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プロトアストレイ

ぷろとあすとれい

機動戦士ガンダムSEEDの公式外伝『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズに登場するモビルスーツ「ガンダムアストレイ」のこと。
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機体データ編集

型式番号MBF-P0
全高17.53m
重量49.8t
装甲材質発泡金属装甲
動力源バッテリー

基本武装編集

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」

頭部に2門内蔵されている。

ビームライフル

プロトアストレイ専用のもの。

ビームサーベル

バックパックに2基装備している。

対ビームシールド

GAT-Xシリーズに使用されている物と同一デザインの盾。



概要編集

大西洋連邦のMS開発計画(GAT-X)の発注を受けていたモルゲンレーテ社が、無断でその技術を盗用して製作した5機のモビルスーツ。

とりわけストライクガンダムのアーキテクスチャーをベースとしており、人体的な駆動性能とフレーム構造の多くに共通性が見られる。


オーブの主力機動兵器=MBF(Main Battle Figure)の系列に連なる機体群であるが、最初期のP(Proto)シリーズ、プロトアストレイ5機はM1アストレイと並行して開発されていた技術試験機に位置する。モルゲンレーテ社は宇宙のヘリオポリスでこの機体を生産し、地上のオノゴロ島でM1アストレイを製造する事により短期間での戦力化に成功している。


GAT-Xシリーズの技術をフィードバックしているために携行型ビーム兵器は標準搭載し、ストライク譲りのフレーム構造によって当時のザフト主力機群を火力・運動性で圧倒する。また、ストライクとは異なるアプローチのバックパック換装システムを有しており、背部のスライド機構によって基本装備を保持したままの装備増設が可能となった。その一方でPS装甲だけは盗用出来なかったため、装甲をオーブの得意とする軽量でそこそこ強度のある発泡金属(空間装甲の概念が適用されるので実体弾にはPS装甲ほどではないがある程度耐性がある。)にし更に装甲そのものも最低限とすることで軽量化し、被弾を避けるというコンセプトを採用している。

そのためGAT-Xシリーズと比較してもフレーム露出度が上がっており、その薄膜処理部位に塗装を施す事で機体のコンセプトを識別する形となった(赤=ナチュラル用、青=局地戦用、金=要人向け特別仕様。他のカラーはこの法則に当てはまらない)。


製造地のコロニー・ヘリオポリスでは5機分がロールアウト。うちP-01~P-03までの3機が製造され、04と05は予備パーツとしてストックされる。だが、同地がザフトの襲来を受けたことと、オーブ本国の意向からプロトアストレイが破棄される運びとなったことからP-01を除いた機体はオーブ国外に流出している。

所有者により大幅な改造がされる例もありバリエーションは非常に多岐にわたる。


後にジャンク屋ギルドが民間用とし製作したレイスタシビリアンアストレイを改造しプロトシリーズのレプリカも出回っている。

(シビリアンアストレイは、一部パーツの交換で完全にプロトシリーズとの互換も可能)。


プロトアストレイ一覧編集

アストレイ ゴールドフレーム編集

1号機。フレーム色は金。

唯一正規の製造者、すなわちオーブの手に渡った機体だが、プラントからの脱出の際に、調整無しにX102用のバズーカを使用したことで、不具合が発生やむなく右腕を破棄している。


アストレイ レッドフレーム編集

2号機。フレーム色は赤。

ジャンク屋ロウ・ギュールの搭乗機となる。

MSサイズの日本刀「ガーベラストレート」を武器に戦うサムライ・モビルスーツである。

「SEED」本編には登場しない……が、オープニングにのみ客演している(HDリマスター版ではミゲル・アイマンジンに差し替えられている)。


アストレイ ブルーフレーム編集

3号機。フレーム色は青。

傭兵・叢雲劾(むらくも がい)の乗機となる。

各種オプション装備のテスト予定機であった名残からそのコンピュータには各種装備のデータが残されており、それを基に叢雲劾の手によっていくつかが実際に制作され使用された。


アストレイ グリーンフレーム編集

4号機。フレーム色は緑。本来のフレーム色は不明。

パーツ状態で回収されたものを組み上げたもので、フレーム色は迷彩目的の塗装の可能性もある。

当初は拳法家のバリー・ホーが搭乗していたが、後にゲリラの青年トロヤ・ノワレに譲渡された。

ビームライフルに2本のサーベルを装備した「ツインソードライフル」を装備。

パイロットサポートのためにストライクルージュに搭載された補助コンピュータの発展型が搭載されているのが特徴。


アストレイ ミラージュフレーム編集

5号機。フレーム色は紫。本来のフレーム色は不明。

パーツ状態で回収されたものを組み上げたて改造したもの。

ミラージュコロイドを用いて他の機体へ擬態(姿を変えるだけであり、機体性能自体は変わらない)出来る。

頭部・前腕部・脚部が前後反転して、異形の近接格闘形態「グラディエイターモード」へ変形するのが最大の特徴。

日本刀「天羽々斬(アメノハバキリ)」を装備する。


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ガンダムアストレイ

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