概要
『機動戦士ガンダムSEED_FRAME_ASTRAYS』で初登場。その名は中国語で「死」を意味する。
民間軍事会社(PMC)に所属する中性的な傭兵であり、仮面で素顔を隠している事から「沈黙の仮面」の異名を持つ。
その正体は民間軍事会社が開発した戦闘用コーディネイターであり、多くのコーディネイターの遺伝子サンプルを使用した上に肉体そのものにも大幅な改造を施された事で同じ戦闘用コーディネイターである叢雲劾やソキウスとは一線を画す能力を持つが、高い能力と引き換えに人間らしい感情を失っている。
乗機はケルベロスウィザードを装備した漆黒のザクウォーリア。
人物像
感情表現が乏しいものの、実は戦闘を快楽として捉える戦闘狂でもあり、戦場では死神のごとく敵味方問わず目の前の相手を蹂躙するために同僚のレオンズ・グレイブスからは「野放しにしたら大変な事になる」と危険視されている。
MS戦だけでなく、生身の戦闘も一流で作中では相手の格闘術を一目見ただけで習得した上で手刀で人体を貫いたり、ワイヤーリフトを使わずに超人的な脚力によるジャンプでモビルスーツに飛び乗ったりする等、規格外の身体能力と学習能力を披露していた。
作中の活躍
ザフトの協力者として民間軍事会社から派遣され、白兵戦でエースパイロットのバリー・ホーを殺害し、彼が披露した格闘技術を短時間で習得していた。
その後、ルカス・オドネルの勧誘によってザフトを離反して第四軍につくが、ライゴウガンダムを強奪させるための捨て駒として利用されただけに過ぎず、最終的に戦場で置き去りにされてしまう。
クライマックスではバリーの弟子であるトロヤ・ノワレが搭乗するグリーンフレームと交戦した末に彼が持つ「守るための力」に敗北。
復讐ではなく守るために挑んだトロヤは師匠の仇とも言えるスーを恨む事なく己の信念を語り、「守るための力」に興味を抱いたスーは何かを悟ったような表情を浮かべながらフェードアウトした。
トロヤが不殺主義に撤していた事から少なくとも敗北後も存命していると思われるが、トロヤが次作で再登場したのに対し、スーは存在すら触れられずに再び姿を現す事はなかった。
関連タグ
機動戦士ガンダムSEEDASTRAY 機動戦士ガンダムSEED_FRAME_ASTRAYS 戦闘用コーディネイター 一族(ASTRAY)
スカウト0984:こちらもASTRAYシリーズに登場した仮面の男。
???:ある意味では似た者同士。※ネタバレ注意