「私とて赤服を着る者
格の違いを見せてやるわッ!」
CV:大本眞基子
人物
ザフトのクルーゼ隊に補充された赤服の1人。主な搭乗機はシグーディープアームズ、ゲイツ、ザクウォーリアなど。
キャラクターのモデルは「機動戦士ガンダムSEED」シリーズのOPやEDを歌った玉置成実。
元々は指向性高エネルギー発振システムの開発に従事する研究技術者であった。
エースの証として乗機の左肩に「鳳仙花(ホウセンカ)」のパーソナルマークを持つ。
このホウセンカのマークの由来については諸説あり、正しいものがどれなのかは不明。
藍色のパーソナルカラーを持つとの資料もあるが、あくまでシグーディープアームズのカラーリングと言う扱いなのか、ゲイツやザクウォーリアには施されていない。
SEED終盤ではイザーク・ジュール率いるジュール隊の一員となる。イザークのことは敬愛している。(ジュール隊が結成されたときに隊員にお守りを配っている)
なおMSV戦記ではイザークに想いを馳せるシーンが存在し、『スパロボW』でもイザークと隣接すると恋愛補正がつく。
性格は「普段は勝気だけど根は女の子」という設定だが、MSV戦記やDESTINY ASTRAYなどでの描写を見る限り、「生真面目で実直」と言ったほうが正しいのかもしれないが時折、年相応の女の子らしさを見せる。
戦闘では負けず嫌いで攻撃的な一面も持つ。
ちなみに、ガンダムゲームエースでは「戦場に咲くホウセンカ」と言うシホがメインの読み切り漫画が掲載されていた事もある。
後述通り、当初はモブキャラとして登場した為にアニメでは基本的にセリフは無く登場シーンも少ない。外伝やゲーム作品の方が出番が多く(担当声優が付いたのもPS2用ゲーム「終わらない明日へ」から)、本編のヒロイン達にも劣らぬ可愛らしい見た目、SEEDの時点ではザフト側の数少ない女性赤服パイロット、イザークとのCP要素などから知名度や人気がそれなりに高いキャラの1人である。
遍歴
機動戦士ガンダムSEED
PHASE-43「立ちはだかるもの」で初登場。この時は単なるモブキャラの扱いであった。当初はアイザック・マウと共にクルーゼ隊所属で、コロニー・メンデル宙域戦闘に参戦している。その後、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にてジュール隊の一員に配属されている。
HDリマスター版では39話(本放送版のPHASE-41)の「ゆれる世界」から登場しており、本放送版でアイザックだった箇所がシホに差し替えられている。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
イザークの前線復帰に伴い再びジュール隊へ配属されており、アニメ本編では9話「驕れる牙」から登場している。ちなみに、第1期や第3期のエンディングにもイザークの右隣にさりげなく姿が描かれている。
以降も映ったカットは少ないながらイザークやディアッカらと共にいる姿が描かれ、プラントとオーブが終戦の協議に入った時は、プラント本国へ戻るラクスに随行するようにエターナルに乗艦していた。
「スペシャルエディション完結編 自由の代償」にて追加されたエピローグの新規カットでは、抱き合うキラとラクスを見て微笑んでいた。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
クルーゼ隊に配属される前、地球にてロウ・ギュールの手に渡った極秘データを回収するために出撃し、ロウが乗るアストレイ レッドフレームと交戦した事がある。
SEED MSV戦記
地球連合軍のレナ・イメリアが駆るバスターダガーと交戦するが、その最中にプラントへ向けて核ミサイルが放たれたため、撃墜すべく発砲し続けるがら途中ビーム砲が故障してしまい、死を覚悟して核ミサイルを落とそうとしたが、キラ・ヤマトの駆るフリーダムの援護によって核ミサイルが撃ち落とされて事なきを得る。その後は停戦まで戦い抜き生還した。
戦後はイザークがプラント最高評議会に入ったため彼女もザフトから離れてプラントの技術者に復帰していた。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY
南アメリカ独立戦争では、南米軍を支援するMS部隊の一員として活動、地球連合軍の侵攻を退けている。
その後は先述の通りジュール隊に配属、ユニウスセブン破砕作業において、作業を妨害するアンノウン(ザフトの脱走兵)と交戦している。タイムリミットのため帰投する際に、破砕作業を続ける謎のMSを目撃している。
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
劇場版にも登場し。今回は息遣いのみだが声を発するシーンがある。
(福田監督はX(Twitter)にて「オリジナルキャストで収録をした」と発言しているが、大本氏はクレジットには記載がない)。
イザークの側近として働いており、中盤のファウンデーション王国のデスティニープラン導入を迫る宣言に呼応したハリ・ジャガンナートのクーデターが勃発したとき現議長とエザリア・ジュール、アイリーン・カナーバを避難させ、イザーク・ディアッカと共にエターナルに身を潜める。
その際、エザリアから意味深な視線を向けられているようだが…?
(監督曰く、この時エザリアから値踏みをされており、視線に気づいたシホは汗をたらしている)
乗機
YFX-200 シグーディープアームズ
奪取した4機のG兵器から得た小型ビーム兵器の技術検証のために、試作型熱エネルギー兵器を搭載したシグーの実験機。
おそらく彼女と言えば、パーソナルマークの入ったこの機体のイメージが最も強いと思われる。
ZGME-1000 ザクウォーリア
『SEED DESTINY』の頃の搭乗機。左肩にパーソナルマークを付けているが、カラーリングは緑のままでパーソナルカラーでは無い。ディアッカはともかく、同僚のアイザックがパーソナルカラーを認められているので、シホはパーソナルカラーを持っていないと考えられる。
ゲーム作品への参戦
- 「機動戦士ガンダムSEED 終わらない明日へ」
- 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.」
- 「SDガンダムGジェネレーションポータブル」
- 「スーパーロボット大戦W」
- 「SDガンダムGジェネレーションオーバーワールド」
- 「SDガンダムGジェネレーションクロスレイズ」
などに登場している。
「終わらない明日へ」は担当声優が大本眞基子に決定した記念すべき作品で、パートナーシステムでイザークやディアッカによる掛け合いが存在する。
「GENERATION of C.E.」はSEED編でイザークと共に敵として登場、EXTRAではステージ4のAとBでジュール隊所属として味方として登場している。
「オーバーワールド」では、ユニットコレクション達成率80%で使用可能になる隠しキャラクターとして登場。ボイスとカットインがついたほか、射撃武装を強化する専用アビリティ「ホウセンカ」を持っている。
しかし、残念ながら彼女の愛機であるシグーディープアームズは登場しない。
クロスレイズではきちんと愛機が登場する他、MSVキャラの中ではかなりの知名度を誇る為かプロフィール項目にて看板を飾っている。「ホウセンカ」も当然、内包している
スカウト登録するにはシグーディープアームズの開発が条件となっているのでシホを使いたければ狙って開発を進める必要がある。「オーバーワールド」に比べ使用条件が緩くなっているため、序盤のうちから登録も可能である。
他、『連合vs.Z.A.F.T.II PLUS』の「P.L.U.S.モード」のスティング・オークレーの協力ミッションにて、特定の条件を満たすと声無しNPC扱いではあるが何とシホがデスティニーガンダムに搭乗し敵機として登場する。
当ミッションは地球連合軍(ファントムペイン)視点のヘブンズベース攻略戦を再現したものだが、一部を除き基本的にプレイヤーキャラがシン・アスカ固定でミッションを攻略していくP.L.U.S.モードではシンが敵として登場する事は無い為、彼と名前の似ているシホがデスティニーのパイロットとして選ばれたのだと思われる(レイ及びルナは原作に準じた機体でそのまま敵として登場する)。
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