概要
ヘリオポリスで開発されていたGATーXシリーズの開発ノウハウを流用(一部盗用)して建造されたオーブ初のMS。
三機が建造され、二機がパーツ状態で製造されていた内の一機。
ナチュラルが操縦することを前提に開発された検証機で、フレームの色はオーブでナチュラル用の機体を表す赤。
ヘリオポリス崩壊に際してジャンク屋組合のロウ・ギュールによりブルーフレームとともに発見され、彼の愛機となる。
オーブは中立であるため地球連合とその同盟国も仮想的に入る為、対ビーム兵器を前提とした開発コンセプトとして機動力による回避、有利位置獲得による能動戦術を基本思想に徹底的な軽量化と機動力を支える機体剛性を狙って設計された。
また開発途上であったため、検証実験用に背面のバックパックをスライドさせ背面に追加装備が可能な機構や頭部のユニット交換が簡易なようにモジュール構造が採用されている。
作中では先んじてナチュラル単独の操縦機となったが、肝心のOSの完成度は制式量産型のM1アストレイに劣っているため、ロウは擬似人格コンピュータの「8」をシステムに繋げてサポートを受ける必要があった。
DESTENY ASTRAYのころにはナチュラル用OSの普及により8のフォローなしでも操縦可能になっていた様子。
ベースOSにも積極的に手を加えており、蘊・奥老人から伝授された剣術や、八極拳らしきデータなど、様々なモーションが書き込まれている。
5機のプロトアストレイの中でも原型を留めている方だが、内部は趣味人のロウが徹底的にチューンしているためかなり強化されており、趣味の領域でやっているため留まるところを知らず常に改修が行われている。
右腕はゴールドフレームとの初戦で失われており、以降はヘリオポリスで回収していたゴールドフレームの右腕を移植した状態となっている。
オプションに関しては150ガーベラやパワーローダーなど奇抜さで他のアストレイの追従を許さず、それらはほとんどロウが自作したもの。
ファンからは「赤枠」の愛称で呼ばれることも。
主武装・特殊攻撃
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門内蔵されたバルカン砲。
牽制に用いることもできる。
ビームライフル
プロトタイプアストレイシリーズ専用のもの。
エネルギー消費量が多く、ガーベラ・ストレートを入手して以降は使用頻度が減った。
ビームサーベル
連合製のものとほぼ同性能のもの(外観は刀の柄に似ている)。
ビームライフル以上にエネルギー消費が激しいため、こちらもガーベラ・ストレートを入手して以降は滅多に使用しなくなった。
対ビームシールド
ストライクなどが持つものと同形の盾。
装甲の薄いアストレイシリーズにとっては必需品ともいえるが、レッドフレームがガーベラストレートを両手で扱う関係か、そもそも非戦闘活動が主であるためか殆ど使わない。
ガーベラ・ストレート・タイガーピアス
左側腰部に装備されているMSサイズの日本刀。朽ちていた物をロウがサルベージしたデータを元に打ち直して修復した。
MSを一刀両断に出来るほどの切れ味を誇り、正しく扱えばビームをも容易く切り裂く。
ガイは一目見てその有用性に気づき、ロウを警戒していた。(ロウは自慢したかっただけだったが)
従来の実体剣のようにトップヘビー型の武装ではなく、最大限使いこなすためにはパイロット・機体の双方に術理に基づいた対策が必要となる。
そのため、OSのモーションパターンに日本剣術の達人である蘊・奥の体捌きが加えられ、機体にもその動きを行えるように関節やサーボアクチェーター等に調整がなされている。
ゴールドフレーム天との闘いでへし折られたがロウが再び打ち直し、更に強靭な刀身へと強化された。
後に蘊・奥のジンが装備していた兄弟刀、タイガーピアスも彼の死亡と共に所有するに至る。
また更に何本かロウによって製作されているのと、ロウ以外のコピー品とで本数が増加傾向にある。
光雷球
8曰くレッドフレームの新必殺技で、掌から放出されたビームサーベル用の荷電粒子を球状に固定し、そのまま相手に押しつけたり投げつけたりする。お手玉もできる。
実は偶然の産物で、
ジュリ・ウー・ニェンがレッドフレームを盗み出した際に傭兵と遭遇
↓
ガーベラ・ストレートを ソードストライクの主兵装「シュベルトゲベール」と勘違いして通電させようとする
↓
ロウがすんでのところでガーベラ・ストレートを手放させる
といった結果、偶然生み出された。
通常は目眩ましか牽制程度の威力しかないが、出力次第ではメインカメラくらいなら破壊することも可能。
無論正しい使い方ではないので下手をすると腕もろともにヒートエンドさせてしまうリスクがある。
バクゥヘッドサーベル
ロウがオークションで競り落とした「バクゥ戦術偵察型」の頭部を武器に転用したもの。
地球連合軍の新型MSのデータが残ったままになっていたためザフト軍の小隊に狙われ、戦闘後の回収を諦めざるを得なかったが、後に再び手に入れる事になる。
アストレイとジャンク屋組合
ヘリオポリスで建造されたプロトナンバーの中で民間、それもいちジャンク屋が使用している本機は同業者をはじめ、その活躍もあいまって次第に高い知名度を得ていく。
ユニウス条約締結後にリーアム・ガーフィールドを組合長に据えたジャンク屋組合が正式に発足すると、組合はD.S.S.D.や元オーブ所属の技術者らと提携してレイスタやシビリアンアストレイといった民生用(作業用)MSの製造を開始(オーブ解放作戦後にM1アストレイのジャンクパーツを多数譲渡されていたことも要因の一つ)。
あくまで非戦闘用という前提で、販売とレンタルが開始される。
特にシビリアンアストレイにおいてはリリースされたころには4機のプロトアストレイの知名度が浸透していたこともあり、外観をこれらに似せるカスタムが流行。
最初から4機のいずれかと同じフレームカラーでの製造受付や、外見を似せるための改造用キットの発売が組合からも積極的に行われ、ヒット商品となった。
※レッドフレームとの差異がカラーリングだけのグリーンフレームは、塗装キット(迷彩型紙付き)として発売された。
※改造用キットはあくまで外見だけのカスタムであり、各々がもつ驚異的な機能や性能までは当然ながら再現できない。
※なお、このキットを使用したことによるトラブル(正規軍から謂れなく攻撃された , 強奪にあった等)はすべて自己責任とされている。
映像作品では
TV放送当時はOP1「INVOKE」のワンカットのみ(サビ突入前のG兵器が次々と映し出されるシーンの最後の部分)で登場していた(HDリマスター版ではミゲル専用ジンとパイロットの英文リストに差し替えられている)。
後に店頭限定アニメとして映像化。
劇中では描写されていないが、この時に戦ったシグーディープアームズに乗っていたのはシホ・ハーネンフースであったとされる。
激闘の末にサブフライトシステムのグゥルを破壊したことで追撃から逃れた。
関連動画
バリエーション・追加装備
サルベージユニット
海中に沈んだレアメタルを回収するため、グーンの外装甲を再利用して作った即席の水中用装備。
上半身だけグーンの被り物をしたレッドフレームという異様な外観で、グーンの顔に当たる部分はキャノピー状に開けられ、中のレッドフレームの顔が透けて見える。
レッドフレームの上半身は覆いつくされているが、グーンの装甲の頭部と胸部にサーチライト、腕部に作業用マニピュレーター、背部に水中用の推進器、肩部には緊急浮上用のフロートが装備されている。
武装はガーベラ・ストレートを作業用マニピュレーターを用いて使用。
緊急時には背面の装備を残して装甲をパージすることもできる……が、タダでさえ装甲の少ないアストレイでは水圧に対する耐性は低く内部への浸水が起きる。
フライトユニット
オーブ軍MSのナチュラル用OS開発及び演習に協力したことと、アークエンジェルの補修を手伝ったお礼に貰ったM1アストレイのフライトユニットを改造したもの。
装備すると機動力が格段に向上し、さながらバッタのような挙動で回避行動をとることもできる。
航続距離を延長するため、ユニットの左右にプロペラントタンクを兼ねた大きな水平翼を追加で装備している。
短距離ではあるがフライトユニット単体での自立飛行も可能で、下部からグリップを展開してレッドフレームの片手でぶらさがったまま飛行することもできる。
店頭限定アニメ「ガンダムSEED ASTRAY RED FREAME」では、ただの翼に見せかけてプロペラントタンクをパージして相手にぶつけ、あえて破壊させて大爆発に巻き込ませたり、物陰に隠れた隙に分離したフライトユニットを囮にして不意を突くという戦法を披露していた。
パワーローダー
ジャスティスガンダムとミーティアのドッキングにヒントを得、150ガーベラストレートを振り回すために作り上げた大型作業機械。
上半身と下半身に分離可能で、それぞれがMS用の作業用オプションパーツとして使用できる。
しかしその巨体ゆえ、機動力はお察し。
パワードレッド
パワーローダー無しで150mガーベラを振るうために、ジャン・キャリーが開発したパワーシリンダーを搭載した通常のMSに比べ遥かに巨大な両腕に換装した形態。
単純な腕力も凄まじく、PS装甲を持つビルスーツを一撃で内部構造を破断させ行動不能に陥らせることが可能なパンチ「赤い一撃(レッドフレイム)」を放つ事もできる。
アストレイレッドドラゴン
上述したフライトユニットにカレトヴルッフを3基装備し、加えてこれらを制御するドライグヘッドを装備した形態。
表向きには隠された機能も多く、ある意味ではレッドフレーム改に次ぐトンデモ形態には違いない。
レッドドラゴニクス
アクタイオン・インダストリー社の技術主任ヴァレリオ・ヴァレリ(通称ダブルブイ)によって推進されるMS開発計画「オルタナティブ・プロジェクト」によって制作されたテスト機体。
ロウに無断で製造したレッドフレームの再生機を素体に、便宜上は工具であったカレトヴルッフを兵器として強化した《ネオカレトヴルッフ》を3基装備。
頬部に可動式アンテナを追加した《ネオドライグヘッド》とネオカレトヴルッフを運用する為に新設計されたバックパック《ネオバックパック》と脚部とリアスカートにサイドブースターが追加された。
パワー切れの恐れや機体バランスの悪さなど、一流のパイロットにしか務まらない機体になっている。
マーズジャケット
火星環境下での活動を可能とするための重装形態。
ゲルググを思わせる外観の追加パーツの装備や換装が施され、優れた堅牢性から単体での大気圏突入も可能。
また追加パーツはパージすることで、ガンダムタイプの外観をした軽装形態に移行することもできる。背面バインダーにはガーベラ・ストレートとタイガーピアスが格納されており軽装形態に変わる事で抜刀が可能となっている。
後にディアゴ・ローウェルに窃盗されるが返却され、事情を汲んだロウによって追加パーツはシビリアンアストレイへ移植され、譲られた。
この際に量産化に際し一部パーツの規格が変更されていたが、何故かそのパーツをストックしていたカイト・マディガンから部品を譲り受ける形で完成に漕ぎつける(なお、それが原因でカイトはコレクションを滅茶苦茶に破壊されるという悲惨な目にあった)。
レッドフレーム改
ネブラブリッツとの戦闘で破損したレッドフレームに、ライブラリアンとの交戦により修理予定だったターンデルタのパーツを組み込んで大幅改修を受けたレッドフレーム。
ガーベラ・ストレートはもちろん、タクティカルアームズⅡLとレッドフレーム(レプリカ)との交戦後に入手したタイガーピアスも装備。
いわゆる全乗せ装備であり、ロウが関わってきた技術の(当時の)集大成。
レッドフレーム(レプリカ)
ライブラリアンによって再生産されたレッドフレーム。
カーボンヒューマンとして復活した蘊・奥の専用機。
外見はノーマル状態のレッドフレームと変わらないが、パワーシリンダーを搭載している等、当時のレッドフレームの完全なコピー品。
主武装はタイガーピアスひと振りとビームサーベルのみという、潔すぎるもの。
戦国アストレイ頑駄無
TVアニメ『ガンダムビルドファイターズ』に登場したレッドフレームのガンプラ。
使用者はニルス・ニールセン。
レッドフレームを武者頑駄無の様な外観にカスタマイズし、とある武術を再現する武装を組み込んでいる。
レッドフレーム焔
ゲーム『ガンダムブレイカーモバイル』に登場したレッドフレームのガンプラ。
使用者はイチノセ・ユリ。
両腕部と背部にドラゴンガンダムの要素を組み込んでカスタムしている。
レッドフレームインバージョン
「ガンダムブレイカーバトローグ」に登場したレッドフレームのガンプラ。
AIは「機動戦士ガンダム00」のグラハム・エーカー(後にミスター・ブシドーへ変化)。
フライトユニット装備型の白い装甲を黒く塗装されており、ブシドー時代の搭乗機であるマスラオを彷彿とさせる。
立体物
ガンプラ
SEEDシリーズではストライク系やフリーダム系に並んで立体化にかなり恵まれている。
1/144はコレクションシリーズ、HG SEED、RGで、1/100はSEED 1/100、ハイレゾリューションモデルで展開された。そして1/60サイズのPGでも発売。
また、HG(旧HGのみ)、1/100、RG、PGのガーベラ・ストレートはランナーがシルバーメッキ成型となっているほか、MGはフルアーマー版の改の方が立体化されている(こちらもガーベラ・ストレートとタイガーピアスはシルバーメッキ)。
SDはBB戦士、SDEXスタンダード、SDガンダムフルカラーシリーズにラインナップ。
HG1/144は2003年にリリースされた素体版と2013年にリリースされたフライトユニット版が存在し、どちらも劇中で使用した装備が同梱されている。
サイズの小ささや内部フレームがそのまま装甲というデザインから、ポリキャップランナーも真っ赤。
前者は設定画と比べてマッシブな造形となっているが、後者は同時期にリリースされたブルーフレームセカンドLをベースにしているため劇中に近いデザインとなっており、フライトユニットとバクゥヘッドが収録されている。
なお、後者はポリキャップにPC-001Aを使用した新規造形だが、HGCEではなくHGSEED扱いとなっている。
また、レッドドラゴンは2022年10月8日にガンダムベース限定商品として登場。
こちらはフライトユニット版にカレトヴルッフを3個同梱したものだが、このカレトヴルッフはホビージャパンの付録を再録したものではなく完全新規造形。
※カレトヴルッフの接続ピンが付録版と異なる他、最低限の色分けがなされており、ドライグヘッド用のパーツがクリアー成型になっている。
なお、フライトユニット版の装備もそのまま付属しており、これ一つで2種類の形態を再現可能と、一粒で二度美味しい仕様(こちらもHGSEED扱い)。
RGはそのフレームの複雑な色分けを再現するため、アドバンスドMSジョイントが異例の赤白斑成型となっている(現在のKPS採用のRG方式なら再現はまず無理だったであろう)。
一部メッキを使用しているにもかかわらずガンダムやシャアザクと同価格となっているが、その代償か股関節の稼働が省略されており、エクシアほどではないにしろ膝を真上に上げる動き(フロントスカートが干渉する)は苦手。
インバージョンはプレミアムバンダイ限定商品として登場。
フライトユニット装備版のカラバリとなっている。
BB戦士は可動範囲が広く、ダイナミックなアクションを取らせることができる。(ただし、ガーベラ・ストレートがないので装備させる場合は他キットから流用必須)
SDEXスタンダードはBB戦士の特長に加えて、ガーベラ・ストレートやHGとの連動が追加されておりほぼアップデート版といえる。
SDガンダムフルカラーシリーズはガーベラ・ストレートを構えたポーズで収録されている。
※2023年現在は入手困難。
アクションフィギュア
MS IN ACTION、ネクスエッジスタイル、METAL BUILDで展開されている。
その他外部出演
スーパーロボット大戦シリーズ
初参戦はW 。
原作で省エネを目指して導入されたガーベラ・ストレートはゲーム中でもその特性を発揮しており、射程こそ短いものの高い威力と消費0、更にバリア貫通属性付きと、恐ろしく使い勝手の良い武器となっている。
ノーマル状態以外にフライトユニットやパワーローダー、パワードレッドに換装可能。
徐々に機体能力が上昇していくタイプの機体となっている。
ガンダムVSガンダムシリーズ
アストレイレッドフレーム
エクストリームバーサスより初参戦。
『アストレイレッドフレーム』名義での参戦、明記されていないがフライトユニット装備状態。コストは2000。
当初は通常のレッドフレームのみだったが、後にマキシブーストではレッドフレーム改とアストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)が、EXVS2XBではガンプラである戦国アストレイ頑駄無が参戦。
またロウのイラストはメディアミックス作品からの参戦なので、それぞれときた版・店頭限定アニメ版・戸田泰成版が機体ごとに変更されている(ただしエクバ2以降は全てアニメ版で統一された)。
エクバより実装されたEXバースト(通称:覚醒)に関連した特殊能力や、その間のみ使用可能なバーストアタックが早速搭載されている。
ガーベラ・ストレートは格闘で使用するのはもちろん、射撃CSでは投擲まで行う。
また、特殊格闘では肘打ち → 裏拳 → 掌底からの光雷球を叩き込む。
(一応)ビームライフルもあるが、使用時には足が止まる。その代わり特殊射撃で「居合い構え」という武装を持つ(これは風を切るエフェクトと共に高速移動、突進中に入力したボタン次第でジャンプ居合い斬りや膾斬りに派生する)。
ただし射撃武装の使い勝手が悪く、間合いをつめるまでが一苦労。
それに加えて相手の隙を突いて飛び込むチャンスを見極める眼も必要な玄人向け機体である。
しかしイザ懐に入り込めば多彩なコンボで大暴れ、それに加えて覚醒中はパワードレッド形態となり格闘ダメージがさらにアップという暴れっぷりから、ついたあだ名は火力お化け。
バーストアタックは150(ワン・フィフティ)ガーベラ。
何処からともなく取り出したあの150メートル日本刀振り下ろす(後に横なぎ払いと使い分けれるようになった)。
マキオン時代の2016年11月に行われたアップデートにて連射性能を落とす代わりに、ビームライフル使用時に足が止まらなくなった(連射は2XBで後メイン射撃で使用可能)。
そしてレッドフレームに新バーストアタックが追加された。既存機体に新技が追加されるのは(当時では)異例の事である。
アクションフィギュアシリーズMETALBUILDの販促を兼ねており、その新技とは『刀身が折れて無くなった150ガーベラの柄に仕込んだローエングリン砲から、爆風付きゲロビを発射する』という豪快なもの。
覚醒時の爆発力がウリのレッドフレームにこれでまた一つ警戒する要素ができたのであった(2XBでは格闘CSに変化)。
余談だが、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女』で150ガーベラの刀身が折れてしまうシーンよりも前にアナウンスされていたので、漫画組はちょっとしたネタバレを食らう羽目になった。
アストレイレッドフレーム改
マキブ稼働から新たに参戦。コストは2500。
興味があったから搭載した全部乗せを再現するかのように、
- 2段階まで貯めると刀をもう1本投げる射撃CS → ガーベラ・ストレート&タイガーピアス
- 発射された後、方向転換して相手を追尾するビーム → ヴォワチュールリュミエール
- オーラのようなものを発して周囲の敵をスタンさせる特殊射撃 → マガノイクタチ
と変則的な武装の数々をもつ。
タクティカルアームズはレバー入力で性能の異なる攻撃をSA付きで繰り出す特殊格闘、パワーシリンダーは格闘中に特殊格闘を入力時お見舞いする強烈なアッパー『赤い一撃(レッド・フレイム)』で使用する。
やはり射撃戦をしながら隙をついて強烈な格闘を打ち込むのが主戦法。
マガノイクタチ発生時には一部の宇宙世紀MSと違ってSAはないため迎撃用には使いにくいが、ブーストゲージ吸収効果があるので起き攻めコンボが狙いやすい。
万能機としてみると射撃は手数不足になりやすく、格闘機としてみると格闘コンボが長いといった弱点があるものの、特にタクティカルアームズや赤い一撃は1撃で250ダメを稼げる一撃一撃の重さが凄まじい。
バーストアタックはタクティカルアームズIIL【デルタフォーム】。
これは珍しい時限強化技。
機動力と格闘の伸びが強化・特殊格闘がダウンしにくくなるので、凄まじいコンボも可能となる。
『ピーキーになったX1改』と例えられることから分かる通り、使うときに一瞬だけ隙ができる武装が多いので単独で切り込むのには不向きだが、同じく前線で暴れられる機体と組んだときには高い爆発力を発揮するタイプ。
連携で追い詰めたところに手痛い一撃をたたきこみたい。
アストレイレッドフレーム(レッドドラゴン)
さらにDESTINY ASTRAY Rにて登場したアストレイレッドドラゴンが2015年5月のアップアップデートで緊急参戦(後にPS3版EXVSFBにもDLCとして参戦)。コストは改と同じく2500。
カレトヴルッフは格闘以外ではサブ射撃で前面に巨大なビームサーベルを神速レベルの発生で展開、当てた相手をスタンさせながら外側になぎ払う。
通常レッドフレーム同様、特殊射撃でミラージュコロイド粒子散布して急接近可能。
ジャンプ切りや鱠切り派生も可能だが、こちらはより飛び上がる高度が増し、鱠切りにはガーベラの刀身を盾にして射撃バリアが付く。
特殊格闘を当てるとポーズを取りつつリミッター解除する時限強化武装。強化中に再度特格を当てることで強化状態を維持できる。
その様々な派生をもつ突撃技とサブ射撃の巨大ビームサーベルで捕らえ、(建前上は工具の) カレトヴルッフで多彩な格闘コンボを決めていく脅威のガン攻め機体。
ただ流石に猛威を揮いすぎたのか、サブ射撃の巨大ビームサーベルの当たり判定を縮小させられる弱体化修正をほどこされてしまった…。
バーストアタックは2種。
1つは乱舞系のリミッター全開解除アタック&赤い衝撃。
乱舞の最後の「赤い衝撃」を放つ際にカレトヴルッフをパージするのだが、このときだけ機体の名前が『レッドドラゴン』ではなく『レッドフレーム』になるこだわりの仕様(これは演出扱いなので弱体化等々は無い。安心)。
もう1つは背部の2基と同時に照射ビームを放つカレトヴルッフ Gモード【最大出力】。
コンボに組み込んだりブッパしたりするなら手早く終わる後者だが、前者は使用時に必ずリミッター全開解除状態になり、なおかつ射程外での空振りでも発動するので出し切らないことを狙えばワンチャンの選択肢としては十分アリ。
関連タグ
ゴールドフレーム ブルーフレーム グリーンフレーム ミラージュフレーム
ブラックストライク:バクゥヘッドサーベルの元ネタ。