ZAFT
Armored
Keeper of
Unity
機体データ
ザクウォーリア | ザクファントム | |
---|---|---|
型式番号 | ZGMF-1000 | ZGMF-1001 |
全高 | 17.19m | 19.37m |
重量 | 73.09t | 74.70t |
動力源 | バッテリー | バッテリー |
所属 | ZAFT | ZAFT |
パイロット | ルナマリア・ホーク、アレックス・ディノ、ディアッカ・エルスマン、シホ・ハーネンフース、ザフト軍一般兵など | レイ・ザ・バレル、イザーク・ジュール、ハイネ・ヴェステンフルス、ザフト軍一般兵など |
概要
ジン、シグー、ゲイツに続くZAFTの制式モビルスーツ(MS)。
ザクの名は「ZAFT Armored Keeper of Unity」の略称であり、意訳すると「鎧に身を固めたザフトの統一の守護者」と言い換える事が出来る。
ザクシリーズとして『ザクウォーリア』と『ザクファントム』の2機種が開発されている。型式番号は前者がZGMF-1000、後者がZGMF-1001。
元々はジン、シグー、ゲイツの後継機となるニュートロンジャマーキャンセラー搭載型量産試作機「ZGMF-X999A ザク量産試作型」であったが、ユニウス条約の締結により核の軍事利用が困難になった事からバッテリー機へと設計変更され、その後流入したオーブ連合首長国移民技術者によるアップデートも施された。
条約によって枷となったMS保有数の制限をクリアすべく、1機のMSに多様な機能を持たせられるバックパック換装システム『ウィザードシステム』も導入され、ウィザードにより「ブレイズ」ザクウォーリア、「ガナー」ザクウォーリアと名が変わる。これはファントムも同様である。
こうしてグフイグナイテッドやドムトルーパーとのコンペに勝利したザクは、フェイズシフト装甲こそ持たないものの、その性能は前大戦での最新鋭機ゲイツどころか初期GAT-Xシリーズを凌駕する性能を発揮するザフトの新世代量産機『ニューミレニアムシリーズ』の第1陣として制式配備されるに至る。
デザインについて
その名の通り、ファーストガンダムのザクⅡをリファインしたようなデザインである。
緑色のカラーリング、シールドとスパイクアーマー、ザクマシンガンを模したビーム突撃銃など、ザクⅡを模倣しつつSEEDらしさを加えたデザインとなっている。
なお、オリジナルで散々言われていた「シールドが右側にあるのは使いづらいのではないか?」という疑問を反省してか、一体型シールドが左側に移動しているのも大きな違いとなっている。
発表された際のファンの反応は賛否両論であった。
SEEDは宇宙世紀と違う世界の話なので、その世界観に合ったオリジナルの敵機体を出してほしかったという意見が非常に多かったが、そのフリッツヘルメットを模したような頭部やスラスターがバランスよく配置された脚部など、C.Eナイズされたデザインを評価するファンも少なくない。
グレートメカニックDX2に掲載された福田氏へのインタビューによると、サンライズの宮河氏から「ザクみたいに売れるヤツはどうだろうか?」と言われ、それに対して「それなら「ザクみたいなの」じゃなくザクでいいだろうと。そもそもガンダムが出てくるわけですから、ザクもザクでいいでしょう」ということで生まれた。
コクピット
グフイグナイテッドを含めた『ニューミレニアムシリーズ』用に新規のコクピットが採用されている。
横になった状態で水平にコクピットに入れたことから、リニアシート方式かそれに類似したものを使用していると考えられる。
この構造自体は第1期GAT-Xシリーズからすでに登場しており、強奪したG兵器4機から着想を得たと思われる。後にこのタイプのコクピットはザフト軍の第2世代ガンダム「セカンドステージシリーズ」にも採用される。
レイアウトやコンソール周りはジンやその他のザフト軍量産型MSと似ているが、内部OSの性能向上により安定性や操縦性が大幅に改善されている。
ザクファントム
エース専用の高性能機で、額の角と両肩共通のシールドが特徴。
性能的にはザクウォーリアを引き離しているわけではないが、高品質な部品を使用したことによるスペックアップと、通信や指揮機能の強化が行われている。
ちなみにファンからは宇宙世紀のザクとの区別にザクヲという略称で呼ばれることが多い。
基本武装
MMI-M633 ビーム突撃銃
ビームアサルトライフル。一発の威力を抑え連射を可能にした、通常のビームライフルよりも手数を重視したもの。
ゲイツのビームライフルからかなり小型化が進んでおり、マガジン式のバッテリーで稼働させることで、機体への負荷も最小限に抑えている。
予備マガジンは肩部シールド裏側に2つマウントされる。
MA-M8 ビームトマホーク
シールドに格納されたビーム斧。トマホークというだけあり、投擲しての使用も可能。
ハンドグレネード
MS用の手投げ弾で、腰のラッチから取り外して使用する。
様々な弾種があるが、劇中ではほとんど描写されなかった。
種類として、ZR11Q 閃光弾、ZR13Q 発煙弾、ZR20E 高性能炸裂弾、ZR27I テルミット焼夷弾、ZR30F 通常榴散弾等に分かれる。
MA-MR ファルクスG7 ビームアックス
スラッシュウィザード用の大型タイプのビーム斧。スラッシュウィザード以外でも装備可能。
M68 キャットゥス500mm無反動砲
ジン用に設計された無反動砲。水中戦や後方支援の為か、DESTINYの時代でも携行している機体は少なくない。
ウィザードシステム
G兵器の中で強奪に失敗したストライクガンダムが持つ地球連合軍のストライカーパックシステムを執念のごとく研究を行い、テスタメントによって検証されたストライカーパックの技術を踏襲した、ZAFTにおける換装システム。その構成は装備変更において多様な戦況に対応したストライクのものに類似する。
詳細は該当記事を参照。
劇中での活躍
当初は最新鋭MSとしてエースパイロットやザフトレッドに支給される。
パイロットによってはセカンドステージシリーズとも渡り合った。ユニウスセブン破壊作戦では、元クルーゼ隊赤服のアスランとイザーク、ディアッカが強奪されたカオス・アビス・ガイアと格闘の上損傷を与えた。
またその後アクシデントとはいえ、アスラン機がザクⅡにはできなかった大気圏突破をやってのけるなど、オマージュ元と比べて単なるやられメカではなく躍進している。
また後半の、グラスゴー隊によるラクス派の秘密基地「ファクトリー」襲撃では、グフと連携していたことや数的優位があったとはいえ、「砂漠の虎」として名を馳せたアンドリュー・バルトフェルドが乗るガイアを苦戦させ、更に前大戦時のザフト軍最大の敵であったキラ・ヤマトの駆るエールストライカー(HDリマスターではオオトリ)装備のストライクガンダム(正確には電圧やスペック、OSをストライク仕様に調整されたストライクルージュ )を中破させた。
ヘブンズベース攻略戦以降は一般兵にも配備が進んだことでやられメカ化が進行し、結局最後は敵になってしまうのだが。
続編「SEED FREEDOM」にも物語終盤の宇宙戦で登場している。
一般機及びパーソナルカスタム
ザクウォーリア
一般機
劇中で最も良く見られた機体。機体色はグリーン。
セイバーを与えられる前のアスランが、二度この機体に搭乗している。
また、ディアッカもTV版でガナー装備の本機を愛用した。
ルナマリア機
「このーっ!調子に乗ってくれちゃってー!」
ルナマリアのパーソナルカラーである真紅に塗装された機体。主に装備したウィザードはガナー。
だが、ルナマリア自身は「射撃はニガテ」と語っており、なぜガナーを装備しているのかは不明(一説によると『バスターガンダムのパイロットであったディアッカ・エルスマンに憧れていたから』らしい)。
アーモリーワン襲撃事件では整備不良で戦線離脱し、その後も目立った戦果は挙げられないままムラサメの攻撃で大破し修復不可能で以後登場しないなど、やや不遇な感のある機体。ただし、相打ちとは言えガイアに損傷を与えたこともあるので、全く活躍していないというわけではない。
ハイネ隊仕様
通称オレンジショルダー。ハイネ・ヴェステンフルスの指揮下にある隊員のパーソナルカラー。彼の死後は、所属部隊を問わず彼を慕うものがオレンジショルダーに塗装したという。
放送当初、ガンプラと連動し、このハイネ隊仕様のザクのガンプラがもらえるキャンペーンが展開された。
レクイエム中継コロニー付近の戦闘で、イザーク率いるジュール隊にヴェステンフルス隊から転属した者たちがおり、数機ほどその姿が確認できる。
ライブ仕様
どピンクに派手なマーキングと、視聴者の度肝を抜いた式典用のザク。
ラクス(正確にはミーア)がライブを行う際に、彼女を乗せて随伴機と共に登場した。
いうなれば公式痛機。まるで痛機ブームを先取りしたかのようなそのデザインは、今でも視聴者の網膜に焼き付いている。らしい。まぁ(別シリーズだが)ファイヤーバルキリーの方が先だが。(ただしここでの定義を見る限り、ミーアザクもファイヤーバルキリーも正確には痛機ではない)
通称ミーアザク。
なんと後述通りHG化までしており、説明書にも「最新鋭機を舞台装置として使うのはシャレを通り越してはいないだろうか?」と冷静にツッコまれている。ちなみに、ザクを使った舞台演出はミーアの敏腕マネージャーのキングT@KED@の功労によるものらしい。
TV版最終回(FINAL PLUSにも)及びスペシャルエディションIVでも登場し、ブレイズウィザードを装備してメサイアから出撃した(HDリマスター版の最終回では一般機カラーに修正されている)。
アーケードゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合VS.Z.A.F.T.II』でもまさかのプレイヤー機体として登場。武装はハンドグレネイドしかないが、なんと踊る事が出来、妙に滑らかにクネクネ動き、僚機に自分の覚醒ゲージを譲渡する効果をもたらす(僚機の覚醒ゲージを増やすという効果は、EXVS2XBのカバーリングバーストに採用されている)。 覚醒するとBGMがミーアの持ち歌である「Quiet Night C.E.73」に変化する。
アイザック専用機
ΔASTRAYにのみ登場。ジュール隊所属のアイザック・マウがバクゥハウンドに続き使用した。
もともとはラガシュ基地所属の機体でネイビーブルーのカラーリングと、ケルベロス使用のために最適化された、両肩のスパイクアーマーが特徴。
アイザックの手に渡った後は、彼のパーソナルカラーのライトグリーンと、ネイビーで塗装された。
使用ウィザードはケルベロス。
スー機
民間軍事会社所属のパイロット・スーの機体。
スーの人間離れした能力に合わせてチューンナップが施されている。
カラーリングは赤と黒で、使用ウィザードはケルベロス。
視聴者デザイン機
ガンプラと連動して行われた「ザク!ザク!!キャンペーン」内の視聴者オリジナルデザインのザクを募集するザクウォーリア デザインコンテストにおいて、最優秀賞に輝いたデザインのザク。黒いボディに炎が燃えているかのような模様があしらわれている。
同じくキャンペーンで登場したオレンジショルダーの「ハイネ隊仕様」のザクとともに、ブレイズウィザードを装備して活躍する姿が、レクイエム中継コロニー付近での戦闘で確認できる。
ちなみにPHASE-41のリアルタイム放送時は、エンディングで他の上位入賞者のイラストも紹介された。
ディアッカ機
「グゥレイト!やったぜ!」
HDリマスター版に登場。
色はTV版に登場したディアッカ専用ザクファントムと同じくファントムグレー。使用ウィザードはTV版と同じガナー。
ヴァレ機
漫画『機動戦士ガンダムSEED ECLIPSE』に登場。
パーソナルカラーは不明、両肩がスパイクアーマーとなっている。
武装はシグー用の細身の重斬刀、76mm重突撃機銃、500mm無反動砲。
時期的にC.E.72の制式配備前であるため、ヴァレの言葉通り「存在しないはずの機体」である。
オープ国際救助隊のエクリプスとの戦闘で追い詰められた際に煙幕装置を起動し、パイロットは煙幕に紛れて脱出、残った機体は仲間のエールカラミティの高出力ビーム砲によって破壊された。
アスランモード(produced by AKIRA ISHIDA)
「!?」となる人も多いかもしれないが、これは「月刊ニュータイプ」の創刊20周年を記念した2005年3月号付録として新たにデザインされたアスラン役の石田彰氏によるデザイナーズカラーである(本人曰く「おいしそうなザクが出来た」)。
ベースはコレクションモデルだが、イエローグリーンとエメラルドグリーン二色をベースに豪快に四色も使用しているという気合の入りよう。ケロロ軍曹を思わせるカラーリングで、ダクト部が黄色でガンダムっぽいのも特徴。
ちなみに同梱されていた同氏がプロデュースしたマーキングシールには「623」と書かれていた。
ザクファントム
一般機
パーソナルカスタムが多い機種なのか、劇中では一般カラーの機体は少ない。機体色はグリーン。
ブレイズ装備で大型ビームアックスを装備したキメラ換装している機体も存在する。
レイ機
「ミネルバにはギルが乗ってるんだ…絶対にやらせるものか!」
パーソナルカラーである白に塗装された機体。
パイロットのレイは好んでブレイズを使用した。
こちらも目立った戦果を劇中で上げることはできなかったが、ネオのエグザスとは序盤で死闘を繰り広げた。
最終的にはムラサメの攻撃で中破した上フリーダムによって更に破壊され修復不可能となった。
ハイネ機
グフ受領前のハイネの愛機。パーソナルカラーはオレンジで、使用ウィザードはブレイズ。DESTINY本編では再度の連合・プラントの開戦であるフォックストロット・ノベンバーでしか登場していないが、スペシャルエディションなどでは活躍シーンがさらに追加されている。
イザーク機
「うるさい!今は俺が隊長だ!命令するな!民間人がぁぁぁぁぁっ!」
白服に昇格したイザークの愛機。番組後半でグフに乗り換えるまで本機を使用した。パーソナルカラーはスカイブルー。
スラッシュを使用し、奪取されたカオス・アビス・ガイアを相手に引けを取るどころか圧倒して見せ、シンに「これがヤキンを生き抜いたパイロットの実力か」と言わしめた。
グフ受領後はディアッカに渡され、下記のディアッカ機に改造された(福田監督のツイートより)。
ディアッカ機
「分からんがとにかく止めるんだ!エンジンへ回り込め!」
番組後半にファントムグレーの本機に搭乗。
グフを受領したイザークのザクファントムを譲り受け塗り直した機体。
一方でHGプラモデルの説明書ではディアッカの独自コネクションを駆使して入手した機体と記されている。
本編ではブレイズを使用していたが、漫画版ではガナーを装着している姿が確認できる。
リーカ機
パーソナルカラーは桃色で、シールドにウサギをリーカに似せたパーソナルマークを付けている。
ブレイズを主に装備していた。
紫のザクファントム
搭乗者不明。パーソナルカラーは紫色。
フォックストロット・ノベンバーにおいて、ハイネのザクファントムと共にネルソン級を撃破。
その後は地球へ降下したのか、カーペンタリア基地に本機体が整備されているのが確認できる。
HDリマスター版では、左スパイクシールドに稲妻状のマーキングが追加されている。
シャトルーズグリーンのザクファントム
搭乗者不明。パーソナルカラーはシャトルーズグリーン(もしくはサンドカラー)。
SEED DESTINYの第38話アイスランド島のヘブンズベース基地への降下中に対空掃討砲ニーベルングの直撃を受け、そのまま爆散した。
このシーンはニーベルングの光線エフェクトによる見難さ、通常のザクファントムと似たようなカラーリング、作中"1秒"しか映らないという短さの3点から知名度の無さでトップクラスの機体となっている。
ガンダムSEED DESTINY機体人気投票にてこの機体がパーソナルカラー機体であることが公式側から公表された際も「お前パーソナルカラー機体だったのかよ」という声が多く聞かれたほど。
ガンダムウォーのカード「ニーベルング」でもちょうどこの機体が映っているシーンが採用されている。
マディガン機
機体に走る白い十字のペイント、剣・盾・銃の役割を備える鋭角な両肩のブレードシールドなどを装備した機体。
パイロットであるカイト用にピーキーな調整がなされており、各種ウィザードも使用可能。
この機体以外にもカイトはもう1機ザクファントムを保有しており、これはノクティルーカウィザード専用に調達したらしく、この機体とは別である。
イライジャ機
サーペント・テールのイライジャ・キールが、大破した専用ジンの代わりにカイト・マディガンから譲り受けた機体。
過去のイライジャの戦闘データを元に、被弾率の高い部分に絞って部分的にPS装甲を起動するというTP装甲に近い仕組みになっており、起動した状態の姿は前の愛機であるジンと似たような赤い文様が浮かんだ姿になる。またPS装甲は任意での発動も可能であるため、使いこなせばバッテリーの消費を大幅に抑えられる。
頭部には、イライジャ専用機おなじみのバスターソードを搭載。
VSASTRAYにて、カーボンヒューマンとして復活したグゥド・ヴェイアに強奪され、彼の乗機になってしまう。(その代わり、イライジャはヴェイアが置いて行ったヴァンセイバーを手に入れそれを乗機にした。)
派生機・バリエーション
ザク量産試作型
『SEED DESTINY MSV』出典。
史上初の「核エンジン搭載型量産MS」を目指して試作された量産試作機。ザクシリーズのプロトタイプに当たり、こちらが先行開発されている。
PS装甲を搭載し、大戦後、生産された47機が秘密裏に各地の戦場でテストされたと言われている。
詳細はザク量産試作型を参照。
ザクスプレンダー
『SEED DESTINY MSV』出典。
インパルスの前身とも言えるインパルスシステムの実験機で、コアスプレンダーの分離・合体機構の実証実験及びデュートリオンビーム送電システムの実験のために建造された。コアスプレンダー部分のスラスターが干渉するため、ウィザードシステムを装着できない。
詳細はザクスプレンダーを参照。
コマンドザクCCI
『SEED DESTINY MSV』出典。
通信や索敵に特化した機体。広義の意味ではこの機体の装備もウィザードシステムの一つとなると思われるが、ウィザードシステムとして扱われてはいない。
詳細はコマンドザクCCIを参照。
プロヴィデンスザク
『SEED DESTINY MSV』出典。
第2世代ドラグーン・システムの試験機で、「超人的な空間認識能力に依存しない」新型ドラグーン・システムを実戦投入するための実証機。広義の意味ではこの機体の装備もウィザードシステムの一つとなると思われるが、ウィザードシステムとして扱われてはいない。
詳細はプロヴィデンスザクを参照。
ゲルググメナース
『SEED FREEDOM』出典。
世界平和監視機構コンパス専用機として開発されたザクシリーズの後継機。
詳細はゲルググメナースを参照。
立体物
1/144コレクションシリーズではウォーリアは一般機、ルナマリア機、アスランモード(上述したアニメ誌付録)、オレンジショルダー(限定品)、ファントムはレイ機、イザーク機、ハイネ機が、
1/144HGではウォーリアは一般機、ガナー、ルナマリア機、ライブ仕様、ファントムはレイ機、ディアッカ機がリリース。
なおスラッシュウィザードはコレクションシリーズ止まりだった。
なお、ザクファントムのランナーからはザクウォーリアのパーツがしっかりと省略されているため、惜しいことにHGザクファントム(ディアッカ機)をHDリマスター版のザクウォーリアにすることは出来ない。
1/100ではウォーリアはブレイズとガナーの2種類のウィザードが同梱された一般機、ルナマリア機、ファントムはレイ機、ハイネ機がリリース。こちらもファントムはウォーリアにすることは出来ない。
実はDESTINY放送時、無印とは打って変わってガンダムが全然活躍しない話が目立ったのもあってガンプラが全然売れないという事態に陥っており、セカンドステージシリーズ5機の内1/100化がインパルスとカオスで打ち止めを食らうほど赤字市場となっていた(逆に無駄に出しゃばっていたフリーダムの旧キットだけが一方的に爆売れしたという)。ちなみにTVアニメ放送後のスペシャルエディション発売時にセイバーは1/100化が実現している。
そのため、金型流用が簡単に出来るのでコストダウンになるという理由で1/100スケールはデスティニーとストライクフリーダムが出るまでしばらくザクの色替えで何とか食いつないでいたという苦い歴史がある(その証拠に、メインウィザードの一つでありながら出番が少ないスラッシュウィザードの1/100モデルだけ出ていない)。特に目立った出番がないハイネ機までもが一般発売されているのはこれが原因。
BB戦士シリーズでは、レイ機、ルナマリア機、ハイネ機、一般機が販売された。レイ機、一般機にはブレイズウィザードが同梱 ルナマリア機にはガナーウィザードが同梱されている。※一般機は指揮官型⇔ノーマル型を選択式で組み上げることができる
2019年9月ではルナマリア機がマスターグレードに登場。アナザーガンダムの量産機がMG化されるのはGN-X系に続き二度目。後にイザーク機と一般機、レイ機がプレミアムバンダイ限定商品として登場。また、マスターグレードでありながら動力パイプ部分にリアルグレードと同じアドヴァンスドMSジョイントを使用している。
そして、2021年3月にはガンダムベース限定商品としてまさかのライブ仕様もMGで登場。
ネタ要素の強い機体にもかかわらず、いや、かえってネタ要素の強さが反響を呼んだためか(ガンプラ市場が転売ヤーに狙われているご時世なせいもあるが)各地で完売が相次ぐほどの人気商品になっている。
アクションフィギュアはMS IN ACTIONやHCM-Proで発売されている。
MIAはウォーリアはガナー一般機、ルナ機、ファントムがレイ、イザーク、ディアッカ、ハイネ機が発売。
HCM-Proは一般機とライブ仕様、ルナ機とレイ機セットが販売された。
オレンジショルダーのHCM-Proがキャラホビ限定で発売されたこともある。
制作秘話
福田氏はジンが売れなかった要因として目立つパイロットが乗らなかった(ザクはシャアも乗ったからメカとしてのキャラクター性に成功した)と分析しており、様々なバックパックやカラーバリエーションのもとでアスラン・ルナマリア・レイ・イザーク・ディアッカが乗ることとなった。