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GN-X

じんくす

GN-X(ジンクス)とは、機動戦士ガンダム00に登場するモビルスーツ。
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概要

アレハンドロ・コーナーが秘密裏にGNドライヴ{T}(タウ)(擬似太陽炉)と共に開発した量産型モビルスーツ
開発後にAEU、人類革新連盟、ユニオンら旧三大国家群を統合させて発足した国連軍にそれぞれ10機、計30機が配備され、各国のエースパイロットのみが搭乗した。
その経緯もあって、本機は「エースパイロット専用の量産機」というガンダムシリーズではかなり稀有な立ち位置にある機体である。
基本性能は同時期のガンダムと遜色の無いレベルであり、幾度となく主人公達のガンダムを追い詰め結果的にソレスタルビーイング壊滅の原因となった機体という事もあり、歴代ガンダムシリーズでも最強の量産機の一角として名が挙がる事も多い。


その開発には頭部のメインとサブ計4つ目や、X字状に配置されたGN粒子発生装置など、ガンダムスローネのデータが流用されており、操縦系統の違うパイロット達でもすぐに使いこなせるよう、新開発のサブコントロール・システムが搭載されるなど、シンプルな操縦系統に設定されている。

グラハム・エーカーに支給された1機はGNフラッグ開発の為に解体されたが、残りの29機はガンダム掃討作戦「フォーリンエンジェルス」に対ガンダム戦の切り札として参加し、ガンダムと刺し違えつつもそのほとんどが大破した。

武装はロング、ショートと選択できるビームライフル、大腿部に収納されたビームサーベル、(ユニオンやAEUパイロットに配慮して)ディフェンスロッドを備えたGNフィールドを発生させるシールドと簡素なものだが、物量とパイロットの執念、技量によってガンダムとも互角以上に戦えた。
突貫工事の割には非常に完成度が高くバランスのとれた量産機であり、その後地球連邦軍の主力として追加生産され、後継機も作られていく。

初期型の機体色はグレーだが、これはEカーボン本来の色であり、本体は無塗装である。
これは製造から短期間で実践投入されたことに起因している。

主な搭乗者はパトリック・コーラサワー(GN-X、GN-XⅢ、GN-XⅣ指揮官機)、ソーマ・ピーリス(GN-X)、セルゲイ・スミルノフ(GN-X、GN-XⅢ)、アンドレイ・スミルノフ(GN-XⅢ、GN-XIV指揮官機)、ルイス・ハレヴィ(GN-XⅢ)、ヒリング・ケア(スペルビアジンクス)、パング・ハーキュリー(GN-XⅢ)
デカルト・シャーマン(GN-XⅢ)、エイミー・ジンバリスト(アドヴァンスドジンクス)、デボラ・ガリエナ(アドヴァンスドジンクス)など。

その生い立ちは、ガンダムの量産型という点ではジムに、ガンダムに匹敵する性能を持つ敵軍の量産機という点ではゲルググに相当すると解釈できる。
デザインは海老川兼武

劇中での活躍

トリニティの襲撃を受けた人革連基地への増援という形で劇中に初めて登場。
セルゲイ・スミルノフ中佐率いる特務部隊「頂武」へ供与された本機を駆り、ガンダムスローネを圧倒、撃退に成功するという功績を挙げる。
特にソーマ・ピーリス中尉は初めて自身の反応速度に追従出来る機体だったという事もありスローネツヴァイのファングによる方位攻撃を難なく回避し、逆にファングを撃墜している。
スローネを撃退した後は国連軍の主力機としてソレスタルビーイング殲滅戦へ投入される。
この時パトリック・コーラサワー機はデュナメスを中破させ、ロックオン・ストラトスの利き目を負傷させている。
殲滅戦が終了した頃にはほとんどの機体が損傷、もしくは大破してしまうが、ガンダムのほぼ全機の破壊、鹵獲、母艦の破壊にも成功しており、GN-Xという機体の多大なる性能を見せつけることになる。

バリエーション

GN-X Ⅱ(ジンクスツー)

ジンクスⅡ


外伝00Fなどにおいて登場。
両肩にマウントラッチが設けられ、全身のGN粒子発生装置が小型化されている。
ガンダムスローネの装備データを利用してジンクスⅡソード、ジンクスⅡキャノンなどのバリエーション機が試験運用されたが、スローネの武力介入被害者への考慮から、後継機のジンクスⅢではそれら装備は使われずに終わっている。
実戦投入された例は少ないが、フォン・スパークによって鹵獲されたジンクスⅡソードのデータを使ってダブルオーガンダムセブンソードが開発された。

GN-X Ⅲ(ジンクススリー)

GNX-609T


地球連邦平和維持軍の主力機体。
Ⅱで小型化された粒子の発生装置がジンクスⅡからさらに小型化され、よりシンプルなシルエットを有する。

主装備はビームライフルの機能も持ったGNランス。シールド、ライフルは初代ジンクスの物と共通。
配備初期段階に於いてはGNランスではなく、GNビームライフルに槍部と柄を追加したプロトGNランスを装備している。
アロウズ所属機はアロウズ共通のエンジ色で、正規軍所属機はライトブルーで塗装されている。

GN-XⅣの配備が進んでもなお、その運用上の使い勝手の良さから現役で配備された他、一部には性能をダウンさせ、コロニー公社に払い下げられた機体も存在する。

GN-X Ⅳ(ジンクスフォー)

ジンクスⅣ


劇場版で登場した機体。
イノベイターを名乗っていたイノベイドから得た技術を積極的に採用したことで、ガンダムにも匹敵する程の大幅な性能アップを果たしている。
パイロット達の熟練度を考慮し、粒子発生器は胸元の小さな部分のみとなっている。

また、アロウズのスキャンダルによって後継機が製造されなかったアヘッド系の技術も組み込まれており、肩の推進器などにその特徴が見られる。

汎用機であり、ミッションに合わせ、GNシールドやGNロングライフル、GNバスターソードといった各種装備を変更可能。
また、トランザムシステムも実装されている。

武装

■肩部小型GNシールド
■大きく形状が変わった(ショート・ロング)ビームライフル
■ミサイルを裏に二本設置可能な、ガラッゾのモノを転用した、前面にGNフィールドの形成が可能な大型GNシールド
■GNビームサーベル
■NGNバズーカ(No.GN:実弾兵装)
■腰部GNバルカン二門(口径は大きめ)
■頭部バルカン二門
■GNクロー
■GNバスターソード(正規品ではなく、アンドレイが取り寄せたモノ)
■追加ブースター

指揮官機は大型シールドを両肩に装備可能であるなど、武装のカスタマイズが一般機以上に自由となっている。

このような性能アップにもかかわらず、実は基本フレーム自体は変わっていないため、旧ジンクス~ジンクスⅢのパーツを差し替えるだけでこの機体に改装することができるなど、整備性やコスト面でも優れている。
ただし旧型であるほど差し替えるパーツは多くなるらしい。

V字アンテナやツインアイなど、その原型であるガンダム・タイプを思わせる意匠も多く、月面でのテスト飛行では地球からの反射光を受けて地面に写ったシルエットがガンダムを思わせるものになっていたというエピソードも一部で語られている。
これらのようなガンダム系の意匠をアヘッドレグナント等のように隠すことなく顕著に施せたのは、アロウズの一件により、CBへの否定的な世論が薄れたためである。

機体色はパトリック・コーラサワー、アンドレイ・スミルノフらが搭乗する指揮官機は灰色系で、一般機は緑色。
劇場版の時期は軍縮中であったため、実戦参加した機体は50機居るか居ないか程度であった。

GN-X IV コアファイター搭載型

00V戦記に登場した機体。
先述のGN-XⅣを改修し、コアファイターを搭載したもの。
ELS戦時に多くのパイロットを失った為、戦闘でのパイロットの損失を防ぐ名目で開発された。
コアファイターは古くはガンダムプルトーネより導入され、ガデッサガラッゾで実戦投入された技術であり、ヴェーダからの情報提供によって連邦議会への提案から早いスピードで完成した。

この機体はコアファイターを搭載した分コストが高騰したものの、性能の低下は認められず、軍上層部では運用データが充分に集まった後に残存するGN-XⅣの殆どをコアファイター搭載型に改修する計画を立てたと言われ、ELS戦後に始まったイノベイターと旧人類との戦争では旧人類軍が主力機として運用している。
なお、コアファイターを量産機に採用するというのはガンダムシリーズにおいて稀な例である。

アドヴァンスドジンクス

MGジンクス


GN-Xの後期生産型に改良を加えた機体で、国連軍のエースに支給された。
肩部ディフェンスロッドの追加や通信機能の強化など、様々なカスタマイズが施されている。
主な武装はアトヴァンスドGNビームライフル、プロトGNランス。
また、腿にGNバーニアを搭載している為、GNビームサーベルはアドヴァンスドGNビームライフルにオフセットされる形で搭載されている。

00ファーストシーズン終了後の時間軸における00Vの実質的な主人公機的存在であり、作中ではエイミー・ジンバリストの紺色の機体とデボラ・ガリエナの赤色の機体が登場。

スペルビアジンクス

スペルビアジンクス(立ち絵)


海からの強襲揚陸用に開発されたGN-X、その際には外付けのパーツを装備する。
武装は腰部付近のGNバルカンの他、ガンダムエクシアのGNソードを参考にした、小型ビームサーベルを発生可能なGNクナイ等。
所属は地球連邦軍となっているが、実質的にはアロウズの専用機であり、パイロットもアロウズ所属兵か特別な許可証を持つライセンサーのみであり、00V作中ではヒリング・ケアが搭乗した。
また、開発にはイノベイターの技術が部分的に使われており、頭部デザインはレグナントに通じるものがある。

ELS GN-X(エルス ジンクス)

ELSジンクス


地球外変異性金属体ELSが、GN-XⅣに擬態した姿。
紫の粒子を発し、GN-XIVに匹敵する戦闘能力をもつ。
一見するとGN-XIVそのものだが、カメラアイが単眼モノアイ状、手持ち武器が腕と一体化している、擬似太陽炉のコーンが細長いなど、細部はELSの金属的な特徴を残している。
なお、この機体(?)はELSがGN-XⅣに擬態したものであるため、厳密にはMSの部類には当てはまらない。

その他

劇中での活躍からか、スーパーロボット大戦シリーズやGジェネレーションシリーズなどの外部作品でも量産機としては高い性能を持っていることが多い。
また、ガンプラシリーズではMG(マスターグレード)モデルのGN-Xも発売されている。量産機のMGが発売されたのは宇宙世紀に登場したもの以外ではGN-Xが初。

トランザムシステムを組み込んだGN-XⅣだが、ガンダムOO劇場版において、ELSの侵攻を止める最終手段として、中型ELSに密着したままトランザムで無理矢理太陽炉をオーバーロードさせて自爆するパイロットが続出したため、後々に廃止となった。

関連項目

ガンダム
機動戦士ガンダム00
ガンダムスローネ アヘッド
お前のような量産機がいるか

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