操縦技術や的確に弾丸を弾かないと上手く効果を発揮しないディフェンスロッドを他の雑兵の様に何処かに当たれと言わんばかりに高速回転させるのではなく最小限動かすだけで的確かつ効果的に機銃をいなしている。

また、その様なマニューバをしながらも、カタギリやグラハムの「フラッグのパクり」「独創的なのはデザインだけ」等の陰口に抗議する余裕を見せていた。(陰口が聞かれたことに対して「集音性はフラッグ以上みたいだね」と鼻で笑われていたが)


また、リニアライフルではなくナイフによる近接を選んだのも、万一リニアライフルが防がれた場合、跳弾が客席に飛ぶ可能性がある為である(エクシアはバックラー型のシールドを装備しているが、序盤時点の三大国でメジャーな盾であるディフェンスロッドは弾を弾いて防ぐモノなので、懸念自体は的外れなモノではない。)

この際客席が高周波による衝撃波や超音波でとんでもない事になっているが、騒音以上の被害は起きていないので、コレばかりは致し方ないと敢えて考慮から外したのだろう

さらに刺突を選んだのも切り付けた際破片が来賓席に飛んではいけないため+大振りの実体剣を見ての「高威力と(GN粒子の重量減衰効果を知らない故の)取り回しの悪さ」を予測してそもそも振りかぶらせないため


なお、手首を落とされた後の射撃もよく見るとエクシアの胸部がスパークしていることからあの時点の性能のMSでGNドライブ搭載機に当てている事になる。

その後エクシアの斬撃に対し「ディフェンスロッドの防御自体は間に合っている(防御の上から斬り捨てられた)」「その後の斬撃も右腕を盾にして再度撃墜を免れる」「機体をよじらせてコックピットを斬られるのを避けている」等すべて自力で致命傷を避けており、本人の操縦技術自体は決して刹那にも負けていない。


ついでに言うと、後の彼とこの時の彼を比較すると台詞回しが非常に芝居掛かっている、これはキャラが固まっていない、元より使い捨てキャラのつもりだったというのもあるが、「"AEUにもエースがいる"という国力アピール」、「"何処の誰だ?ユニオンか?人革連か?"という本来なら国際問題になりかねない憶測での犯人呼ばわりを敢えて行う事による牽制+後の"どっちみち不法侵入したんだから落されても仕方ないよなぁ!?"というこれ以上は詮索する気はないことの宣言と、来賓への安心を促す一言に繋げてカバー」と、政治的な場での行動としては(落されてさえ無ければ)100点満点の行動である。


エクシアが去った後コックピットから這い出て元気に騒いでいたが、流石に機動に無理があったのか、その後入院する羽目になっている。(なお、入院中も騒ぐ元気があったので軽傷だろう)

また、これが彼の唯一の負傷描写である


三国合同演習の際には、直前ガールフレンドと逢引きをしていたせいで遅刻をしたため上官のカティ・マネキン顔を二度殴られている

しかし今まで付き合った女性とは異なるタイプの彼女に逆に一目惚れし、彼女の気を引くためにガンダムとの戦いにより一層闘志を燃やすようになった。

(なお、ガールフレンドとは後に穏便に話し合って別れた模様)


演習(と言う名のガンダム捕獲作戦)当日にはヴァーチェを担当他の三機と比べ鈍重なヴァーチェを見事に撹乱し電磁障壁で捕縛することに成功「俺のおかげって言っとけよ」と言いつつ労いも忘れない等よき隊長っぷりをみせていたが、遠距離からスローネアインの砲撃が直撃、僚機を失うものの、自身は直前で避けて居たため、撃墜こそされた(なおこの際下半身を手動で分離して上半身の誘爆を避けており、その後下半身の爆発が確認できる)ものの、無傷で生還、本部に連絡を取ろうとするもスローネドライのジャミングで連絡が途絶し途方に暮れていた。


国連軍結成後、カティがAEU陣営から出す10人のトップガン(GN-Xの初期ロットは30機しかないため、三大国で各10人)のうちに彼を含めるか悩んでいた(見てわかるバカ故誰かの口車に乗せられたり変な思想にかぶれてGN-Xを持ち逃げされては困るため)が、タイミングよく、カティをディナーに誘いに来たパトリックと遭遇、上記通り「世界が変わっていく中でそれに対して何か考えることはないのか?(こんなことしてる場合か?)」という渾身の引っかけで問われる(持論を述べる→じゃあ上官に媚びにきてる場合じゃないだろ馬鹿者、答えられない→ろくすっぽ考えてないor後ろめたい何かがある)も「はい、ないです!」と即答(これは「考え、情勢を自分なりに理解している上で思うところはない→余計な思想がなく自身は軍規及び上官に従うのみである」という意味になり、理想的兵士の回答、カティの懸念が全て杞憂であると結論つけるに充分なモノである。)、これが決め手となり無事GN-Xのパイロットとなった、その結果ガンダムデュナメスを中破させるなどの戦果を挙げている。


結成時、旧ユニオン軍のダリル・ダッジと親交を深めようと早速会話しているが、真顔で『誰だ?』と聞かれる、自信満々に名乗れば『最初にガンダムにボコボコにされた男』と古傷を抉られるトップガンが作戦に参加しないことに臆病風に吹かれたと理解し直後胸ぐらを掴まれる、と散々な有様であった。運良くカティが止めに入ったので事なきを得た。

(ちなみに、この時ダリルは「隊長を愚弄するな!」とコーラにキレていたが、最初に愚弄したのはダリルの方であり、それに対して「古傷を抉るな!」で済ませているなど、コーラの方が大人の対応をしているとも取れる。また、ダリルよりコーラサワーの方が階級が上であるため皮肉、暴力等本来ならダリルの方が処罰される案件である)


最終決戦ではガンダムナドレと相討ち(この際僚機の射撃は装甲に当たってしまい効果が薄いが、コーラサワーはキチンと関節を狙い撃っている。また、ナドレの攻撃は2本軌跡が見えるのに対し、コーラサワーの撃った赤黒い軌跡は一条のみであるためこちらも一発で致命射(メインカメラロスト、(天パと異なり本来即撤退モノ)を叩き込んでいる)となり、機体が大破、死亡したかと思われていたが1stシーズン最終話にて何事もなかったかの様に敬礼している姿が確認され、無事生還した。

その理由は、彼を乗せたGN-Xが外宇宙へと漂流しかけていた所、フォン・スパークが搭乗するガンダムアストレアTYPE-F偶然遭遇し、蹴り飛ばされた事で地球軌道へ戻されたためである。

また、GN-Xのコックピットはイナクトの胴体と異なり下半身であり、この時は上半身が吹き飛ばされているので、位置が変わって居たことも彼の命を救うこととなる。

なおよく見ると上半身が爆発してから「え?(ホワイトアウト)」の描写であるためコックピットが無事という伏線になっている(よくある時間巻き戻し系の演出なら撃ち抜かれる→「え?」→爆発なので、撃ち抜かれる→爆発→「え?」は演出が尻切れトンボになるのでおかしい)




2ndシーズン編集

カティ・マネキン大佐を守るためにと自ら志願してアロウズへと転属し、GN-XⅢに搭乗してカティの指揮下で戦い続けた。

因みにカティを追う形で転属したのは、一緒に転属したくても当のカティから「アロウズに関わるな」と厳命されたから。

カティがこう命令したのは、アロウズのやってることが悪役そのものであったため。

また、アロウズに来ようとしたとしても来れない様様々な妨害工作を施していた。

それでもなおその命令に反し、妨害工作を掻い潜ってアロウズに転属願いを出し、追いかけて来た事を責められるも、「自分は何度もガンダムと戦って生き延びてきた、不死身のコーラサワーの二つ名もある」と自信満々に返答、当て擦りだろうという指摘も意に介さなかった。(カティはそこまでして自分の元に馳せ参じてくれた事自体は内心嬉しかった模様)


アロウズとCBの最終決戦では、カティに従ってクーデター派として参戦し、かつては敵対していたガンダムと共闘することとなった。

その際、ガガの特攻からカティの艦を庇ったと同時に告白し撃墜されたが、直前に緊急脱出ポッドで脱出しており、無傷で無事生還している(よく見ると紫の爆炎の後、右下に向けて飛び出す白色の煙が確認できる)

最終決戦後、大尉に昇進。カティとの結婚を果たし、「幸せのコーラサワー」を自称した。


劇場版編集

下記の項目にもあるが、どうやらカティとの結婚は婿入り婚だったらしく、フルネームは「パトリック・マネキン」となっている。

アロウズ所属者への降格人事と、本人曰く「職務怠慢」(カティとの夫婦生活を優先しすぎたため)のせいで准尉に降格されていた。…本人は全然気にしてなかったけど。

准将に昇進したカティを未だに“大佐”と呼んでは怒られているが、訂正された後不敵に笑みを返す等、カティを緊張させまいとしたり験を担ぐ為に意図的に階級を間違えている節も見られる。

カティと共にイノベイターの大型母船「ソレスタルビーイング」の調査をした。その際にデカルト・シャーマンと出会っている。

また、この時未知の金属の飛来に対し「あんな偶然もうありませんよ、もしあったら、地球は完全に狙われています悪い宇宙人によってね」と事件の真相を半ば言い当てている


ELSとの戦いではGN-XⅣ指揮官機(ダブルシールド、ショートライフル装備の生存特化仕様)を駆り、巡洋艦サイズのELSを真正面から受け止めて撃破するなど、ヘタレの汚名を挽回……もとい返上するかのような活躍を見せるが、乱戦の中でELSに取り付かれてしまい、「幸せすぎて不死身じゃなくなった」とトランザムのオーバーロードでGNドライヴを暴走させ取り付いたELSごと自爆する覚悟を決めた。

不死身のコーラサワー・・・、不死身伝説の終わりである。

……と思いきや、自爆寸前に刹那ダブルオークアンタによって機体を撃ち抜かれ、直後偶然めくれ上がった装甲板とシートが機体の爆発から身を守り、奇跡的な生還を遂げた。

不死身のコーラサワー・・・伝説は永遠に砕かれず。

そしてあろう事か、TV版から劇場版を通して刹那が最初に撃墜し、そして最後に撃墜した人物になってしまった。

なお、機体から放り出されて10分以上ビームライフルのビーム等の流れ弾や爆散機体の金属片等のデブリ、ELSが飛び交う中、戦闘宙域のド真ん中で、ノーマルスーツ一丁で漂っていたが、見事に無傷であった。


余談編集

劇場版では「マネキン」姓となっているが、これはカティが「コーラサワー」という姓になることを拒んだ為彼が婿入りし「パトリック・マネキン」になったという設定だが、職場では旧姓の「パトリック・コーラサワー」で通している。その為、実質的に夫婦別姓である(劇場版のエンドロールにもコーラサワー姓で載っている)。

シリーズ全体で、実質的にCBに鞍替えしたソーマ・ピーリスを除くと旧三大陣営の主要パイロットの中で唯一最後まで素の人間のままで生き残った人物かつ、対ELS戦後の地球連邦軍最強パイロットでもある。(後にグラハム・エーカーが生存した事が判明したが、あちらはELSとの融合体となった。また、外伝作品も含めるとフォン・スパークもELS相手に生身で生存したが、あちらはELSに侵食された後に生命維持に必要な部分以外を切除し、再生医療で元通りになっているため、厳密に言えば素のままではない。)


また製作当初、彼はこのような不死身キャラになる予定はなかったらしく、適当なところでリタイアさせる予定だったらしい。

だが、彼のその憎めないキャラ設定からか、その適当なところに来てもついついスタッフが延命させてしまい、それが続いた結果「ここで死ぬならもっと前に死んでるだろう」とリタイアさせるタイミングを見失ってしまい、そのままなし崩しに不死身キャラとなったとか……。


また、「変革」がテーマの『00』において、殆どのものが良くも悪くも様々な変化をし、或いは変わろうとせず、又は変わることができないまま死を迎えた中で、遅刻癖以外まったく変わらなかった人物。これは、「変わる事が必ずしも良いとは限らない」と言うアンチテーゼが込められているため(あるいは最序盤の段階で未来の嫁の鉄拳によって変革されたので、相対的に変わっていないように見えるという見方もある)。


補足編集

戦闘シーンではちょくちょく撃墜されて帰ってきているが、その時は大抵は実力の過信か、単に運が悪いだけであり、実力は高い。

劇中での凄さ(噂込み)を端的に表すと

《1st》

■大勢の著名人が集まるデモの主役に抜擢、前述の冒頭の演習と直後の戦闘での配慮。

■掠めはしたものの、ヴァーチェのGNバズーカにいち早く反応して回避。(モブは動けず消滅)

■喰らえば木っ端微塵になる兵器を持ったヴァーチェに対して、囮として突っ込み砲撃を回避、それに気を取られた(或いは砲撃のインターバルを突いて)ヴァーチェの鹵獲に成功。

■砂漠でのスローネアインの長距離砲撃に反応し、一瞬の操作でコクピットへの直撃を避けるようにズラす。(機体の下半身は消滅したが、撃墜された機体から自力で這い出て通信の不調を嘆く余裕があった、当然無傷)

■CB殲滅戦で相手の強力な装備を目の当たりにしても『しゃらくせぇ!』と物怖じせずに突撃。

■行動不能のヴァーチェをいち早く発見し、巧みに死角からの攻撃をかわしながら突っ込み、結果的に庇ったデュナメスを中破させ、後に生還。(この際、通信でヴァーチェの不調をきちんと仲間に情報として共有している)

■数の利があれど、相打ちながらナドレを破壊し、生還。

《2nd》

■補充要員としてアロウズへの転属の際、カティのいる海上母艦になるべく衝撃を与えぬよう乗機のGN-XⅢをゆっくり着地させる(同時に着艦したガデッサはGN-XⅢよりも重量が9トン以上軽いにもかかわらず思いっきり衝撃を立て着陸した。)

■自ら囮役を買って出てケルディムに突撃し、他の兵と連携して撃破の一歩手前まで追い詰めた。(直後にダブルオーライザーの邪魔で味方共々撃退されたが生還)

■(不死身にあやかって戦艦の操舵をやらされた際)ビームライフルによる長距離狙撃を得意とするケルディムが出現したと見るや鈍重な輸送機改造の司令機を海面ギリギリにまで降下させてビームの被弾率を低減させる。

■最終決戦では性能の劣るGN-XⅢでアヘッドを一蹴。その後、アロウズ艦隊の1割に当たる巡航艦2隻を護衛のMS3機諸共瞬殺して敵司令官を大混乱に陥れる。

母艦の死角から突進してきたガガをいち早く発見し、その進路に割り込んで盾となる。先頭の機体を撃墜した爆発で視界を塞がれた処を第二陣3機に組み付かれてしまうが、GN-XⅢのパワーでは抑えきれないと瞬時に判断して隠し武器であるGNクローで力任せに粉砕すると同時に脱出ポッドを操作し生還。(半ば賭けだった様で遺言っぽい告白をしているし、小説版では「一緒に逝こうぜ」とまで言っているが、逆に言えば「遺言を残す程生還の目が薄い」としても死ぬ寸前まで生き延びる努力を辞めていないという彼なりのスタンスが見え、結果は知っての通り無傷で生還である。人間死ぬまでは死なないものだ)

《劇場版》

■初手から部下を引き連れて最前線で奮戦。

自機のGNフィールドで中型ELSを食い止め、部下と連携して破壊。

■濃密な弾幕の中、部下が撃墜されていく中でELSが擬態したGN-XⅣのビーム攻撃やミサイルを絶妙に防御・回避、当たると判断したミサイルはキッチリ撃ち落とす。

■終盤でドジってELSに取り付かれるまで、(僚機はほぼ落とされている為に)殆ど味方の援護無しで、しかも実質的にライフル一丁とシールドのみで無補給で、さらにはトランザムも使わずに、前線で戦い続け、後にきっちり生還。


などなど、配慮も怠らず視野も広く、キッチリとした機体に搭乗してれば存分に実力を発揮し、確実に生還しては貴重な戦闘データを数多く持ち帰り後々に繋げる、軍としては必要不可欠な人材なのだ。

2ndシーズンにおけるアロウズへの転属も自ら志願した形だが、アロウズは軍の精鋭部隊であり、ただ転属依頼を出したところで一蹴されるのが関の山なのは想像に難くない。その精鋭部隊に自ら志願して入隊を認められたという点で、作中では軍上層部からの評価も高いことが窺える。実力の面だけで言えば十分に精鋭部隊でもエースを張れるものがあるので、志願が認められたのも元からアロウズへの転属が検討されていたからという可能性もある。

決して完全なネタキャラ要員の無能というわけでは無く、非常に高い個の力を持ちながら仲間と的確な連携を行える優れたコミュニケーション能力を兼ね備えており、一パイロットとしての能力はむしろ優秀である。作中ではカティへの愛が重点的に描写される故気づきにくいが、意外と面倒見もよく、同僚達とも積極的に話しかけて打ち解けようとしており(あのアンドレイにも「恋の手解きなら任せな!」と話しかけた。結果鼻で笑われ無視されたが、彼はガールフレンドとの逢瀬で遅刻するほどのプレイボーイであるため素直に聞いていた方が良かった気もする)、癖の強いパイロット達の中では最も良識的な人格を持った好人物であるとも言える。

上記の戦績から見ても刹那達ガンダムマイスターと同等のスキル・経験を持っている事は明らかであり、劇中のコメディリリーフな役割とは裏腹に、数々の死線を潜り抜けてきた歴戦の戦士なのだ。

こうした面があるからこそ、彼はガンダム00で屈指の人気者に上り詰めたのである。


そういう訳で、成長してから改めて00を視聴し直してみて「コーラってこんな凄い奴だったのか」と驚愕する声もあるとかないとか。


逆に言えばこれだけの確かな腕は持っているものの、「撃墜は愚か被弾すら殆どしないからこそコスト度外視のワンオフ機を渡されるエース」と違い「結果的に死なないものの、調子に乗って被弾したり、運悪く対処できない攻撃が飛んできて、機体は容赦なくぶっ壊してくるパイロット」であるため、グラハムやピーリスの様な試作機やワンオフ機を渡されることは生涯ないであろう。現に、彼のイラストが描かれたガンプラ(=専用機)はAEUイナクトデモカラーただ一機のみで、搭乗してきた機体は全て量産機である。


メディアミックスでの活躍編集

スーパーロボット大戦シリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦Z 破界編では、『1st』の設定で参戦。

能力はそれなりだが、MS乗りとは思えない高い底力LV(最終的に9まで成長)を有しているため意外と厄介。

序盤のとあるシナリオで同じく不死身の男と称される装甲騎兵ボトムズキリコ・キュービィーと競演している場面がある、というか彼を含むレッドショルダーを指揮して襲いかかってくる場面がある。ただし、思いっきり馬鹿にされており、彼等を「ボトムズ(最低野郎)」と吐き捨てたことで、「おやおや最低野郎と来ましたか(笑)」「お前に言われたく無いな」と嘲笑されている。(レッドショルダー含めアストラギウスの軍人は、自嘲ならともかく、他人にこういう物言いをされると怒り立つ連中なので、鼻で笑われるという事はそれだけバカにされていたという事だろう)

尤も、再世篇ではこの時の事を振り返って「扱いづらいが、腕は確か」と評価している


続く再世篇では『2nd』の設定で参戦。

原作では無かったルイス、アンドレイ、ジニン大尉との絡みが存在する。

惚れた女性のために戦う者同士と言う事でコードギアスギルバート・G・P・ギルフォードと競演している場面がある。(当のギルフォードからはそっけない態度であしらわれていたが)

また、上述の「無学の自分が考えるより信頼できる人間の指示に従う」が悪い面で現れる場面があり、武器を持たない完全平和主義を掲げるサンクキングダムに対する攻勢作戦に疑問を感じる者が多い中「よくわからないが"治安を乱す者"」であるとしてあまり疑問を持っていなかった。("軍人"としては信頼できる上官の命令を絶対視する、ということで満点の対応だが、人間としては思考停止が過ぎて赤点である)

一方で原作とは違いブレイク・ピラー事件にも参戦し、動揺するアンドレイとルイスを束ね上げ、ルイスがCBとの共闘を渋った際には「人命がかかっているんだから陣営の敵味方は関係ない」と一喝するなど頼もしい上官っぷりも見せている。……アンドレイとルイスは何度落とされても復活するのに一人だけ一発退場するけど


スーパーロボット大戦UXでは劇場版設定で参戦。

序盤のヨーロッパルートから登場しており、部下達にも好かれ、相変わらずの被撃墜王ぶりを発揮している。

第1部のクライマックス「SUPER NOVA」ではUXが加藤機関と対決している時に、軍の命令で手が出せない時には流石に「今は彼らと協力して加藤機関と戦った方がいいのでは」とカティにぶつけていた(彼がスタンスを曲げてまでカティに意見したという時点で、この状況がどれだけバカでも分かる結論から外れた異常事態か良くわかる)。ハザードが更迭され、世界中の核ミサイルが発射された際にはカティ・グラハムアンドレイと共にミサイル迎撃作戦に向かっている。


第2部のTV版ファフナー最終シナリオ「蒼穹」ではカティやアンドレイ共々UXの露払い役を買って出ている。

第3部の劇場版00最終シナリオ「来るべき対話」では、刹那の到着が原作より少し遅いこともあり、アンドレイと共に自爆してしまう。……が、終了後、全プレイヤーの予想通り、「どうやらまだ不死身だった」と一人だけ生還する。

そして条件を満たすと本来死亡するはずのアンドレイまで不死身にしてしまい、二人そろって遂にファン待望の自軍参戦。部隊入りする際には「モグリ」発言も。


また、何度も輪廻を繰り返す世界がテーマであり、「ライバルが主人公ポジで、主人公が敵ポジ、という世界線もあるし、本来ならば死んでいた筈のものが今生きてここに居る。」という話をされている時、神妙に「いるはずのない…か…」と呟く場面がある

何をどうしたって死なない奴筆頭が何を言っているのかと思いたくもなるが、それは神の視点(メタ視点)というものであり、彼は「散々死ぬ思いをしてそれを乗り越えてきた人間」である、「本来なら自分はそのどこかで死んでいた人間だったが、この世界では罷り間違って此処まで生き残っただけなのかもしれない」と思っても仕方ないだけの修羅場は潜ってきているので実は非常に深いシーン。(実際本編ではなんやかんや生き残ったが、本来さっさと死ぬキャラだった事を忘れてはいけない)


なお、地味な原作との違いとして、「マネキン」姓である事を主張する。アンドレイと一緒に自爆する前には「コーラサワー」と言われて「コーラサワーじゃなくてマネキンだ!」「結婚して姓が変わったって何度言わせんだ!」と、自分がいつも嫁さんにやってツッコまれている事を自分がツッコんだ。


スーパーロボット大戦BXでも劇場版設定で参戦。

中盤の盛り上がり時に自軍参入を果たす。生き残る為の機体設計と所持技能のお陰で、参入してから改造を控えている状態に於いてもある程度被弾しても安心。

UXに続き今作でもアンドレイの生存条件に絡んでおり、なんと刹那がやったようにアンドレイ機に取り付いたELSを撃ち抜いて侵食を止めて無事撤退させている。

スペシャルで模擬戦で2000回の不死身伝説は伊達ではないということか…。

不死身で戦場を潜り抜けて来た、というだけあり「その分多くの死を見てきた」と彼にしてはシリアスなセリフを話す場面も用意されている。



第3次Z時獄篇においても劇場版名義で「戦乱のプレリュード」・「重力の井戸の底で」に登場、通常はスポット参戦だがCBパイロット達の撃墜数によっては「重力の井戸の底で」終了時に仲間入りする事に(条件を満たすと別ルートを通過していても参入)。MS乗りには不釣合いな位高い底力レベルも健在。

持ってくるGN-XⅣの武装がたった2つと寂しい事もあってサブ向きになっているが、「強運」のスキルを所持した上でエースボーナスも「気力が120以上の時、自軍フェイズ開始時に「幸運」が掛かる」となっており資金稼ぎには最適。

なお、色々あった末に連邦軍に出戻りして肩身が狭いゼクスグラハムを「俺の僚友」と快く迎え入れており、元々再世篇で自分達は迷走しているのに全然迷わないコーラサワーを高く評価していた二人は「器が違う」とさらにコーラサワーの株を爆上げした。


AGのエースパイロットのお祝いでは「幸せのパトリック・マネキン」を強調、終盤においてはノインに慕われるゼクスに「幸せのプリベンター・ウインド」のコードを送ろうとしていた(サラリと辞退されたが)。

また、天獄篇においては自分の二つ名を以って「(パトリックと呼ばれ)大佐以外がその名前で呼ぶな、不死身のコーラサワーか幸せのコーラサワーと呼べ」→アドヴェントが乗る→「お前は俺が不死身で幸せと認めた、だからお前には俺は倒せない」と聖アドヴェントから一本とっている。


DDでは久しぶりに『1st』名義で参戦。一話の出来事の後だったらしく、ガンダムタイプのMSがいたことで別の時空からやってきたアークエンジェルをソレスタルビーングの関係者として敵認定する。後に自身に恥をかかせたエクシアが現れ、怒りを露わにする。そして、倒されかけるとせめてこいつだけでもと言わんばかりにストライクを狙う。……だが、土壇場のタイミングでストライクのパイロットであるキラSEEDを発現、見事に返り討ちにされた。



Gジェネレーションシリーズ編集

ゴッドフィンガーで敵ユニットを撃破する際、大佐への愛を盛大に叫んでいる

「大好きです!カティ~!!!」

また一部作品では、他パイロットが高レベルで習得するアビリティ「エース」を初期から習得している。

さすがはAEUのエースパイロット……と言いたいところだが、エースの発動条件に「総撃墜数200以上」があるため、初期は死にスキルとなる。もちろん育成すれば原作で時折見せるような活躍を披露するだろう。

ガンダムトライエイジ編集

証言(カード裏のフレーバーテキスト)では撃破されたのを見たアロウズのオペレーターがどうせ無傷と心配していなかったり、劇場版以降は不死身っぷりがさすがにオカルト扱いされて不気味がられている。また、『不死身のコーラサワー』と聞くと自慢話が始まるようだ。

コーラサワー本人へのインタビューではマイスターの容姿について想像で話すものがあり、その特徴が劇場版の劇中劇ソレスタルビーイングのものと一致している。つまりあのソレスタルビーイングはコーラサワーの証言を元に製作された可能性がある(何度もガンダムと戦って生き延びたパイロットであるため、無駄に説得力が生まれてしまったのだろう)

更に言うならキュリオス及びアリオスのパイロットを女性と感じた経緯が「女性にありがちな静と動の二面性を感じた」ことである為、恐ろしい事にアレルヤの事情を朧げながら見抜く観察眼を見せている、やはり人を見る目は確かなのだろう


また、後述の『ビルドダイバーズ』の方も触れられており有名なダイバーとのことだがGBN内の事件現場によく現れたため、コーラサワーの存在が事件を引き起こしていると噂されているらしい。


ビルドシリーズのパトリック・コーラサワー編集

ガンプラを主体とするアニメ『ガンダムビルドファイターズ 』シリーズおよび『ガンダムビルドダイバーズ』シリーズでは彼そっくりなキャラが登場。

どちらでも印象的な活躍をしている。


ガンダムビルドファイターズ編集

6話にそっくりさんが登場(後述のパトリック・マネキンと同一人物かは不明)。

第7回世界大会には「パトリック・マネキン」という人物が参加していた。


ガンダムビルドファイターズA-R編集

パトリック・マネキンが本格的に登場。コーラサワーそっくりの人物で妻子持ち。妻のことは「大佐」と呼んでいる。

なお、本作のほかのそっくりさん同様作中での扱いは不明。

アイルランド代表選手。

ガンプラバトルには強さだけではなく観客の皆が楽しめる華やかさも求めており、大胆で派手なバトルスタイルで観客を魅了する。

その実力は世界大会の常連でベスト16を三連続で達成するほど。

しかし、運任せの戦法に走って敗退することも。


コスチュームは劇場版の連邦軍スーツ。イメージングビルダーズでも着用してきたがバトルでもないのに着たせいでクリーニング代がかかると奥さんに笑えないレベルで怒られた様子。


第6回世界大会でライナー・チョマーから彼女とイチャイチャしてるとして逆恨みで攻撃されるGN-Xが登場している。


第8回世界大会ではついに顔見せし、GN-Xベースの改造ガンプラ・アクセルレイトジンクスを使用する。


使用ガンプラ編集

GN-X

アクセルレイトジンクス


ガンダムビルドダイバーズ編集

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE編集

なんと「パトリック・コーラサワー」が登場(作中の対戦カードやエンドクレジットで確認できる)。11話、24話、25話では台詞もあるが声優も浜田賢二氏。


ビルドファイターズの方のそっくりさんと異なり本作の世界観からアバターとしてコーラサワーを完全再現しているのだと思われる(そのため本名ではない可能性が高い)。

トライエイジの証言やリライズの描写から有名なダイバーらしく、リライズではキャプテン・ジオンとコラボ動画を上げていたり、リライズ最終話ではTriple C(キャプテン・ジオン、キャプテン・カザミ、コーラサワー)と呼ばれていることから動画配信者「G-Tuber」でもあるらしい。

ビルドダイバーズでは有志連合にも参加しており実力者が集められる場面でも姿が見られた。


事実上のレギュラー出演と言えるほど毎話どこかに出ており視聴者の腹筋にダメージを与えており、比較的わかりやすいものもあれば恐らくいると思われるレベルの出演やダイバーではなくグッズやイラスト? として登場と言った具合に隠し方も様々。

リアルの人物ではないので複数いる可能性もあるがトライエイジの証言からするとダイバーとして登場しているコーラサワーはどうやら全て同一人物のようだ。


衣装は00劇中でコーラサワーが着用していたものをベースにしつつ、ガンダムマイスターのパイロットスーツや他作品の衣装も身につけている。

また、顔が映らないため「大佐」かは不明であるが軍服の女性と共にいる姿を何度か確認できる。


使用ガンプラ編集

GN-X…11話で使用。被弾しており前線から下がったが12話を見るとどうやら撃破されたらしい(ガンプラが並ぶ中コーラサワーだけ生身でいる。なお当然無傷)。

疑似太陽炉搭載型AEUイナクト(正式名称不明)…25話で使用。

GNX-603-HP…リライズ6話に登場。OOのコーラサワー仕様のGN-XⅣの左腕がスケールが異なるのか大型化している。パルヴィーズがモニターを眺める中で登場。



関連イラスト編集

コーラの練習大佐ぁ〜〜


関連タグ編集

機動戦士ガンダム00 / ガンダム00

AEUイナクト GN-X 不死身の男 愛すべき馬鹿 異能生存体

カティ・マネキン:最愛の女性。

炭酸コーラ:ファンからの愛称。多分飲み物の方にもかかってる。

不死身のコーラサワー幸せのコーラサワー:劇中で使われた二つ名。後者は自称


CPタグ編集

コラカティ


類似キャラ編集

  • イオク・クジャン:自信に満ち溢れたお馬鹿キャラ繋がりでしばしば並んでトレンド入りしたが、コーラサワーは毎度毎度運が悪いだけで実力自体は自信相応にあるのに比べ、あちらは最低限の実力すらないのに前線に行きたがり、突っ走って被害を拡げ続けたうえ、部下も公然と「意気込みだけ」と発言しており、ヘイトを集めまくってしまった(それを見越して、後ろからバカスカ撃つだけで戦っている気になれる様にろくに当たりもしないのに狙撃機を渡されている)ため、コーラサワーのような愛され馬鹿にはなれず、惨めに潰されても誰もスッキリしないと憎まれ役としても中途半端であった。
  • グエル・ジェターク:第1話での立ち位置や言動が似ていたために「パトリック・コーラサワー」がトレンド入りするという珍事が発生した。さらに第3話のラストもあり、再びコーラサワーの名がトレンド入りしている。第10話では、グエルが乗る船の艦長の中の人がコーラサワーだった。もっとも、グエルは愛すべき馬鹿キャラだったのは序盤だけであり、その後は失っても失っても進み続ける不屈の男として激動の人生(注・数ヶ月)を送り人気を得ていくのだが…。

類似人物

  • ニルス・エドヴァルド・カタヤイネン:度重なる被弾と事故により病院とコックピットを往復しながら大戦を生き残ったパイロット。誰が呼んだか「不死身のカタヤイネン」(ただしコーラサワーが戦傷を受けたのはイナクト撃墜の際だけでありそれ以後は撃墜されても即座に復帰している)
  • カムシン:MGRのDLCに登場する傭兵、上官の大義を盲信して突き進む兵士然とした男、それだけならただの思考停止キャラだが、彼との戦闘時流れるキャラソンからすると、「どんな汚い仕事も私情を挟まず命令通りこなし、仕事を終えたら消える、勲章は要らない、それこそが俺達兵士の本懐である」というような思想が垣間見え、実はコーラサワーと似た心情の持ち主らしい事がうかがえる。

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