概要
CV:中井和哉
元は廃棄された無人コロニー群を転々とする放浪の武道家にして、ナチュラルでありながらコーディネイターを素手で倒す強さを持つと、SEED世界では既におかしい経歴を持つ人物。
偶然C.E.71年のオーブ解放作戦に巻き込まれ、クサナギに収容されてパイロットとなったが、過去にMSに触れた経歴もないのに、「神無」のマーキングがされたM1Aアストレイを駆り、僅か2ヶ月でエースパイロットに上り詰める。付いた異名は「拳神」。
ここまでならガンダム世界ではよくいるエースパイロットであるが、彼の真価はそんなものではない!。
C.E.のガンダムファイター
彼の場合は何と「気」が使用でき、生身どころかMSでの戦闘も殆ど徒手空拳で行う。しかもMSに乗ったまま機体にそれを纏わせたり、発勁でPS装甲ごと敵MSを破壊したりしている(そもそもSEED世界のMSは普通、素手で相手を殴る様には想定されていない)。
明らかに登場する世界観を間違えている!
他にも南アメリカ独立戦争の折には、史上初の「核動力搭載型量産機」を目指して試作されたザク量産試作型を、民生用MSであるレイスタで危機を乗り切る。
更に、南アメリカ側として搭乗していたストライクダガーが大破した際に、乗機のコックピットから目の前に居たダガーLの頭部まで跳躍し、そのまま蹴りで頭部カメラを破壊。18m近い高さから難なく着地し、人間なら簡単にひき肉になるであろう105ダガーの12.5mm対人機関銃を喰らっても、文字通りかすり傷程度の軽傷で済んでいる。
こんな事態はスーパーコーディネイターや強化人間だって無理である。完全にGガンダムのガンダムファイターの所業である。
そんな彼も東アジア共和国でのゲリラ活動中の、戦闘用に生み出されたコーディネイター「スー」との戦いにおいて、スーの化け物じみた身体能力と学習能力の前に戦死してしまうと、SEED MSV出身者で明確に死亡した稀有な人物である(正直、ファンにとってはありがたくもないが……。尚、他に死亡した人物にプレア・レヴェリーや蘊・奥などが居るが、両者は後にカーボンヒューマンとして復活した)。