スペック
機体番号 | GNW-003 |
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頭高長 | 19.4m |
本体重量 | 67.7t |
所属 | ソレスタルビーイング |
パイロット | ネーナ・トリニティ |
概要
チームトリニティの末妹ネーナ・トリニティが搭乗するガンダムスローネの3号機。
ドライはドイツ語で「3」の意味。
機体各部に大容量のGNコンデンサーを搭載しており、スローネアインへの粒子供給や、GNステルスフィールドによるジャミングなど、戦闘支援能力に優れている。その反面、武装は必要最低限のものしか持っておらず、本格的な交戦はあまり想定されていない(それでも、太陽炉非搭載機相手なら充分戦えるレベルではある)。これは、アイン・ツヴァイと共に行動する事を前提として設計されている為である。
コクピット内部には、AIロボット「HARO」を設置する為の台座が用意されており、操縦支援等を行っている。
苛烈だが、一応は目的のある武力介入を行っていたトリニティにおいて唯一、無関係の民間人に対する虐殺(ルイス・ハレヴィの家族と親族を殺害した)を行った機体であり、その事がガンダムに対する否定的な世論を決定づける事となった。
2nd Seasonではネーナが操縦する武装コンテナユニット「リィアン」の内部に格納されており、劇中後半にて僅かながら登場。王留美と紅龍の乗るトリニティ母艦を破壊し、その後小型艇を撃墜し留美を殺害する。直後、現れたルイスの搭乗するレグナントと交戦するが、圧倒的な性能差に加えパイロットのネーナが元から機体の性能頼りの戦いをしていたことも重なり、GNファングで武装ごと四肢を切り落とされ、頭部と胴体、コックピットだけの状態にされるなどレグナントの相手にすらならず一方的に蹂躙された。トドメにコックピットをGNファングで貫かれる形で撃墜されて大破。ネーナも怨嗟の叫びを残しながら死亡した。
武装
GNステルスフィールド
背部のユニットとGNシールドからGN粒子を雲のごとく大量に放出し、広範囲の一斉ジャミングを行う。その放出粒子量・制御可能範囲は他のガンダムの数十倍にもなる。
ただし、当然大量に粒子を消費する為、他の武装での粒子消費は最小限に抑える必要がある。
GNフィールドとしての機能も限定的ながら備えており、背後からの攻撃に対し使用していた。
GNハンドガン
基本的にはツヴァイのものと同じだが、ドライは右腕に装備しており、また粒子消費を抑えている為に、アイン・ツヴァイのものと比較しても威力はさらに低い。
ただし、威力が低いといえども疑似GN粒子を用いたビームであるため、通常の建造物を破壊できる威力はある。
劇中では前述の通り、ネーナが八つ当たりの目的でルイスの友人の結婚式をハンドガンで攻撃して親族や友人たちを殺害、生き残ったルイスに疑似GN粒子の細胞異常が残るほどの怪我を負わせた。
GNビームサーベル
スローネ共通の装備。
GNシールド
左肩に装備するシールド。GNステルスフィールド使用時に展開する他、限定的ながらセンサーとしての機能も有する。
GNシールドポッド
右腕に装備するシールド。内部に7つのブロックを持ち、任務に応じてミサイルや予備のビームサーベルなどを収納できる。
ミサイルはGN-X戦で使用したが、至近距離からの不意打ちにもかかわらず全弾躱された。
関連動画
派生機
リィアン
機体番号 | GNW-003/SH |
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所属 | 王商会 |
パイロット | ネーナ・トリニティ |
2nd Seasonに登場した武装コンテナユニット。
擬似太陽炉を搭載しており、宇宙・重力下での運用が可能。スローネドライが王商会によって輸送機に偽装された姿である。ステルス性の高さから主に偵察等に用いられるが、装備されたGNロングライフルによってある程度の戦闘もこなせる。このGNロングライフルは、砲塔を取り外してスローネドライのGNハンドガンに合体させる事が可能である。
劇中ではアロウズの襲撃を受けたカタロンの救援・物資運び出しの他、イノベイターと交戦するダブルオーライザーの援護も行った。
余談だが、実はこの「リィアン」という名称は劇中では用いられず、デザイナーも知らなかったらしい(単に「偵察機」と呼ばれていた)。
ガンダムスローネドライ トゥルブレンツ
スローネドライに追加武装ユニットを装着した形態。トゥルブレンツはドイツ語で乱気流の意。
ドライ用の詳細は不明だが、コンテナユニットにはGNステルスフィールドを搭載する。なお、腰のGNファングコンテナは空となっている。
アルケーガンダムドライ
ネーナ・トリニティとリジェネ・レジェッタがリボンズ・アルマークにアルケーガンダムの支援機としてプランを提出し、設計されたとされる機体。
詳細は当該記事にて。