概要
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの公式外伝。アストレイシリーズの第1作。
本編と同一世界観、時間軸であるものの、その舞台裏で何が起こっていたのかをロウ・ギュール等『ジャンク屋』視点と叢雲劾率いる傭兵部隊『サーペントテール』視点で描かれているが、何気に本編とクロスオーバー兼ミッシングリンクが成されている。
ときた洸一氏の月刊ガンダムエース連載版の他、戸田泰弘氏の月刊少年エース連載版の『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R』、電撃ホビーマガジン連載版の『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』がある。
ジャンク屋サイドとサーペントテールサイドを描いた約5分程度の店頭プロモーション用のOVAが2本製作された(現在は『STARGAZER』のDVDに映像特典として収録されている)
登場人物
ジャンク屋組合
サーペントテール
オーブ連合首長国
その他
メカニック
ASTRAYシリーズ一覧
登場順 | 作品名 | 掲載誌 |
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1 | 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY |
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2 | 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R |
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3 | 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B |
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4 | 機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY |
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5 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY |
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6 | 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY |
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7 | 機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYS |
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8 | 機動戦士ガンダムSEED VS ASTRAY |
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9 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY R |
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10 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B |
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11 | 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女 |
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12(※2) | 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ASTRAY |
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※:2024年9月時点の最新作。
ASTRAYシリーズに対する評価とその変遷
公式外伝と銘打っているように、当初は『SEED』本編との設定を擦り合わせつつ、物語の裏方・裏側の闘争としての作品となっており、シリーズ初期は現在でも評価が高い。
一方で『SEED DESTINY』本編や主要キャラに対する批判が多くなった後にいわゆる「叩き棒」として持ち上げられていたことも事実である。
そうしたことから人気があった一方で「作者サイドもそういう声を真に受けて本編を踏み台にしていないか」という声が徐々に高まってきた。
この中でも作者の千葉氏がSEEDシリーズの設定担当との対談で「CE世界最強のパイロットは叢雲劾」と発言したことは批判の槍玉としてよく挙げられている(直後に森田氏に訂正を求められて撤回はしている)。
さらにはシリーズが続いた弊害でもあるが、明らかに一介のジャンク屋や傭兵たちに過ぎた兵器が集まっている。
中には「CEの根本設定を理解していないのではないか」と疑問視される機体も現れた。
『VS ASTRAY』のカーボンヒューマンに関しても当時から現在に至るまで批判が集まっている。
『SEED FREEDOM』である人物にカーボンヒューマン疑惑がかけられた際は一部のファンが逆輸入と喜んだが、これは小説版で否定されている。
総じてSEEDシリーズの賛否の激しさと内外のファンとアンチの争いの火種となった作品であり、本編との剥離だけではなく長期シリーズとなった弊害で増えた設定の矛盾もあり、当時ほどの人気を失ってしまっているのが現状である。
関連項目
機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEEDDESTINY
機動戦士ガンダムSEEDC.E.73STARGAZER 機動戦士ガンダムSEEDMSV