機体データ
概要
オーブが開発したプロトアストレイシリーズの4号機。
本機はヘリオポリス崩壊後にパーツ状態で行方不明となっていたが、経緯は不明ながら無事発見され、アメノミハシラ内のファクトリーでロウ・ギュールにより組み立てられた。
故郷である東アジアの村の窮状を知ったバリー・ホーがアメノミハシラのロンド・ミナ・サハクのもとへ相談に訪れた際、ロウから本機を譲り受ける。その後、バリーを師事し東アジア共和国第13密林保護区に潜伏する反政府ゲリラの青年トロヤ・ノワレに譲渡され、彼の乗機となった。
現状、他のアストレイと違って改修形態が存在せず、性能・外観共にノーマルなアストレイタイプの原型をそのまま保っている。数少ない特徴と言えばセンサー類の強化とオーブ製の教育人格型コンピューターをベースとした戦闘支援用AIの搭載、搭乗者(トロヤ)のために用意された複合兵装を装備している事くらいである。
特徴が薄い一方、素の状態に限定すれば比較的強く、戦闘支援AIの分析から戦闘中に“完璧な回避パターン”を構築する事が可能。当初はトロヤの未熟さばかりが目立っていたが、バリーやサーペントテールの指導、トロヤ本人の成長により、その真価を発揮するようになる。
トロヤ・ノワレ専用ガンダムアストレイ グリーンフレーム
トロヤの使用を想定してバリーがロウに発注した「ツインソードライフル」を装備した状態。事実上のトロヤ仕様であるため機体名にトロヤ専用という冠が付く。
ツインソードライフルとはビームライフルとビームサーベル発生基部2つ、グリップ付近の実体アックスからなるスライド式の複合兵装である。近~遠距離までこれ一つで対応可能だが、使いこなすには相当な技量がいる。
ただし、これを装備する頃にはバリーは……。
ツインソードライフルもその後の戦闘で破壊されている(修復されたかどうかは不明)ため、トロヤはバリー直伝の拳法を生かして素手で戦うことが多い。
トロヤ自身が心身ともに成長したこともあり、素手とはいえ戦闘能力はかなり侮れないものがあり、バリーの仇であるコーディネーター「スー」の操るケルベロスザクウォーリアとの戦闘では、相手を殺すことなく無力化している。
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
グリーンフレームはセンサーの強化で高い命中率を誇る。
ビームライフル
対ビームシールド
上記はプロトアストレイの記事を参照。
ツインソードライフル
ロウ・ギュールがグリーンフレーム専用に製造した武器。
遠近両面での戦闘を想定した複合武装で、銃身上下にスライド展開式のビームサーベル2基、銃尻に斧状の実体ブレードが設置されている。非使用時は腰部にマウントされる。