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アストレイゴールドフレーム

あすとれいごーるどふれーむ

『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するモビルスーツ(MS)、MBF-P03 アストレイ ゴールドフレーム。
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機体データ編集

型式番号MBF-P01
全高17.53m
重量49.8t
装甲材質発泡金属装甲
動力源バッテリー
所属オーブ連合首長国(サハク家)
パイロットロンド・ギナ・サハク

概要編集

オーブでスペシャル機を表す金色のフレームを持ち、本国からの処分命令を無視しロンド・ギナ・サハクが自らの野心の為に持ち去った機体。

最大の特徴は両腕の掌に増設された、連合MSと共通の武器接続プラグを有する点で、デュエルを初めとするG兵器等の専用ウェポンを、特別な手段なしで使用できるのが他のアストレイと異なる。

当初はアストレイ全機を運び出そうとしたが、ヘリオポリス襲撃が始まってしまい、ギナは先行して本機に乗り込み脱出路を切り開く為、レールバズーカ・ゲイボルグを使用するも整備不充分により右腕がバーストを起こしてしまう。機体への悪影響を防ぐ為に右腕は強制排除され、これを拾った事でロウ・ギュールはレッドフレームとブルーフレームの発見に至った。


武装編集

デュエルの携行装備として開発されていた電磁式バズーカをヘリオポリス襲撃に持ち出した物。地球連合規格のリニアキャノン方式を採っており、砲身と弾体が磁場によって接触せず加速する。この為か連射性には優れるのだが、破壊力ではザフト製レールガンに劣るので、バレルを長大化する事で加速力を稼いでいる。


バリエーション編集

アストレイゴールドフレーム天編集

ゴールドフレームを改修した機体。

アストレイゴールドフレーム天(未完成)編集

ゴールドフレームを改修途中(改修率70パーセント)で出撃した形態。

ゴールドフレーム天(完全体)編集

当初予定されていたゴールドフレームの完成型。


アストレイゴールドフレーム天ミナ編集

破損したゴールドフレーム天を改修・強化した機体。


アストレイゴールドフレーム天ハナ編集

ゴールドフレーム天ミナを改修した機体。ミナの後継者に風花・アジャーに選ばれた為この名に改められた。

アストレイゴールドフレーム天ハナ バージョン華編集

天ハナの本来の改修案で、風花の能力に合わせた設計がなされている。


アストレイゴールドフレームアマテラス編集

ゴールドフレーム天ハナを修復し、さらに改修した機体。


アストレイゴールドフレーム天ミナC編集

愛機を譲ったミナが新たな愛機として製造したゴールドフレーム天ミナ。


アストレイゴールドフレーム(再生機)編集

MS開発プロジェクト「オルタナティブ・プロジェクト」において、テストパイロットに雇われたカイト・マディガンの例外的な発注によって、アストレイ レッドドラゴニクスのノウハウを用いて、稼働当時の再現に止まらない改良が加えられ、復元された機体。

片腕状態の再現やジョイントパーツを用いて腕の代わりにシールドをマウントする機能も加えられた。

問題は主武装のレールバズーカ・ゲイボルグで、これはギナが勝手に持ち出したものでその設計データは失われていたが、カイトが一時協力していた組織極秘裏に再生産したものを持ち込んだことで解決。


立体物編集

ガンプラ編集

HG、RG、1/100、MG、BB戦士で発売。またコレクションシリーズも存在しており2003年3月28日発売の「機動戦士ガンダムSEED スペシャルプラモブック」の付録として販売された。


HGでは天ミナが一般、天と素体版がプレミアムバンダイ限定で発売。

天ミナは、黒いパーツがグロスインジェクションとなっており、塗装せずとも光沢の出る仕上がりとなっている。またトリケロス改を始めとしマガノイクタチやマガノシラホコ、ツムハノタチ、トツカノツルギなどの豊富な武器があり武器ギミックも再現されている。ただし、トリケロス改のランサーダートは取り外せないのでもし取り外したければRGを買うか、改造が必要。

天は、天ミナに改修されるにあたって置き換えられた脚部が新規造形となっている。

また、天ミナと同様黒いパーツはグロスインジェクションとなっている。なお、本商品の商品ページでは金色の部分にメッキが施されているが、実際には金色の成形色なので、買う際は勘違いしないように。

素体版は2003年発売のアストレイではなく2013年に発売されたアストレイレッドフレームフライトユニット装備の流用キットとなっている。新規パーツとしてゲイボルグと破損した右腕をパージした時を再現するパーツが付属する。また本商品も天同様、商品ページでは金色の部分にメッキが施されているが、実際には金色の成形色なので、買う際は勘違いしないように。


RGでは、天ミナが一般、素体版と天、天ハナがプレミアムバンダイ限定で発売。

ただし、発売順ではRGレッドフレームを流用した素体版の方が天ミナより早く出ている。

天ミナは、RGということもあり細やかな色分けが再現されている。また、HGでは付属しなかったオオツキノカガミとビームシールドエフェクトが付属する

HGと同様にグロスインジェクションのパーツも使われているが、通常の成形色のパーツと組み合わせて使われており、非常に情報量が多い仕上がりになっている。

そして、RG天ミナは今までRGブランドで行われてきたガンダムフェイスのへの字スリット開口を廃止。これにより、顔の造形のスタイリッシュさが格段に向上し、今まであった開口の影響で頭部のバランスが崩れてしまう問題点を改善した。(最初からしなければよかったは禁句。)

これ以降のRGブランドではへの字スリットの開口は行われなくなり、RGブランドのクオリティが目に見えて向上した

素体版は、レッドフレームの流用キットのため本体には大きな違いはない。

新規造形としてRG準拠のディテールのゲイボルグと右腕パージ時の肩部パーツ、ギナのパイロットフィギュアが付属する。

天は、HGと同様に新規造形の脚部が付属する以外にも新規造形のトリケロスが付属し、天(未完成)を選択式で組めるようになっている。また、地味にミナのパイロットフィギュアがギナに置き換わっている。

天ハナは、天ミナのカラーバリエーションだが、専用のリアリスティックデカールが付属する。


1/100では、天ミナと素体版が発売。

天ミナは、マガノイクタチを含め大部分が新規造形となっている他、金色の部分が金メッキとなっている。流石に2006年発売であるため、合わせ目が大部分に出たり作りが古かったりするが、各種武装やギミックも再現されており、元の1/100アストレイレッドフレームも優秀なキットであることも相まって、現在から見ても見劣りしない程度には優秀である

また、設定が固まっていなかったのか内容品は天ミナであるにもかかわらず商品名は「1/100 ガンダムアストレイ ゴールドフレームアマツ」となっている。

素体版は、通常版と「シースリー&ホビーエキスポ キャラホビ2004」で販売された限定版の2種が存在する。通常版には新規パーツとしてゲイボルグと右腕パージ時の肩部パーツが付属。またランナーの関係でガーベラ・ストレートも付属する。(ただしメッキ処理はされていない)また、天ミナなどと比べてメッキが非常に濃くなっているそのせいか天ミナより値段が高い

ただし、ランナーの都合上頭部の赤い部分も金メッキが施されてしまっている。一応、赤いシールを上から貼る措置はなされているが、それでも補完しきれていない。

限定版は、ゲイボルグや右腕パージ時の肩部パーツが付属しないが、その代わり頭部の部分が赤い部分がしっかりと赤いため、設定上こちらの方が正しい。地味におまけのガーベラ・ストレートにもメッキ処理が施されている。また、メッキが通常版より濃くはなく天ミナと同じぐらいである。


MGは意外にも一般販売はされておらず、イベント限定品として「MG 1/100 ガンダムアストレイ ゴールドフレーム[スペシャルコーティング]」が発売されただけである。

ただしイベント限定品であるため新規パーツはなく、素体はプレミアムバンダイ限定MGレッドフレームの流用、ゲイボルグは1/100ゴールドフレームの流用、また素体版ゴールドフレームによくある右腕パージ時の肩部パーツなども付属しない。

またイベント限定品であるため再販の可能性がかなり低く、ガンダムベースでも一時期販売されていたが、入手難度はアストレイ系MGキットの中でも屈指の高さ

ただし、腐ってもスペシャルコーティング仕様、金色の部分は金メッキ、白や赤のパーツはパール成形に専用の水転写デカールが付属し、MGのディテールも相まって高級感はある。


BB戦士では、レッドフレームの流用キットとして発売。

全身の至る所にメッキが施されており、価格も定価1000円となっている。


完成品フィギュア編集

SDガンダムフルカラーにて天と天ミナ、SDガンダムフルカラーカスタムではゴールドフレームと天ミナがラインナップされている。


またネクスエッジスタイルでは天がラインナップ。

金色の部分がメタリック塗装されており、スタイリッシュな造形も相まってかなりかっこよくまとまっている。またMETAL BUILDのトリケロス改の下部分を取り外して手に持たせるられるオリジナルギミックも搭載している。


METAL BUILDでは天ミナ-天空の宣言-、天ハナ バージョン華、天ミナ(天空の皇女ver)、ゴールドフレーム(オルタナティブストライクver)がラインナップ。

どれもオリジナルデザイナーの阿久津潤一氏によって監修とアレンジされている。

天ミナ-天空の宣言-は、電解メッキのダイキャストパーツに黒のグロス成形と非常に高級感ある仕上がりとなっている。

天ハナは天ミナのカラバリだが、専用武装のアメノムラクモノツルギが新規造形で付属する

天ミナ(天空の皇女ver)は、実質天ミナCであり各部が新規造形となっている。また通常の天ミナでは、グロス成形だった部分が艶消しの黒になっているため、かなり印象が違って見える。

ゴールドフレームはレッドフレームのカラバリだが、脚部がレッドドラゴニクスのものに置き換わっており、レッドフレームやブルーフレームと比較すると少し細めになっている。いつもの例に漏れずゲイボルグや右腕パージ時の肩部パーツも付属する。また、オルタナティブストライクverなのでストライカーパックを接続させることが可能。


余談編集

上記のゲイボルグ使用による右腕パージは実は、デュエルガンダムガンプラにゲイボルグが実装されているのに、アニメでは使用されていない矛盾を解消する為である。


順を追って説明すると、


1、ゴールドフレームの右腕は、物語冒頭から喪失する事が確定されていた

2、デュエルガンダムにゲイボルグがあるが、アニメで使用する予定がなかった(?)

3、2つの事案を擦り合わせて、上記の経緯が誕生した


が真相である。



ついでに、ブリッツガンダムの右腕移植は初期から決定していた為、アニメスタッフに「ブリッツの右腕は外伝で使うから、必ず最初の一撃で切り落として下さい」(原文)と指示をしていた事実が、機動戦士ガンダムSEEDASTRAYリマスターエディション5巻巻末の座談会にて明らかになった。


関連タグ編集

機動戦士ガンダムSEEDASTRAY

ロンド・ギナ・サハク

アストレイゴールドフレーム天 アストレイゴールドフレーム天ミナ

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